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敬語

二重敬語の一覧と言い換え
型で見分けて、重ねる前の形に戻す

結論から言うと、二重敬語は「一つの語に、同じ種類の敬語を二回重ねた言い方」で、直し方は「重ねる前の形に戻す」だけです。「ご覧になられる」→「ご覧になる」、「おっしゃられる」→「おっしゃる」、「拝見させていただく」→「拝見する」。重ねる前の形で十分に丁寧なので、取引先や上司にもそのまま使えます。迷ったときの一文は「お送りした資料は、ご覧いただけましたか。」。ただし「お召し上がりになる」「お見えになる」「お伺いする」は、文化審議会答申「敬語の指針」が習慣として定着している例に挙げているので、使っても構いません。このページでは、型ごとの一覧表(尊敬語の重ね・謙譲語の重ね・敬称の重ね)、使ってよい例外、敬語連結の可否、送信前のチェックリスト、場面別のメール例文をまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約13分PRODUCER AGENT 編集部

結論

文化審議会答申「敬語の指針」(平成19年)は、二重敬語を「一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったもの」と説明し、例として「お読みになられる」(「お読みになる」にさらに尊敬語の「……れる」を加えたもの)を挙げています。そのうえで「一般に適切ではないとされている」としつつ、「語によっては,習慣として定着しているものもある」としています。

まず結論:二重敬語の直し方早見表

よく見る二重敬語すぐ使える正しい形
ご覧になられましたかご覧になりましたか/ご覧いただけましたか
おっしゃられたおっしゃった
お越しになられるお越しになる/いらっしゃる
お帰りになられましたお帰りになりました
召し上がられる召し上がる/お召し上がりになる
拝見させていただきます拝見します/拝見いたします
お伺いさせていただきます伺います/お伺いします
◯◯部長様◯◯部長/部長の◯◯様

Point

直し方のこつは一つです。敬語になっている部分(ご覧になる・おっしゃる・拝見する など)を見つけたら、その後ろに「れる・られる」「させていただく」を足さない。それだけで、ほとんどの二重敬語は消えます。

二重敬語とは? なぜ避けたほうがよいのか

敬語には、相手を立てる尊敬語(おっしゃる・ご覧になる など)と、自分側から相手に向かう行為を低めて相手を立てる謙譲語(申し上げる・拝見する など)があります。二重敬語は、すでに敬語になっている語に、同じ向きの敬語をもう一度重ねた形です。

たとえば「ご覧になる」はそれだけで「見る」の尊敬語です。そこに尊敬の「〜れる」を加えた「ご覧になられる」は、同じ働きを二回重ねていることになります。意味は通じますが、くどい、敬語に慣れていないと受け取る人もいます。丁寧にしたつもりが逆効果になりやすいので、ビジネスメールでは重ねる前の形を使います。

「同じ種類の」という点も大事です。「敬語の指針」は謙譲語を謙譲語Ⅰ(伺う・拝見する など、向かう先の人を立てる)と謙譲語Ⅱ(参る・いたす など、話の相手に丁重に述べる)に分け、両者を異なる種類の敬語としています。そのため「拝見いたします」(拝見する+いたす)は、同じ種類を重ねた形には当たりません。

二重敬語の型は3つ

  1. 01

    型1 尊敬語+「れる・られる」

    「ご覧になる」「おっしゃる」「召し上がる」「いらっしゃる」など、すでに尊敬語の語に「れる・られる」を足した形。「お(ご)〜になる」+「られる」もここに入ります。一覧の中でいちばん数が多い型です。

  2. 02

    型2 謙譲語+「させていただく」

    「拝見する」「伺う」「拝読する」「頂戴する」など、すでに謙譲語の語に「させていただく」を足した形。「敬語の指針」が二重敬語の例として挙げている形ではなく見方は分かれますが、へりくだりが重なってくどいと感じる人もいます。

  3. 03

    型3 敬称の重ね

    「部長」「社長」のような役職名に「様」を足した「部長様」や、「御中」と個人名の「様」を一緒に書く形。語の敬語ではありませんが、敬意を表す言葉が重なる点で同じ注意が要ります。

注意

「ご説明される」「ご利用される」は二重敬語とは別の誤りです。「敬語の指針」は、この「ご……される」の形を「本来,尊敬語の適切な形ではないとされている」と説明しています。相手の動作には「ご説明になる」「説明なさる」「ご利用になる」を使います。

二重敬語の一覧表(型1:尊敬語の重ね)

二重敬語元の動詞正しい形メールでの一文
ご覧になられる見るご覧になる資料はご覧になりましたか。
おっしゃられる言うおっしゃる◯◯様がおっしゃったとおりです。
お越しになられる来るお越しになる/いらっしゃる何時ごろお越しになりますか。
いらっしゃられるいる・来るいらっしゃる当日は会場にいらっしゃいますか。
お見えになられる来るお見えになる◯◯様がお見えになりました。
お帰りになられる帰るお帰りになる◯◯様は、もうお帰りになりましたか。
召し上がられる食べる召し上がる冷めないうちに召し上がってください。
なさられるするなさるご判断は、どのようになさいますか。
お読みになられる読むお読みになるお読みになった感想をお聞かせください。
お会いになられる会うお会いになる先方の担当者にはお会いになりましたか。
お聞きになられる聞くお聞きになるこの件は、すでにお聞きになっていますか。
お考えになられる考えるお考えになるどのようにお考えになりますか。
お決めになられる決めるお決めになる日程をお決めになりましたら、お知らせください。
お待ちになられる待つお待ちになるお待ちになる間、こちらの資料をご覧ください。
お戻りになられる戻るお戻りになる何時ごろお戻りになりますか。
お休みになられる休むお休みになるゆっくりお休みになってください。
お求めになられる買うお求めになるお求めになった商品の控えです。
ご利用になられる利用するご利用になるご利用になる日をお知らせください。
ご出席になられる出席するご出席になる総会にはご出席になりますか。
ご希望になられる希望するご希望になる変更をご希望になる場合は、前日までにお知らせください。
ご記入になられる記入するご記入になるご記入になった用紙をご返送ください。

「〜になる」で終わる尊敬語には、後ろに「れる・られる」を付けません。「〜になりましたか」「〜になりますか」で文を終えると覚えておくと、書いている途中で気づけます。

二重敬語の一覧表(型2:謙譲語+させていただく)

重なった言い方元の動詞すっきりした形メールでの一文
拝見させていただく見る拝見する/拝見いたす企画書を拝見しました。
拝読させていただく読む拝読するご著書を拝読しました。
拝聴させていただく聞く拝聴するご講演を拝聴しました。
拝借させていただく借りる拝借する会議室の机を拝借してもよろしいでしょうか。
お伺いさせていただく行く・聞く伺う/お伺いする明日◯時に伺います。
伺わせていただく行く・聞く伺うご都合を伺えますでしょうか。
頂戴させていただくもらう頂戴するお名刺を頂戴しました。

注意

「拝見」「拝読」「伺う」の使い分けは個別の記事にまとめています。「拝見」「拝受」の意味と使い分け、「伺う」「参る」の違い、「おっしゃる」「申す」の違いを参照してください。「させていただく」そのものの使い方は「させていただく」の使い方にあります。

二重敬語の一覧表(型3:敬称の重ね)

重なった書き方気になる点直し方
◯◯部長様役職名そのものに敬意が含まれ、「様」と重なるとくどいと感じる人もいる◯◯部長/営業部長 ◯◯様
◯◯社長様同上◯◯社長/代表取締役 ◯◯様
株式会社◯◯御中 ◯◯様「御中」は組織あての書き方で、個人名と一緒に使わない株式会社◯◯ ◯◯様
関係者各位様「各位」に「様」を重ねている関係者各位

「敬語の指針」は、氏名がわかっている相手に「御中」を付けた「◯◯中学校 山田一郎先生御中」を不適切な書き方の例に挙げ、「御中」は具体的な人ではなく組織や機関の中の関係者にあてる脇付けだと説明しています。会社あてなら「御中」、担当者の名前がわかるなら「様」と、どちらか一方にします。

使っても問題ない二重敬語(定着している例)

言い方根拠メールでの選び方
お召し上がりになる「敬語の指針」が、習慣として定着している二重敬語(尊敬語)の例に挙げている使える。「召し上がる」でもよい
お見えになる同じく、定着している例(尊敬語)に挙がっている使える。「いらっしゃる」でもよい
お伺いする同じく、定着している例(謙譲語Ⅰ)に挙がっている使える。気にする相手には「伺います」
お伺いいたす同じく、定着している例(謙譲語Ⅰ)に挙がっている使える。「お伺いいたします」
お伺い申し上げる同じく、定着している例(謙譲語Ⅰ)に挙がっている改まった文書向き
拝見いたす「拝見する」(謙譲語Ⅰ)と「いたす」(謙譲語Ⅱ)は異なる種類なので、同じ種類の重ねに当たらない使える。「拝見いたしました」

注意

定着している形も、使わなければならないわけではありません。迷ったら重ねる前の短い形を選べば、誰に対しても失礼にはなりません。

敬語連結とは? 二重敬語との違いと注意点

「敬語の指針」は、二つ以上の語をそれぞれ敬語にして「て」でつないだものを「敬語連結」と呼び、二重敬語には当たらないとしています。そのうえで、多少の冗長感が出る場合もあるが、個々の敬語の使い方が適切で、結び付きに意味的な不合理がない限りは、基本的に許容されるとしています。

言い方つないでいる語判定
お読みになっていらっしゃる読む(尊敬語)+いる(尊敬語)許容される(指針の例)
お読みになってくださる読む(尊敬語)+くれる(尊敬語)許容される(指針の例)
お読みになっていただく読む(尊敬語)+もらう(謙譲語Ⅰ)。立てる対象が同じ許容される(指針の例)
ご案内してさしあげる案内する(謙譲語Ⅰ)+あげる(謙譲語Ⅰ)許容される(指針の例)
(先生が私の家に)伺ってくださる/伺っていただく相手が訪ねる行為を謙譲語Ⅰの「伺う」で述べ、訪ね先の自分を立ててしまう不適切(指針の例)
(窓口で)伺ってください相手が尋ねる行為に「伺う」を使い、窓口を立ててしまう不適切(指針の例)

Point

敬語連結で間違えやすいのは「相手の行為に謙譲語を使う」パターンです。「担当者に伺ってください」ではなく「担当者にお尋ねください」「担当者にお聞きください」とします。なお「敬語の指針」は、訪ね先が立てるべき人の場合(「田中さんが先生のところに伺ってくださいました」など)は問題のない使い方になるとも注記しています。

送信前の二重敬語チェックリスト

  • 「ご覧になられ」「おっしゃられ」「いらっしゃられ」の文字列がないか(検索で探せる)
  • 「〜になられ」が残っていないか(「〜になり」に直す)
  • 「拝見させて」「拝読させて」「伺わせて」「頂戴させて」がないか
  • 「ご〜される」(ご説明される・ご利用される)を相手の動作に使っていないか
  • 役職名に「様」を重ねていないか(◯◯部長様)
  • 宛名で「御中」と「様」を一緒に使っていないか
  • 相手の行為に「伺う」「参る」「申す」を使っていないか
  • 一文に敬語を三つ以上詰め込んでいないか(二つまでで十分伝わる)

メールソフトの検索で「られ」「させていただ」を探すと、ほとんどの重なりは送信前に見つかります。

丁寧さを上げたいときの言い換え(重ねずに格上げする)

伝えたいこと改まった言い方丁寧な言い方社内の同僚・後輩に
相手に見てもらうお目通しいただけますと幸いですご覧いただけますか見てもらえますか
相手が見たかを確かめるお目通しいただけましたでしょうかご覧いただけましたか見てくれましたか
相手の発言を引く◯◯様からお話しいただいた件◯◯様がおっしゃった件◯◯さんが言っていた件
相手が来るお越しいただくいらっしゃる/お越しになる来る
相手が食べるお召し上がりください召し上がってください食べてください
自分が見た拝見いたしました拝見しました見ました
自分が読んだ拝読いたしました拝読しました読みました
自分が訪ねるお伺いいたします伺います行きます
自分がもらう頂戴いたしましたいただきましたもらいました

丁寧さを上げたいときは、敬語を重ねるのではなく、文の形を変えるのがこつです。「ご覧になられましたか」と重ねる代わりに「ご覧いただけましたか」と「いただく」の形にする、謙譲語なら「拝見しました」を「拝見いたしました」にする、といった方法で自然に丁寧さが増します。資料を読んでもらうお願いは「ご一読」「ご高覧」の使い方も参考にしてください。

場面別のメール例文

送った資料を見てもらえたか確かめる

件名:◯◯のお見積書について

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日にお送りしたお見積書は、ご覧いただけましたか。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

相手の発言を引いて、対応を伝える

件名:Re: ◯◯の納品日について

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日のお打ち合わせで◯◯様がおっしゃったとおり、納品日を◯月◯日(◯)に変更いたしました。
変更後の工程表を添付しておりますので、ご確認ください。

来社の予定を確かめる

件名:◯月◯日のお打ち合わせについて

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日(◯)のお打ち合わせについて、確認のためご連絡いたしました。
当日は◯◯様と◯◯様のお二人でお越しになると伺っておりますが、お変わりはございませんか。
受付には、お二人のお名前を伝えておきます。

受け取った企画書を読んだと伝える

件名:Re: ◯◯の企画書

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
企画書をお送りいただき、ありがとうございます。さっそく拝読しました。
◯◯の進め方について、二点ほど確かめたいことがございますので、別途ご連絡いたします。

訪問の日時を伝える

件名:◯月◯日のご訪問について

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご相談の件、◯月◯日(◯)◯時に貴社へ伺います。
当日は担当の◯◯と二名で参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

名刺や資料を受け取ったお礼

件名:本日のお礼

株式会社◯◯
営業部長 ◯◯様

本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました。株式会社△△の□□です。
お名刺とあわせて、貴社の事例資料も頂戴しました。社内で共有し、次回のご提案に生かします。
今後ともよろしくお願いいたします。

日程を決めてもらうお願い

件名:次回お打ち合わせの日程について

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
次回のお打ち合わせについて、下記の候補からご都合のよい日時をお選びください。
・◯月◯日(◯)◯時〜
・◯月◯日(◯)◯時〜
お決めになりましたら、このメールにご返信いただけますと幸いです。

懇親会の案内で、食事を勧める

件名:◯◯懇親会のご案内

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日(◯)の説明会のあと、同じ会場で簡単な懇親会を予定しております。
軽食をご用意しておりますので、お時間がございましたら、ぜひ召し上がっていってください。

問い合わせ先を案内する

件名:Re: 請求書の再発行について

◯◯様

お問い合わせいただき、ありがとうございます。株式会社△△の□□です。
請求書の再発行は経理担当が承っております。
恐れ入りますが、経理担当の◯◯(メール:◯◯)へ直接お問い合わせください。

取引先の発言を上司に報告する(社内)

件名:◯◯社との打ち合わせの報告

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
本日の◯◯社との打ち合わせについてご報告します。
先方の◯◯様は、◯◯の仕様を来月までに決めたいとおっしゃっていました。
詳しくは議事録を共有フォルダに置きましたので、ご覧ください。

よくある失敗と直し方

書きがちな言い方気になる点直し方
資料はご覧になられましたか「ご覧になる」に「〜れる」が重なる資料はご覧いただけましたか
◯◯様がお越しになられました「お越しになる」に「〜れる」が重なる◯◯様がお越しになりました
部長がおっしゃられたとおり「おっしゃる」に「〜れる」が重なる部長がおっしゃったとおり
企画書を拝見させていただきましたへりくだりが重なり、くどいと感じる人もいる企画書を拝見しました
明日お伺いさせていただきます「伺う」に重ねすぎている明日伺います/明日お伺いします
詳しくは担当者に伺ってください相手の行為に謙譲語の「伺う」を使っている詳しくは担当者にお尋ねください
本件は部長がご説明されます(社内)「ご……される」は本来の尊敬語の形ではないとされる部長がご説明になります/部長が説明なさいます
◯◯部長様役職名と「様」が重なる◯◯部長/営業部長 ◯◯様
二重敬語を恐れて「見ましたか」と書く直しすぎて敬語が抜け、取引先には素っ気なく見えるご覧になりましたか/ご覧いただけましたか

相手や部下の二重敬語に気づいたとき

相手のメールに二重敬語があっても、指摘する必要はありません。意味は通じているので、こちらは普段どおり、重ねない形で返せば十分です。

後輩や部下のメールを確認するときは、「間違い」と言い切るより、短い形でも十分丁寧だと伝えるほうが受け入れられやすくなります。

◯◯さん

お疲れさまです。□□です。
メールの下書き、確認しました。内容はこのままで大丈夫です。
一点だけ、「ご覧になられましたか」は「ご覧いただけましたか」で十分丁寧なので、そちらに直してから送ってください。

この記事の要点

  • 二重敬語は一つの語に同じ種類の敬語を重ねた言い方。直し方は重ねる前の形に戻すだけ。
  • 型は3つ:尊敬語+れる・られる(ご覧になられる)、謙譲語+させていただく(拝見させていただく)、敬称の重ね(部長様)。
  • 「お召し上がりになる」「お見えになる」「お伺いする」は、敬語の指針で習慣として定着している例に挙がっている。
  • 「お読みになっていらっしゃる」のような敬語連結は二重敬語ではないが、「伺ってください」のように相手の行為に謙譲語を使うのは不適切。
  • 丁寧さを上げたいときは、重ねずに「ご覧いただけますか」「拝見いたしました」のように文の形を変える。

FAQ

よくある質問

01二重敬語とは何ですか?

一つの語に、同じ種類の敬語を二重に重ねた言い方です。「ご覧になる」にさらに「〜れる」を加えた「ご覧になられる」などが例です。文化審議会答申「敬語の指針」は、一般に適切ではないとされているとしています。

02二重敬語はすべて使ってはいけないのですか?

いいえ。「敬語の指針」は、語によっては習慣として定着しているものもあるとし、「お召し上がりになる」「お見えになる」「お伺いする」「お伺いいたす」「お伺い申し上げる」を例に挙げています。これらは使っても構いません。

03「お伺いします」は二重敬語ですか?

「伺う」に「お〜する」を重ねた形ですが、「敬語の指針」は習慣として定着している二重敬語の例に挙げています。気にする相手には「伺います」とすれば重なりもありません。

04「拝見いたします」は二重敬語ですか?

「拝見する」は謙譲語Ⅰ、「いたす」は謙譲語Ⅱで、「敬語の指針」は両者を異なる種類の敬語としています。同じ種類を重ねた形ではないので、使って問題ありません。

05「拝見させていただきます」は間違いですか?

「敬語の指針」が二重敬語の例として挙げている形ではありませんが、「拝見する」だけでへりくだった言葉なので、「させていただく」を重ねるとくどいと感じる人もいます。「拝見します」「拝見いたします」で十分です。

06「いらっしゃられる」は正しいですか?

「いらっしゃる」がすでに尊敬語なので、「れる」を足すと重なります。「いらっしゃいますか」「いらっしゃいました」とします。

07「◯◯部長様」と書いてもよいですか?

役職名に敬意が含まれるため、「様」を重ねるとくどいと感じる人もいます。社外の人には「営業部長 ◯◯様」のように役職と名前を分けて書くと、重なりがありません。

08「お読みになっていらっしゃる」も二重敬語ですか?

「読む」と「いる」をそれぞれ敬語にして「て」でつないだもので、「敬語の指針」はこれを「敬語連結」と呼び、二重敬語には当たらず基本的に許容されるとしています。

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