文例
暑中見舞い 例文(ビジネス)
時期・取引先・お客様への書き方
ビジネスの暑中見舞いは、取引先やお客様に夏の挨拶と日頃のお礼を伝える便りです。出す時期は立秋の前日までが目安で、それを過ぎたら残暑見舞いに切り替えます。書き方は普通の手紙と違い、「暑中お見舞い申し上げます」で始め、頭語(拝啓)や「◯◯の候」は書かないのが一般的です。このページでは、時期の目安と組み立てを整理し、相手別・場面別にそのまま使える例文を並べました。立秋を過ぎてから出すときは残暑見舞い 例文(ビジネス)を見てください。
結論
ビジネスの暑中見舞いは、①見舞いの言葉「暑中お見舞い申し上げます」 ②相手の安否を気づかう言葉 ③日頃のお礼と近況(夏季休業の案内など) ④相手の健康を気づかう結び ⑤日付(「令和◯年 盛夏」など)で組み立てます。出す時期は梅雨明けごろ、または小暑のころから立秋の前日までとされ、始まりには諸説あります。
結論:時期・書き出し・書く項目と短い文例
| 決めること | 目安 |
|---|---|
| 出す時期 | 梅雨明けごろ、または小暑のころから立秋の前日まで(諸説ある) |
| 書き出し | 「暑中お見舞い申し上げます」(頭語や「◯◯の候」は書かない) |
| 書く項目 | 相手の安否/日頃のお礼/近況や夏季休業の案内/健康を気づかう結び |
| 日付 | 「令和◯年 盛夏」と書くことが多い |
そのまま使える短い文例です。
暑中お見舞い申し上げます
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和◯年 盛夏
株式会社△△
出す時期の目安
暑中見舞いを出し始める時期には諸説あり、梅雨明けごろからとする説明と、小暑(二十四節気)のころからとする説明があります。梅雨明けは年や地域で違います。終わりは立秋の前日までとする説明が多く、立秋を過ぎたら残暑見舞いにします。
| 節気 | 令和8年(2026年) | 令和9年(2027年) |
|---|---|---|
| 小暑 | 7月7日 | 7月7日 |
| 大暑 | 7月23日 | 7月23日 |
| 立秋 | 8月7日 | 8月8日 |
注意
日付は国立天文台 暦要項「二十四節気および雑節」によります。年によって日付が変わるので、出す年の暦要項で確かめてください。
- 相手に届く日が立秋の前日までになるよう、はがきは余裕をもって出す。
- 相手の会社の夏季休業中に届くと読まれるのが遅れるので、休業前に届くようにする。
- 暑中見舞いを出すかどうか、誰あてに出すかは会社の決まりに従う。
暑中見舞いの文例(相手別)
取引先の会社あて(基本の形)
暑中お見舞い申し上げます
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
猛暑の折、皆様にはお変わりなくご活躍のことと存じます。
今後とも一層のサービス向上に努めてまいりますので、変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
令和◯年 盛夏
取引先の担当者個人あて
暑中お見舞い申し上げます
◯◯様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
日頃は◯◯の件で大変お世話になり、ありがとうございます。おかげさまで、◯◯も順調に進んでおります。
暑さはこれからが本番です。どうぞお体を大切になさってください。
令和◯年 盛夏
取引先の代表者・目上の相手あて
暑中お伺い申し上げます
酷暑の折、◯◯様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素より格別のご指導を賜り、心より御礼申し上げます。
時節柄、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
令和◯年 盛夏
お客様(個人のお得意様)あて
暑中お見舞い申し上げます
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
暑い日が続いておりますが、◯◯様はお元気でお過ごしでしょうか。
店内では夏の新しい◯◯をご用意しております。お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄りください。
令和◯年 盛夏
しばらく取引のない相手あて
暑中お見舞い申し上げます
ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
以前は◯◯の件で大変お世話になり、ありがとうございました。
またお力添えをいただける機会がございましたら幸いです。
暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
令和◯年 盛夏
夏季休業の案内を添える
暑中お見舞い申し上げます
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を夏季休業とさせていただきます。
夏季休業 ◯月◯日(◯)〜◯月◯日(◯)
休業中のお問い合わせには、◯月◯日以降に順次ご対応いたします。
皆様のご健康をお祈り申し上げます。
令和◯年 盛夏
注意
夏季休業の案内をメールで送る場合の書き方は夏季休業のお知らせ 例文にまとめています。
メールで送るときの件名
メールの暑中見舞いは、件名だけで夏の挨拶と分かるようにし、会社名を添えます。用件がある場合は件名に入れると、挨拶だけのメールと区別がつきます。
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 基本 | 暑中お見舞い申し上げます(株式会社△△) |
| 名前まで入れる | 暑中お見舞い(株式会社△△ □□) |
| 夏季休業の案内を兼ねる | 暑中お見舞いと夏季休業のお知らせ(株式会社△△) |
| お客様あて | 暑中お見舞い申し上げます|◯◯(店名) |
| 訂正 | 【訂正】暑中お見舞い(夏季休業期間)について |
書く項目のチェックリスト
- 「暑中お見舞い申し上げます」で始め、頭語や「◯◯の候」を入れていない
- 相手の安否を気づかう言葉がある
- 日頃のお礼を書いた
- 結びに相手の健康を気づかう一言がある
- 日付を「令和◯年 盛夏」などにした
- 相手に届く日が立秋の前日までになっている
- 夏季休業の日付・曜日をカレンダーで確かめた
場面別のメール例文(件名つき)
継続している取引先へ
件名:暑中お見舞い申し上げます(株式会社△△)
株式会社◯◯
◯◯様
暑中お見舞い申し上げます。
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
日頃は◯◯の件で大変お世話になり、ありがとうございます。
厳しい暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。
初めての相手(名刺交換した相手)へ
件名:暑中お見舞い(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
暑中お見舞い申し上げます。
先日の◯◯で名刺を交換いたしました、株式会社△△の□□です。
その節はお時間をいただき、ありがとうございました。
暑さ厳しき折、どうぞお体を大切になさってください。
夏季休業の案内を兼ねる
件名:暑中お見舞いと夏季休業のお知らせ(株式会社△△)
お取引先各位
暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社では、◯月◯日(◯)から◯月◯日(◯)まで夏季休業をいただきます。
休業中のお問い合わせには、◯月◯日(◯)以降に順次ご対応いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
急ぎの用件がある相手へ(挨拶は短く)
件名:【◯月◯日まで】◯◯のご確認のお願い(株式会社△△)
◯◯様
暑中お見舞い申し上げます。株式会社△△の□□です。
夏季休業前にご確認いただきたく、ご連絡いたしました。
◯◯について、◯月◯日までにご回答いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
お中元を辞退している相手に挨拶だけ送る
件名:暑中お見舞い申し上げます(株式会社△△)
◯◯様
暑中お見舞い申し上げます。
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
日頃のご厚情に、改めて御礼申し上げます。
皆様のご健康と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
社内(他部署・出向先の上司)へ
件名:暑中お見舞い(◯◯部 □□)
◯◯部長
暑中お見舞い申し上げます。◯◯部の□□です。
以前ご指導いただいた◯◯の仕事を、今も役立てております。
暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
送った暑中見舞いの内容を訂正する
件名:【訂正】暑中お見舞い(夏季休業期間)について
お取引先各位
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどお送りした暑中お見舞いのメールで、夏季休業の期間に誤りがございました。
誤:◯月◯日〜◯月◯日
正:◯月◯日〜◯月◯日
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
注意
メールを誤った宛先に送ってしまった場合はメール誤送信のお詫びを参考にしてください。
避けたい・気をつけたい言い方
| 気をつけたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 拝啓 盛夏の候、暑中お見舞い申し上げます | 暑中見舞いは頭語・時候の挨拶を書かないのが一般的 | 暑中お見舞い申し上げます(から始める) |
| お体ご自愛ください | 「自愛」に体を大切にする意味が含まれ、重複と受け取る人もいる | どうぞご自愛ください |
| 夏季休業をいただかせていただきます | 「させていただく」を重ねていて回りくどい | 夏季休業をいただきます/夏季休業とさせていただきます |
| (立秋を過ぎて)暑中お見舞い申し上げます | 立秋を過ぎたら残暑見舞いにするのが一般的 | 残暑お見舞い申し上げます |
| 暑さで倒れないように | 取引先にはくだけすぎる | 暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください |
後日のフォロー(返事・お礼・お詫び)
暑中見舞いをもらったら返事を出す
暑中お見舞い申し上げます
ご丁寧に暑中お見舞いをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、弊社一同元気に過ごしております。
皆様もどうぞお体を大切になさってください。
令和◯年 盛夏
返事を出すのが立秋を過ぎたら、残暑見舞いとして返します。文例は残暑見舞い 例文(ビジネス)にあります。
宛名や社名を誤って出してしまったら
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お送りした暑中お見舞いのはがきで、お名前の漢字を誤って記載しておりました。大変失礼いたしました。
今後このようなことがないよう、確認を徹底いたします。
名前の誤りへのお詫びの書き方は名前を間違えたお詫びメールも参考にしてください。
この記事の要点
- 暑中見舞いは立秋の前日までに届くように出す。始める時期には諸説ある。
- 「暑中お見舞い申し上げます」で始め、頭語や「◯◯の候」は書かない。
- 日付は「令和◯年 盛夏」と書くことが多い。
- 夏季休業の案内を添えるなら、日付と曜日をカレンダーで確かめる。
- 立秋を過ぎたら残暑見舞いに切り替え、もらった暑中見舞いへの返事も残暑見舞いで出す。
FAQ
よくある質問
梅雨明けごろ、または小暑のころから、立秋の前日までが目安とされます。始まりには諸説あります。立秋の日付は年によって違い、国立天文台の暦要項では令和9年(2027年)は8月8日です。
書かないのが一般的です。「暑中お見舞い申し上げます」で始め、相手の安否を気づかう言葉、日頃のお礼、結びの順に書きます。
普段メールでやり取りしている相手なら、メールでも失礼にはなりません。件名に「暑中お見舞い」と会社名を入れ、挨拶だけのメールだと分かるようにします。はがきで出すかメールにするかは会社の決まりに従ってください。
目上の相手には「暑中お伺い申し上げます」と書くことがあります。ただ、ビジネスでは「暑中お見舞い申し上げます」も広く使われているので、社内のこれまでのやり方に合わせてください。
暑中見舞いは季節の挨拶なので、喪中の相手に出しても差し支えないとされます。華やかな絵柄のはがきは避け、お祝いの言葉は入れないようにします。