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手順

プレゼンで緊張しないための準備
リハーサルのやり方と原稿の持ち方

プレゼンの前に緊張するのは、多くの人に起こることです。目指したいのは緊張をゼロにすることではなく、緊張していても最後まで話せる状態にしておくことです。やり方の要点は、話す順番を体で覚えるまで声に出して練習する、人前で一度通す、会場と機材を前もって確かめる、詰まったときに見るメモと言う言葉を決めておくの四つです。見本は、詰まったときに「失礼しました。もう一度申し上げます」と言って、手元のメモに戻ること。不安が強くて日常に差し支えるほどなら、無理をせず、上司や身近な人、専門の窓口に相談してください。スピーチの話し方やマイクの持ち方はスピーチの話し方のコツ、スピーチの暗記のしかたはスピーチを覚えるコツにまとめています。

更新: 2026-10-31読了:約6分PRODUCER AGENT 編集部

結論

プレゼンの緊張への備えは①話す内容を固める ②声に出して通しで練習する ③人に聞いてもらう ④会場・機材を確かめる ⑤原稿(メモ)の持ち方を決める ⑥詰まったときの一言を決めるの六つです。原稿は全文を読み上げるためではなく、迷ったときに戻る場所として持ちます。

緊張に備える準備の手順

  1. 01

    話す内容と順番を固める

    各スライドで言うことを一文ずつ書き出します。直前まで内容を直し続けると、練習した話と食い違って迷いやすくなるので、前日までに固めます。

  2. 02

    声に出して通しで練習する

    頭の中で読むだけでなく、実際の速さで声に出して最初から最後まで話します。時間を計り、長すぎる所を削ります。

  3. 03

    つまずく所だけを繰り返す

    通しで話すと、言葉が出てこない所が分かります。そこだけ言い方を決め、何度か練習します。冒頭の数文と締めの言葉は、特に口になじむまで練習しておきます。

  4. 04

    人前でリハーサルをする

    同僚や上司に聞いてもらい、分かりにくい所や早口になった所を教えてもらいます。難しければ、自分の練習を録音・録画して聞き直すだけでも、気づくことがあります。

  5. 05

    会場と機材を確かめる

    会場の広さ、映す画面の位置、パソコンのつなぎ方、オンラインなら画面共有と音声を、できれば前日まで、遅くとも開始前に試します。

  6. 06

    当日の流れを決めておく

    会場に入る時刻、資料を開いておくタイミング、水を手元に置くかなど、当日の動きを決めておくと、直前に慌てずに済みます。

Point

冒頭の数文を言えれば、その後は流れに乗りやすくなります。話し始めが一番緊張するという人は多いので、名乗りと目的の一文は、何も見ずに言えるようにしておきましょう。

原稿・メモの持ち方

持ち方向いている場面気をつけること
発表者用の画面(発表者ツールなど)にメモを表示自分のパソコンで映すとき事前に表示を確かめる。会場によっては使えないこともある
要点だけを書いたカード・メモ立って話すとき、手元に置けるとき一枚に要点の言葉だけ。全文は書かない
印刷した資料に書き込む座って話す会議どこまで話したか分かるよう、話した所に印を付ける
全文の原稿言い間違えが許されない説明(数字・条件の読み上げ)読み上げる部分だけに使い、ほかは顔を上げて話す

メモには、話す全文ではなく各スライドのキーワードと、話す順番、言い間違えたくない数字や名前を書きます。迷ったときに目で拾えるよう、文字は大きめにします。手で持つなら、持つ手を決め、めくる順に番号を振っておくと、落としても戻せます。

注意

スライドをめくりながら話すなら、スライドそのものがメモの役割もします。タイトルを結論の文で書いておくと、見ただけで次に言うことが思い出せます。作り方はプレゼン資料の作り方を見てください。

リハーサルで確かめること

  • 持ち時間に収まっているか(質疑応答の時間を残して)
  • 冒頭の名乗りと目的を、何も見ずに言えるか
  • スライドを切り替えるとき、次に何を言うか迷わないか
  • 早口になっていないか、語尾まで聞こえるか
  • 想定される質問に、一文で答えられるか
  • 画面共有・つなぎ替え・マイクなど、機材の操作に手間取らないか
  • 時間が押したときに削る部分を決めてあるか

練習時間を計るときはストップウォッチやタイマーが使えます。

詰まったとき・困ったときに使える言い方(場面別)

言葉が出てこなくなったとき

失礼しました。いま一度、要点を申し上げます。
この取り組みで目指すのは、◯◯の手間を減らすことです。

注意

詰まったら、メモを見て、ひと呼吸おいてから話し直して構いません。聞き手は思ったほど気にしていないことが多いものです。

言い間違えたとき

失礼しました。◯月と申しましたが、正しくは◯月です。

スライドの順番を飛ばしてしまったとき

失礼しました。一枚戻ります。先にこちらの◯◯をご説明します。

機材の不具合で映らないとき

申し訳ありません、画面が映らないようですので、少しお時間をいただけますか。
(直らないとき)お配りしている資料の◯ページをご覧いただきながら、ご説明します。

配布資料を用意しておくと、映らないときにも話を続けられます。オンラインなら、資料を先にメールで送っておくと同じ備えになります。

思っていない質問が来たとき

ご質問ありがとうございます。その点はいま確かなことが申し上げられませんので、確認して◯日までにお返事します。

時間が足りなくなりそうなとき

時間の都合で、ここからは要点だけお話しします。詳しくは資料の◯ページをご覧ください。

よくある失敗と直し方

よくある失敗困ること直し方
頭の中で読むだけで練習を終える声に出すと詰まり、時間も読めない実際の速さで声に出して通す
全文を暗記しようとする一か所忘れると続きが出てこない順番と要点だけを覚え、言い回しは毎回少し違ってよいとする
原稿を読み上げ続ける聞き手の顔を見られず、棒読みになるメモは要点だけにし、迷ったときだけ見る
直前まで資料を直し続ける練習した話と資料が食い違う前日までに固め、当日は直さない
機材の確認を当日に回すつながらずに開始が遅れ、さらに焦る前もって試し、つなぎ方をメモしておく

言ってはいけない・避けたい言い方

避けたい言い方気になる点こう言う
すみません、緊張してしまって……聞き手が気をつかい、内容に集中できない(言わずに)失礼しました。もう一度申し上げます
えっと、あの、何だっけ準備不足に見えるひと呼吸おいて、メモを見てから話す
うまく説明できなくてすみません内容まで頼りなく聞こえる要点を申し上げると、◯◯です
先ほど部長がおっしゃられたとおり「おっしゃる」に「られる」を重ねた二重敬語先ほど部長がおっしゃったとおり

後日のフォロー(お礼・お詫び)

リハーサルに付き合ってくれた人へのお礼

◯◯さん
昨日はリハーサルを聞いていただき、ありがとうございました。
教えていただいた冒頭の言い方に変えたところ、本番は落ち着いて話し始められました。

当日、説明が分かりにくかったことのお詫びと補足

◯◯部長

お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
本日の会議では、◯◯の説明が分かりにくくなってしまい、失礼しました。
要点を改めてまとめましたので、お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
・◯◯
・◯◯

機材の不具合で開始が遅れたことのお詫び

皆さま
本日は機材の不具合で開始が遅れ、申し訳ありませんでした。
当日の資料を添付しますので、映せなかった部分はこちらでご確認ください。

この記事の要点

  • 目標は緊張をなくすことではなく、緊張しても話せる準備をすること。
  • 声に出して通しで練習し、つまずく所を繰り返す。
  • 冒頭の名乗りと目的は何も見ずに言えるようにする。
  • 原稿は全文ではなく要点のメモ。迷ったときに戻る場所として持つ。
  • 詰まったときの一言「失礼しました。もう一度申し上げます」を決めておく。

FAQ

よくある質問

01リハーサルは何回くらいすればよいですか?

決まった回数はありません。目安にしたいのは回数より、冒頭と締めを何も見ずに言えるか、持ち時間に収まるか、つまずく所がなくなったかです。少なくとも一度は、本番と同じ速さで声に出して通しておきましょう。

02原稿は手に持って読んでもよいですか?

持つこと自体は問題ありません。ただ、全文を読み上げ続けると聞き手の顔を見られなくなるので、原稿は要点だけにして、数字や条件など間違えられない部分だけを読むのがおすすめです。

03全文を暗記したほうが緊張しませんか?

暗記すると安心できる人もいますが、一か所忘れると続きが出てこなくなることがあります。話す順番と要点を覚え、言い回しは多少変わってもよいと考えるほうが、詰まったときに立て直しやすくなります。

04オンラインのプレゼンでも緊張します。何を準備すればよいですか?

画面共有と音声を前もって試し、発表者用のメモを別の画面か紙に用意します。聞き手の顔が見えにくいので、区切りごとに質問がないか声をかけると、話の間も取りやすくなります。

05緊張で手が震えたり、声が上ずったりします。

手が震えるなら、メモを机に置いたり、両手で持ったりすると目立ちにくくなります。声は、最初の一文をゆっくり言うことを意識します。人前に出るのがつらく、日常生活にも差し支えるほどの不安があるときは、一人で抱え込まず、身近な人や専門の窓口に相談してください。

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