新年会
新年会の企画と出し物
余興の案とタイムスケジュールの例
新年会の企画で迷ったら、先に「何のための会か」を一つ決め、次に時間割(タイムスケジュール)を作り、最後に出し物を空いた枠へ入れる順番で進めてください。出し物から考え始めると、時間が足りなくなるか、誰かに準備を押しつけることになりがちです。新年会らしさは、今年の抱負を一言ずつ話す、お正月にちなんだクイズや福引をするといった、年の初めならではの企画で出せます。このページには、新年会向けの企画・余興の案、そのまま使えるタイムスケジュールの例、出し物を頼むときの文例を並べました。案内文の書き方は新年会の案内文、挨拶の例文は新年会の挨拶 例文にあります。
結論
新年会の企画は①目的(顔合わせ・慰労・今年の方針の共有など) ②時間と会場(着席か立食か、使える時間) ③誰が何をするか(挨拶・乾杯・出し物・司会)の三つを決めれば形になります。出し物・余興は立候補や有志で募るか、全員が座ったまま参加できる形にすると、特定の人に負担が偏りません。
企画で最初に決める三つ
| 決めること | 選択肢の例 | 決まると変わること |
|---|---|---|
| 会の目的 | 新年の顔合わせ/昨年の慰労/今年の方針の共有/新しいメンバーの紹介 | 挨拶を誰に頼むか、出し物を入れるかどうか |
| 時間と会場 | 着席の居酒屋・レストラン/立食の宴会場/社内の会議室 | 動く企画ができるか、マイクや画面が使えるか |
| 誰が何をするか | 開会・乾杯・締めの挨拶、司会、出し物の担当、景品の担当 | 当日の進行表の「担当」の列が埋まる |
Point
目的は一つに絞ってください。「顔合わせも、表彰も、余興も、方針発表も」と詰め込むと、どれも中途半端な時間になります。目的が「顔合わせ」なら歓談の時間を長く、「方針の共有」なら挨拶の枠を長く取る、というように、時間割の配分がそこで決まります。
新年会らしい企画・余興の案
| 企画 | 内容 | 準備 | 向いている会 |
|---|---|---|---|
| 今年の抱負リレー | 一人ずつ、今年やりたいことを一言で話す | なし(司会が順番を回す) | 少人数〜部署単位の着席の会 |
| お正月・干支クイズ | お正月の行事や干支、会社や部署にちなんだ問題をテーブル対抗で答える | 問題と回答用紙 | 着席・立食どちらでも |
| 書き初め | 色紙や半紙に今年の一文字・抱負を書いて見せ合う | 色紙・筆ペン | 部署内の会、社内の会議室での会 |
| 福引・おみくじ抽選 | 番号札やくじで景品を当てる。大吉・中吉などの名前を付けて演出する | くじと景品 | 人数が多い会、取引先を招く会 |
| 福笑い(テーブル対抗) | 目隠しで顔のパーツを置き、できあがりの面白さを競う | 台紙とパーツ、目隠し | 盛り上げたい会。体を大きく動かさずにできる |
| 新メンバー・部署紹介 | 年明けから加わった人や、普段関わりの少ない部署を短く紹介する | 紹介する人への事前の依頼 | 部署をまたぐ会、人の入れ替わりがあった会 |
| 鏡開き | 樽酒の蓋を木槌で割り、乾杯につなげる | 会場への相談(樽・木槌の手配、持ち込みの可否) | 取引先を招く会、大きめの宴会場での会 |
ゲームの選び方は忘年会のゲーム、景品の予算の割り振りは忘年会・ビンゴの景品の考え方がそのまま使えます。福引やおみくじ抽選はくじ引きツール、テーブル分けはチーム分けツールを使うと準備の手間が減ります。
出し物・余興は誰がやるか
| やり方 | 良い点 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 立候補・有志を募る | やりたい人がやるので、準備も披露も前向きになる | 誰も手を挙げなければ、出し物の枠ごと無くしてよいと決めておく |
| 全員が座ったまま参加する(クイズ・抱負リレー・福引) | 特定の人に準備の負担がかからない | 一人に長く話させない。司会が時間を区切る |
| 部署・チームごとに出す | 部署の紹介を兼ねられる | 準備の時間を業務の中で取れるか、事前に上長と相談する |
| 新人・若手に任せる | 顔と名前を覚えてもらうきっかけになる | やりたくない人に頼まない。断りやすい頼み方にする |
注意
新人に出し物を頼む慣行がある職場では、頼む前に考えておきたいことがあります。忘年会の余興・出し物に、職場の言動として気をつけることと、準備の手間が少ない余興の案をまとめています。新年会でも考え方は同じです。
タイムスケジュールの例
着席の会(2時間・社内)の一例
| 開始から | 内容 | 担当 | メモ |
|---|---|---|---|
| 0:00 | 開会の言葉・連絡事項 | 幹事(司会) | お手洗いの場所、ラストオーダー、写真撮影の有無を伝える |
| 0:03 | 開会の挨拶 | 部門長・社長 | 事前に持ち時間を伝えておく |
| 0:08 | 乾杯 | 乾杯の担当 | 全員の飲み物がそろってから |
| 0:10 | 歓談・食事 | ― | 料理が一通り出るまでは企画を入れない |
| 0:45 | 企画(抱負リレー・クイズなど) | 司会・企画の担当 | 一人あたりの時間を決めて区切る |
| 1:15 | 福引・景品の発表 | 景品の担当 | 景品は番号順に並べておく |
| 1:35 | 歓談 | ― | ラストオーダーの声かけ |
| 1:50 | 締めの挨拶・手締め | 締めの担当 | 二次会の案内はこのあと |
| 2:00 | お開き・会計・忘れ物の確認 | 幹事 | 店の利用時間内に退出できるようにする |
上の時刻は一例です。店の利用時間とラストオーダーの時刻を先に聞き、そこから逆算して枠を決めてください。押したときに削る順番(企画を短くする→歓談を短くする)も、進行表に書いておくと当日に慌てません。
取引先・お客様を招く会(立食)の一例
| 開始から | 内容 | 担当 | メモ |
|---|---|---|---|
| 0:00 | 開会の言葉 | 司会 | 来賓の到着を確かめてから始める |
| 0:02 | 主催者の挨拶 | 社長 | 昨年のお礼と今年の抱負 |
| 0:08 | 来賓の挨拶 | 来賓 | 依頼は事前に、紹介の言葉も用意しておく |
| 0:13 | 鏡開き・乾杯 | 来賓・役員 | 鏡開きをする場合は担当者と立ち位置を決めておく |
| 0:18 | 歓談・名刺交換 | 全員 | 社員は来賓のそばに散らばるよう伝えておく |
| 1:15 | 福引・抽選 | 司会・景品の担当 | 抽選の進め方は事前に確認しておく |
| 1:35 | 中締め | 役員 | 途中で帰る人がいてもよい形で区切る |
| 1:40 | お見送り | 社員 | 出口で手土産を渡す場合はここで |
取引先を招く新年会は、賀詞交歓会に近い形になります。式の流れや来賓挨拶・中締めの例文は賀詞交歓会とはを参照してください。来場者への抽選・景品には景品表示法が関わる場合があるので、イベントの景品の上限も確認しておきます。
進行表の作り方
- 01
枠を決める
店や会場の利用時間、ラストオーダーの時刻を確かめ、開会から退出までの枠を決めます。
- 02
決まっている項目を入れる
開会の言葉、挨拶、乾杯、締め、お開きを先に入れます。挨拶をお願いする人には、この時点で依頼します。
- 03
企画・出し物を入れる
料理が一通り出たあとに企画を置き、福引や景品の発表は締めの前に置くと、途中で帰る人が出にくくなります。
- 04
担当とメモの列を埋める
誰が、何を持って、どこに立つかを書きます。マイク・画面・景品の置き場所もメモに入れます。
- 05
司会と担当者に配る
司会には読み上げる言葉まで書いた版、他の担当者には自分の出番が分かる版を渡します。
進行表はタイムテーブル作成ツールで時刻と担当を入れて印刷できます。時間の刻み方やバッファの置き方はタイムテーブルの作り方、司会の読み上げ文は司会進行の台本と例文にあります。
出し物・企画を頼むときの文例
有志の出し物を募る(社内チャット・メール)
件名:新年会の出し物(有志)募集のお知らせ
各位
お疲れさまです。新年会幹事の◯◯です。
◯月◯日(◯)の新年会で、出し物をしてくださる方を募集します。
内容は自由です。一人でも、チームでも構いません。
持ち時間は進行の都合で調整しますので、まずはお気軽に◯◯までご連絡ください。
締め切りは◯月◯日(◯)です。
応募がない場合は、全員参加のクイズに切り替えますので、無理のない範囲でお願いします。
注意
「応募がなければ別の企画にする」と書いておくと、手を挙げなかった人が気まずくならず、幹事も困りません。
今年の抱負リレーを事前に知らせる
新年会では、お一人ずつ「今年やりたいこと」を一言お話しいただく時間を設けます。
仕事のことでも、仕事以外のことでも構いません。一言で大丈夫です。
当日いきなりだと困る方もいると思いますので、事前にお知らせしておきます。
部署紹介をお願いする
◯◯部 ◯◯さん
お疲れさまです。新年会幹事の◯◯です。
当日、各部署の紹介の時間を設けることになりました。
◯◯部の紹介を、短くお願いできないでしょうか。
スライドなどの準備は不要で、口頭で今年の取り組みを一言いただければ十分です。
難しいようでしたら、遠慮なくお知らせください。
企画を固める前のチェック
- 会の目的を一つに決めたか
- 店・会場の利用時間とラストオーダーの時刻を確かめたか
- 企画が会場で実際にできるか(動けるか、マイク・画面はあるか、持ち込みはできるか)
- 出し物をやりたくない人に頼んでいないか
- 挨拶・乾杯・締めをお願いする人に事前に依頼したか
- 押したときに削る順番を決めたか
- 取引先を招く会なら、来賓の紹介の言葉と抽選の扱いを確かめたか
この記事の要点
- 企画は目的→時間割→出し物の順で決める。
- 新年会らしさは抱負リレー、お正月クイズ、書き初め、福引で出せる。
- 出し物は有志で募るか、全員が座ったまま参加できる形にする。
- タイムスケジュールは店の利用時間とラストオーダーから逆算する。
- 福引・景品の発表は締めの前に置くと、途中で帰る人が出にくい。
FAQ
よくある質問
会の目的を一つ決めることから始めます。顔合わせなら歓談を長く、今年の方針を共有したいなら挨拶の枠を長く取る、というように、目的が決まると時間割の配分が決まります。そのあと店の利用時間に合わせて時間割を作り、空いた枠に出し物や企画を入れます。
準備が要らないものなら、一人ずつ今年の抱負を一言話す抱負リレーや、お正月・干支・会社にちなんだクイズのテーブル対抗があります。くじと景品を用意できれば、福引やおみくじ抽選も手軽です。どれも全員が座ったまま参加でき、特定の人に準備の負担がかかりません。
開会の言葉、挨拶、乾杯、歓談、企画、締め、お開きの順に並べ、店の利用時間とラストオーダーから逆算して時刻を入れます。料理が一通り出るまでは企画を入れず、福引や景品の発表は締めの前に置くと進めやすくなります。押したときに削る順番も書いておきます。
やりたくない人に準備と披露を頼む形になっていないかを、先に考えてください。立候補や有志で募る、応募がなければ全員参加のクイズに切り替える、と決めておけば、新人に負担が偏りません。職場の言動として気をつけることは忘年会の余興・出し物の記事にまとめています。
主催者の挨拶、来賓の挨拶、乾杯のあとに歓談と名刺交換の時間を長く取り、中締めで区切る形が進めやすいです。鏡開きをする場合は会場に相談して樽や木槌を手配します。来場者向けの抽選をする場合は、景品表示法が関わることがあるので事前に確認します。