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ビジネス文書

受領書の書き方と例文
領収書との違いと物品の受け取り

受領書の決まりごとは四つです。①題名を「受領書」にする ②いつ受け取ったかを書く ③何を受け取ったか(品名・数量・状態)を具体的に書く ④受け取った人の会社名・氏名を書き、署名か押印をする。見本の本文は「下記の物品を確かに受領いたしました。」。受領書は「確かに受け取った」ことを相手に残すための書類なので、「書類一式」のようなまとめ方ではなく、何が何点あったかが分かるように書きます。お金の受け取りを示す領収書の書き方は領収書の書き方、メールで受け取りを伝える場合は受領メールの例文にあります。

更新: 2026-11-01読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

受領書は、書類や物品などを受け取った側が、受け取ったことを示すために作り、渡した側に渡す(返送する)文書です。一般的な使い分けとしては、お金を受け取ったときは「領収書」、書類や物品を受け取ったときは「受領書」と呼ぶことが多いですが、お金の受け取りに「受領書」という題名を使う会社もあり、呼び方は揺れます。

受領書の決まりごと一覧

項目書き方ポイント
題名中央に「受領書」「物品受領書」「書類受領書」とすることもある
宛名渡した側の会社名・氏名+様(会社あては御中)誰から受け取ったかを示す
受領日実際に受け取った日作成日と分けて書く場合もある
本文「下記のとおり確かに受領いたしました。」短く一文で
品名・数量記書きか表で一品ずつ数量の単位(通・部・点・箱)をそろえる
状態必要なら「破損なし」「開封済み」など物品・預かり品では書いておくと安心
受領者会社名・部署・氏名、署名または押印実際に受け取った人の名前を書く

相手が用意した受領書の用紙に記入して返すことも多くあります。その場合は、相手の書式に合わせて、空欄(日付・数量・署名)を埋めるだけで構いません。自分で作るときは上の項目を一枚にまとめます。

Point

受領書は「何を、いくつ、いつ受け取ったか」がすべて。中身を確かめずに受領書を出すと、後で不足が見つかったときに説明しにくくなります。数量と状態を確かめてから書きます。

受領書と領収書の違い

文書一般的に受け取るもの主な使われ方
受領書書類・物品・預かり品など納品物・提出書類・貸し出した物の受け取りを示す
領収書代金などのお金支払いを受けたことを証明し、支払った人に渡す
受領メール書類・データなど受け取ったことを簡単に伝える(書面の受領書の代わりに使うことも多い)

国税庁の説明では、受取書とは「その受領事実を証明するために作成し、その支払者に交付する証拠証書」とされ、「受取書」「領収証」「レシート」「預り書」なども含まれます(タックスアンサー No.7105)。お金を受け取ったことを証明する書類は、題名が「受領書」であっても、印紙税法の別表第一 第17号「金銭又は有価証券の受取書」として扱われます。

第17号の受取書は、記載金額が5万円未満のものや、営業に関しないものは非課税です。それ以外の金額ごとの税額は領収書の書き方にまとめています。書類や物品だけを受け取ったことを書いた受領書は、この「金銭又は有価証券の受取書」の区分には入りませんが、記載の内容によって扱いが変わることもあるため、迷うときは国税庁の情報や税務署で確かめてください。

場面別の見本・例文

見本1:書類の受領書

受領書

◯年◯月◯日
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様

下記の書類を確かに受領いたしました。

記
一、◯◯契約書 二通
一、印鑑証明書 一通
一、◯◯申込書 一部
以上

株式会社△△ ◯◯部 □□(印)

見本2:納品物(物品)の受領書

物品受領書

受領日 ◯年◯月◯日
株式会社◯◯ 御中

下記の物品を確かに受領いたしました。

記
一、品名 ◯◯(型番◯◯)
一、数量 三箱
一、状態 外箱・内容物ともに破損なし
以上

株式会社△△ ◯◯部 □□(署名)

注意

受け取った時点で不足や破損があった場合は、受領書にそのまま書き添える(「数量◯箱のうち一箱外箱破損あり」など)か、別途連絡します。不足や同封漏れが分かったときの連絡は数量違い・同封漏れのお詫びの例文も参考になります。

見本3:預かり品(貸し出し機材・サンプル)の受領書

受領書

◯年◯月◯日
◯◯様

下記の品を、◯月◯日までお預かりするものとして確かに受領いたしました。

記
一、品名 ◯◯(展示用サンプル)
一、数量 二点
一、返却予定日 ◯年◯月◯日
以上

株式会社△△ ◯◯部 □□(印)

注意

預かり品は、返却予定日と返却の方法まで書いておくと、返すときの行き違いを防げます。

見本4:返却された物の受領書

受領書

◯年◯月◯日
株式会社◯◯ ◯◯様

◯月◯日にお貸し出しいたしました下記の機材について、本日、確かに返却を受けました。

記
一、◯◯(貸出番号◯◯) 一式(本体・電源ケーブル・ケース)
一、状態 異常なし
以上

株式会社△△ ◯◯部 □□(印)

注意

「一式」と書くときは、かっこの中に中身を書き出すと、何がそろっていたかが後から分かります。

見本5:受領書を返送するときの添え書き

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、このたびは◯◯をお送りいただき、誠にありがとうございました。本日、確かに受領いたしました。
つきましては、ご依頼の受領書に記入のうえ、同封にてご返送いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具

注意

受領書だけを封筒に入れるより、短い添え状か一筆箋を添えると丁寧です。添え状と送付状の違いは添え状と送付状の違いにあります。

縦書きにする場合の配置

受領書は表や記書きを使うため横書きが一般的です。縦書きにする場合は、右端に題名「受領書」、次に本文「下記のとおり確かに受領いたしました」、記書き(品名と数量を一行ずつ)、「以上」と続け、左側に受領日、受領者の会社名・氏名と印、最後に宛名の順に置きます。

よくある間違い

ありがちな書き方気になる点直し方
「書類一式受領しました」だけ何を受け取ったかが残らない書類名と通数・部数を一つずつ書く
中身を確かめずに署名する後で不足が分かったときに説明しにくい数量と状態を確かめてから書く
受領日を書かないいつ届いたのか分からない実際に受け取った日を書く
お金の受け取りを「受領書」にすれば印紙は要らないと考える題名ではなく内容で判断される金銭の受取書として扱いを確かめる
受領者の名前がない誰が受け取ったか分からない会社名・部署・氏名を書き、署名か押印をする

この記事の要点

  • 受領書は書類・物品を受け取ったことを示す文書。お金の受け取りは一般に領収書。
  • 受領日・品名・数量・状態・受領者を書く。
  • 「一式」とまとめず、一品ずつ数量つきで書く。
  • お金の受け取りを示すものは、題名が受領書でも印紙税では受取書(第17号)として扱われる。
  • 相手の書式があればその用紙に記入して返送し、添え状を付ける。

FAQ

よくある質問

01受領書と領収書の違いは何ですか?

一般的には、お金を受け取ったことを示すのが領収書、書類や物品などを受け取ったことを示すのが受領書です。ただし呼び方は揺れ、お金の受け取りに「受領書」の題名を使う会社もあります。

02受領書に収入印紙は必要ですか?

お金の受け取りを証明する受領書は、印紙税法の第17号「金銭又は有価証券の受取書」として扱われ、記載金額が5万円未満のものや営業に関しないものは非課税です。書類や物品だけの受領書は、この区分には入りません。迷うときは国税庁の情報や税務署で確かめてください。

03受領書は誰が作るものですか?

受け取った側が作って渡すのが基本ですが、送った側が受領書の用紙を同封し、受け取った側が記入して返送する形もよくあります。

04受領書に押印は必要ですか?

必須かどうかは相手や会社の決まりによります。相手の書式に押印欄があれば押し、なければ署名で済ませることもあります。

05受領書の代わりにメールで済ませてもよいですか?

相手が書面の受領書を求めていなければ、メールで受け取りを伝える形でも差し支えないことが多いです。書面が必要かどうかは相手の指示に合わせます。

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