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セミナーチラシの作り方
載せる順番で、申込率が変わる

セミナーのチラシは、3秒で「自分に関係あるか」を判断されます。 そこで伝わらなければ、どれだけ中身が良くても読まれません。この記事は、載せる項目と、その順番を中心に設計します。デザインの話より前に、情報の順番で決まる部分が大きいからです。

更新: 2026-10-16読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

セミナーチラシに載せる要素は、①テーマ ②対象者 ③日時・場所 ④得られること ⑤登壇者 ⑥申込方法 ⑦主催者です。このうち最初に目に入るべきは①と②で、ここで「自分向けか」が判断されます。紙面の制約がある以上、何を削るかを先に決めるのが設計の中心になります。

見られる順番で設計する

読む人は、上から順に読みません。大きい文字から目に入ります。

優先要素判断されること
1テーマ(見出し)何の話か
2対象者自分向けか
3日時行けるか
4得られること行く価値があるか
5登壇者誰が話すか
6場所・形式オンラインか会場か
7申込方法どうやって申し込むか
8主催者・問い合わせ先信頼できるか

Point

「対象者」を上位に置いてください。 「◯◯でお悩みの方へ」「はじめて△△を担当される方へ」の一行があるだけで、読む人が自分を当てはめられます。テーマだけだと、一般論に見えます。

注意

日時は、大きく、1か所だけに書いてください。 本文中に散らばると見落とされます。「◯月◯日(◯)14:00〜16:00」を目立つ位置に1つ。

見出しの書き方

見出し問題
「◯◯セミナー」何の話か分からない
「◯◯について」同上
「◯◯の最新動向」抽象的。誰向けか不明
「◯◯の進め方|△△を担当する方へ」テーマと対象者が同時に伝わる
「◯◯で失敗しないための3つの確認」得られることが分かる

Point

見出しに対象者を入れるのが、最も手早い改善です。 「|△△を担当する方へ」を足すだけで、関係ない人は読まず、関係ある人は止まります。

注意

長い見出しを恐れないでください。 短くてわからない見出しより、長くて具体的な見出しのほうが反応します。ただし1行で読み切れる長さには収めてください。

A4に収める優先順位

情報を全部載せると、どれも読まれません。削る順番を決めておきます。

  • 残す — テーマ、対象者、日時、申込方法、主催者
  • 短くする — プログラムの詳細(時間割の全部は要らない)
  • 削る候補 — 登壇者の経歴の詳細(代表的な1〜2行に)
  • 削る候補 — 会社の沿革・事業紹介
  • 削る候補 — 注意事項の細かい列挙(Webに逃がす)
  • Webに逃がす — アクセスの詳細、よくある質問

Point

細かい情報はWebに逃がしてください。 チラシの役割は申込ページまで連れて行くことです。全部を紙で説明する必要はありません。

裏面を使うか

両面にすると情報は増えますが、裏返されない前提で考えてください。掲示される場合、裏面は見えません。重要な情報は必ず表面に置きます。

申込導線

  • QRコードを入れた(スマートフォンから申し込める。QRコード作成ツールで作れる)
  • QRコードの隣にURLも書いた(読み取れない人がいる)
  • URLを短くした(手で打つ人がいる)
  • 申込の期限を書いた
  • 定員を書いた(先着なら)
  • 費用を書いた(無料なら「参加無料」を目立たせる)
  • オンラインか会場かを明記した
  • 問い合わせ先(電話・メール)

Point

QRコードは、必ず実機で読み取り確認してください。 印刷すると小さくなって読めない、他の要素に被って読めない、という事故が起きます。校正の段階で、印刷した紙をスマートフォンで読んでください。

注意

「参加無料」は強い情報です。 無料なら目立たせてください。費用が書かれていないと、有料だと思って読むのをやめる人がいます。

配る場所で設計が変わる

使い方設計のポイント
手渡し裏面も使える。相手が持ち帰る前提
掲示裏面は見えない。 離れた位置から見出しと日時が読めるか
郵送・封入他の書類に紛れない。単体で完結させる
PDFで配布画面で読む。文字が小さいと読めない
SNS画像縦横比が違う。別に作る

Point

掲示するなら、離れた位置から見出しと日時が読めるかを確認してください。 印刷した紙を壁に貼って、2〜3歩下がって見る。これだけで判断できます。

注意

SNS用の画像をチラシの流用で作らないでください。 縦横比が違い、スマートフォンでは文字が潰れます。情報を絞った別の画像を作るほうが結果が出ます。

デザインを外注する場合

デザイナーに依頼するとき、何を渡すかで仕上がりが変わります。

  • 載せる情報の一覧(確定したテキスト)
  • 優先順位(何を大きく見せたいか)
  • 対象者(誰に向けたものか)
  • 使い方(手渡し・掲示・PDF)
  • サイズと枚数
  • 参考にしたいもの(好みのトーンが伝わるもの)
  • ロゴ・写真のデータ(協賛ロゴの扱いも確認)
  • 校正の回数と期限
  • 入稿の締切(印刷所のスケジュールから逆算)

Point

テキストを確定させてから渡してください。 「だいたいこんな感じで」で始めると、文字数が変わるたびにレイアウトが崩れ、やり直しが増えます。文字が確定していれば、1回の修正で収まります。

注意

発注の条件や契約は制作会社・フリーランスへの発注、見積は見積の比較を参照してください。

入稿前の確認

  • 日時の曜日が合っているか(最も多い誤り)
  • 会場名と住所が正式名称か
  • 申込URLが実際に開くか
  • QRコードを印刷した紙から読み取れるか
  • 電話番号がつながるか
  • 社名・団体名の表記(株式会社の前後)
  • 登壇者の氏名と肩書(本人に確認済みか)
  • 複数人で読み合わせをしたか

Point

日時の曜日の誤りが、最も多く、最も致命的です。「10月15日(水)」が実は木曜、というパターン。カレンダーで必ず照合してください。 刷り直しになります。

注意

読み合わせは、作った人以外が1人入ってください。 作った本人は、間違いが見えなくなります。声に出して読むと、目で追うより誤りが見つかります。

この記事の要点

  • チラシは3秒で判断される。 大きい文字から目に入るので、順番の設計がデザインより先。
  • 「対象者」を上位に置く。「|△△を担当する方へ」を足すだけで、読む人が自分を当てはめられる。
  • 細かい情報はWebに逃がす。 チラシの役割は申込ページまで連れて行くこと。
  • 掲示するなら裏面は見えない。 重要な情報は必ず表面に。
  • QRコードは印刷した紙で読み取り確認する。 小さくなって読めない事故が起きる。
  • 日時の曜日の誤りが最も多く、最も致命的。 カレンダーで必ず照合する。

FAQ

よくある質問

01セミナーチラシの申込用QRコードは、どう作って載せればよいですか?

申込ページのURLからQRコードを作り、読み取れない人のためにURLも隣に書きます。URLは手で打てる短さにしてください。印刷すると小さくなって読めないことがあるため、校正の段階で印刷した紙をスマートフォンで読み取って確認します。QRコードはQRコード作成ツールで作れます。

02セミナーチラシには何を載せればよいですか?

テーマ、対象者、日時・場所、得られること、登壇者、申込方法、主催者です。このうち最初に目に入るべきはテーマと対象者で、ここで「自分向けか」が判断されます。読む人は上から順に読まず、大きい文字から目に入るため、情報の優先順位をデザインより先に決めてください。

03見出しはどう書けばよいですか?

テーマと対象者を同時に伝える形にしてください。「◯◯セミナー」では何の話か分かりません。「◯◯の進め方|△△を担当する方へ」のように、対象者を入れるのが最も手早い改善です。長い見出しを恐れる必要はありませんが、1行で読み切れる長さには収めてください。

04A4に情報が入りきりません。何を削ればよいですか?

残すのはテーマ、対象者、日時、申込方法、主催者です。プログラムの詳細は短くし、登壇者の経歴、会社の沿革、注意事項の細かい列挙は削る候補です。アクセスの詳細やよくある質問はWebに逃がしてください。チラシの役割は申込ページまで連れて行くことで、全部を紙で説明する必要はありません。

05掲示用と手渡し用で作り分けるべきですか?

設計は変えてください。掲示する場合、裏面は見えないため重要な情報は必ず表面に置きます。また離れた位置から見出しと日時が読めるかが重要なので、印刷した紙を壁に貼って2〜3歩下がって見てください。手渡しなら裏面も使え、相手が持ち帰る前提で情報量を増やせます。

06入稿前に必ず確認すべきことは?

日時の曜日です。「10月15日(水)」が実は木曜、という誤りが最も多く、最も致命的です。カレンダーで必ず照合してください。あわせて、申込URLが開くか、印刷した紙からQRコードが読み取れるか、電話番号がつながるか、社名の表記、登壇者の氏名と肩書を確認してください。読み合わせには作った人以外が1人入ってください。

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