例文
講師紹介の例文
司会がそのまま読める20場面とチラシ用プロフィール
講師紹介の例文をすぐ使いたい人向けに、まずそのまま読める基本形を置き、その下に場面別の例文を並べました。紹介の目的は、聞き手に「この人の話を聞きたい」と思ってもらうことです。経歴を全部読み上げる必要はなく、今日のテーマにつながる経歴を一つか二つ選べば足ります。セミナー全体の台本はセミナー・講演会の司会台本にあります。
結論
司会が読み上げる講師紹介は①名前と肩書き ②今日のテーマにつながる経歴 ③今日の話の予告 ④呼び込みの4つで組み立て、1分以内に収めます。基本形は「本日の講師は、◯◯株式会社 ◯◯部長の◯◯◯◯様です。◯◯様は◯◯に携わってこられました。本日は『◯◯』と題してお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。皆さま、拍手でお迎えください」。チラシのプロフィールは名前・肩書き・テーマに関わる経歴・主な実績を短くまとめ、必ず本人の確認をとります。
まず使える基本形(コピー用)
それでは、本日の講師をご紹介いたします。◯◯株式会社 ◯◯部長の、◯◯◯◯(ふりがな)様です。◯◯様は、◯◯の分野で◯◯に携わってこられ、◯◯の立ち上げを担当されました。本日は「◯◯」と題しまして、◯◯のときにすぐ使える工夫についてお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。皆さま、拍手でお迎えください。
差し替えるのは社名・役職・名前・経歴の一文・演題・持ち帰れるものの6か所です。経歴の一文は「今日のテーマに関係があるか」で選びます。場面に合わせた言い回しは次の章にあります。
講師紹介の組み立て方と作る手順
| 要素 | 入れること | 例 |
|---|---|---|
| 名前と肩書き | 所属・役職・名前(敬称は「様」または「先生」) | ◯◯株式会社 ◯◯部長の◯◯様 |
| 経歴 | 今日のテーマにつながる経歴を一つか二つ | ◯◯の立ち上げに携わり、現在は◯◯を担当 |
| 話の予告 | 演題と、聞き手が持ち帰れるもの | 「◯◯」と題して、◯◯のコツを伺います |
| 呼び込み | 講師を壇上(画面)へ迎える言葉 | 皆さま、拍手でお迎えください |
- 01
講師から情報を集める
下の講師情報シートで、正式な表記・読み方・紹介してよい経歴を本人か窓口から受け取ります。Webの古いプロフィールから書き起こすと肩書きを間違えやすくなります。
- 02
経歴を一つか二つに絞る
受け取った経歴のうち、今日の演題と関係が深いものだけを残します。受賞歴や著書は、テーマに関係があるときだけ入れます。
- 03
4つの要素の順に並べる
名前と肩書き→経歴→話の予告→呼び込みの順にします。予告では「何が持ち帰れるか」を一言入れると、聞き手の姿勢が前に向きます。
- 04
声に出して時間を計る
読み上げて1分を超えたら経歴を削ります。名前と社名には台本にふりがなを振り、区切る位置に「/」を入れておくと噛みにくくなります。
- 05
講師に全文を見てもらう
紹介文の全文と、呼び込みの合図(拍手で迎えるか、登壇してから拍手か)を講師と事前に合わせます。
Point
紹介文は講師に事前に見てもらってください。 肩書きの古さや読み方の間違いは、講師にとっていちばん気になるところです。
紹介文の3つの型(経歴の見せ方を選ぶ)
同じ講師でも、経歴の並べ方で印象が変わります。演題と聞き手に合わせて、次の3つから選びます。
| 型 | 向いている場面 | 並べ方 |
|---|---|---|
| 時系列型 | 研修会・社内勉強会・初めて呼ぶ講師 | 担当してきた仕事→現職の順に、節目を二つか三つだけ |
| 実績型 | 基調講演・専門家を招く講演会 | 今日のテーマに関わる成果や役割を一つ取り上げる |
| エピソード型 | 地域の講演会・保護者向け・交流会 | 講師が今の活動を始めたきっかけを一言で添える |
時系列型の例文
本日の講師は、◯◯株式会社 ◯◯部長の◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯株式会社で最初の◯年を営業として過ごされ、その後◯◯の企画に移られました。◯◯年からは◯◯部長として、◯◯を率いていらっしゃいます。本日は、その歩みの中で身につけられた◯◯の進め方をお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
実績型の例文
本日ご講演いただくのは、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。◯◯様は、社内で◯◯の仕組みを立ち上げ、◯◯の進め方を大きく変えてこられました。本日は、その取り組みの中身と、ほかの職場でも試せる点を伺います。皆さま、拍手でお迎えください。
エピソード型の例文
本日の講師、◯◯◯◯様は、ご自身が◯◯で困った経験をきっかけに、◯◯の活動を始められました。今では◯◯で、同じ悩みを持つ方の相談に乗っていらっしゃいます。本日は、その中で見えてきた◯◯のコツをお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
注意
エピソードは講師本人が公に話している内容か、事前に了承を得た内容だけを使います。
司会が読み上げる講師紹介の例文20場面
1. 社外の講師(基本形・丁寧版)
お待たせいたしました。これより講演に移ります。本日の講師は、◯◯株式会社 ◯◯本部 ◯◯部長の、◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯業界で長く◯◯に携わられ、◯◯の仕組みを一から作ってこられました。現在は、企業向けの研修や講演でも、その経験を伝えていらっしゃいます。本日は「◯◯」と題しまして、明日からの◯◯にそのまま生かせるお話を伺います。それでは◯◯様、どうぞよろしくお願いいたします。皆さま、拍手でお迎えください。
2. 短い版(簡単・時間がないとき)
本日の講師は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。◯◯の専門家として、◯◯に取り組んでいらっしゃいます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
3. 社内の講師(社内研修・勉強会)
本日の講師は、◯◯部の◯◯さんです。◯◯さんは、昨年◯◯のプロジェクトを担当し、◯◯の仕組みを社内に広げてくれました。今日は、そのときに工夫したことと、失敗から学んだことを話してもらいます。◯◯さん、お願いします。
注意
社内の講師を「さん」で紹介するか、役職をつけるかは会社によって違います。社内の慣習に合わせてください。社外の人が聞いている場では、自社の講師に敬称をつけず「弊社の◯◯」と紹介します。
4. 大学教授・研究者(先生と呼ぶ場合)
本日は、◯◯大学 ◯◯学部 教授の、◯◯◯◯先生にお越しいただきました。◯◯先生は、◯◯を専門に研究されており、『◯◯』などの著書もお持ちです。本日は、◯◯について、研究の立場から、私たちの仕事に引きつけてお話しいただきます。それでは先生、よろしくお願いいたします。
5. 医師・弁護士などの専門職
本日の講師は、◯◯病院 ◯◯科の◯◯◯◯先生です。◯◯先生は、日々の診療のかたわら、◯◯について地域での講演も続けていらっしゃいます。本日は、ご家庭でできる◯◯の工夫について、わかりやすくお話しいただきます。それでは先生、よろしくお願いいたします。
6. 基調講演(大きな会・式典)
続きまして、基調講演に移ります。ご講演いただきますのは、◯◯株式会社 代表取締役社長、◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯を手がけ、◯◯の分野をけん引してこられました。本日は「◯◯」と題しまして、これからの◯◯について、お考えを伺います。皆さま、盛大な拍手でお迎えください。
7. 講師が二人以上のとき(まとめて紹介)
本日は、お二人の講師にお越しいただいております。前半は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様に「◯◯」について、後半は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様に「◯◯」についてお話しいただきます。お一人ずつのご紹介は、それぞれの講演の前にいたします。
8. 二人目の講師への切り替え
◯◯様、ありがとうございました。皆さま、いま一度大きな拍手をお願いいたします。続いて、後半の講演です。お話しいただくのは、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。前半で◯◯様からお話のあった◯◯を、◯◯様は現場で実際に進めていらっしゃいます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
前の講演と次の講演のつながりを一言入れると、聞き手の頭が切り替わりやすくなります。パネルディスカッションの登壇者紹介はパネルディスカッションの進行にあります。
9. 学校・PTA・地域の講演会
本日は、◯◯としてご活躍の◯◯◯◯様にお越しいただきました。◯◯様は、◯◯の活動を通して、子どもたちの◯◯に長く関わってこられました。本日は、家庭でできる◯◯について、具体的な例を交えてお話しいただきます。保護者の皆さま、地域の皆さま、どうぞ拍手でお迎えください。
10. 作家・著名人(著書や作品を紹介する場合)
本日の講師は、作家の◯◯◯◯様です。◯◯様は、『◯◯』で◯◯を描き、多くの読者の心をつかんでこられました。本日は、作品が生まれるまでの話を交えながら、◯◯についてお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
注意
著書名・受賞歴は正式な表記を本人か出版社の公式情報で確認します。会場で著書を販売する場合は、紹介の中で触れてよいかを先に聞いておきます。
11. オンライン(ウェビナー・Zoom)
それでは、本日の講師をご紹介します。画面に映っていらっしゃいますのが、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯について◯◯に取り組んでこられました。ご質問は講演中もQ&A欄で受け付けていますので、お気軽にお寄せください。それでは◯◯様、画面共有をお願いいたします。
注意
オンラインでは拍手が聞こえないため、「拍手でお迎えください」の代わりに「チャットで拍手のマークを送ってください」と添えるか、呼び込みを講師への画面共有のお願いにします。配信の台本全体はウェビナーの台本にあります。
12. 講師が自己紹介をする場合(司会は短く渡す)
本日の講師は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。詳しいご経歴は、このあとご本人からお話しいただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
講師のスライドに自己紹介がある場合、司会が経歴まで読むと同じ話が二回になります。打ち合わせで、どちらが経歴を話すかを決めておきます。
13. 講師の到着が遅れているとき(つなぎ)
ご案内いたします。講師の◯◯様は、交通機関の遅れのため、到着が少し遅れております。開始まで今しばらくお待ちください。その間に、お手元の資料の◯◯ページをご覧ください。本日の講演で取り上げる◯◯の要点がまとまっています。
遅れの理由は講師に確認できた範囲だけを伝えます。待ち時間に使える案内(資料・アンケート・主催者からのお知らせ)を、台本の予備として一つ用意しておきます。
14. マイクや映像の準備に時間がかかるとき
ただいま、投影の準備をしております。少々お待ちください。……お待たせいたしました。準備が整いましたので、あらためてご紹介いたします。◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。
15. 研修会の外部講師(社員研修)
それでは、本日の研修の講師をご紹介いたします。◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯の現場を経験されたのち、企業向けに◯◯の研修を続けていらっしゃいます。本日は、午前に◯◯の考え方、午後に演習という流れで進めていただきます。皆さま、筆記用具をお手元にご用意ください。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
注意
研修では、紹介の中でその日の流れ(講義と演習の区切りなど)を一言入れると、受講者が一日の見通しを持てます。
16. 経営者・起業家
本日の講師は、◯◯株式会社 代表取締役の◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯の事業を立ち上げ、◯◯の分野で新しいサービスを形にしてこられました。本日は、事業を始めたときの判断と、続けるうえで大事にしてきたことを伺います。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
17. 行政・自治体の担当者(制度の説明会)
続きまして、制度のご説明です。◯◯市 ◯◯課の◯◯◯◯様にお越しいただきました。◯◯様は、◯◯の窓口で、事業者の皆さまからのご相談を担当されています。本日は、◯◯の制度の内容と、申請のときに気をつける点をご説明いただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
注意
制度の中身は講師が説明するので、司会は制度の要件や金額に触れず、担当部署と説明の範囲だけを紹介します。
18. 通訳がつく海外の講師
本日の講師は、◯◯(国名)からお越しの、◯◯社 ◯◯の◯◯◯◯様です。◯◯様は、◯◯の分野で◯◯に取り組んでこられました。講演は◯◯語で行われ、◯◯◯◯様に通訳をしていただきます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。
名前の読み方は本人の発音に合わせてカタカナで台本に書き、通訳者の紹介も忘れずに入れます。講師へ向けた一言を外国語で添える場合は、通訳者に事前に文面を見てもらいます。
19. 録画(アーカイブ・オンデマンド)配信の冒頭
この動画では、◯◯株式会社の◯◯◯◯様に「◯◯」についてお話しいただきます。◯◯様は、◯◯に携わってこられました。資料は動画の説明欄からダウンロードできます。それでは、どうぞご覧ください。
注意
録画では「本日」「このあと休憩です」など、見る日時で意味が変わる言葉を避けます。
20. 講演後のお礼(降壇のとき)
◯◯様、ありがとうございました。◯◯について、◯◯というお話は、明日からすぐに試せるものでした。皆さま、いま一度大きな拍手をお願いいたします。
お礼では講演の内容を一つだけ具体的に拾います。質疑応答に移る場合の進め方は質疑応答の司会を見てください。
当日の流れのどこで講師紹介を入れるか
| 流れ | 司会がすること | 講師紹介との関係 |
|---|---|---|
| 開会前の案内 | 注意事項・資料の確認 | 講師の着席位置とマイクを確認しておく |
| 開会の挨拶 | 主催者の挨拶へつなぐ | 主催者の挨拶で講師に触れるなら、紹介と重ならないよう調整 |
| 講師紹介 | 紹介文を読み、呼び込む | このページの例文を使う |
| 講演 | 時間を見て合図を出す | 残り時間の合図(カードなど)を講師と決めておく |
| 質疑応答 | 質問を受けて講師へ渡す | 質疑応答の司会 |
| お礼・降壇 | 講演の内容を一つ拾ってお礼 | 例文20を使う |
| 閉会 | アンケート・次回の案内 | 講師の退場の案内を入れるか決めておく |
- 台本には紹介文の全文を書き、名前と社名にふりがな、区切りに「/」を入れる。
- 会場スタッフとの合図(照明・スライド切り替え・講師の入場)を、紹介文のどの言葉で出すか決めて台本に書き込む。
- 前日までに紹介文を声に出して読んでおく。読みにくい言葉は、意味を変えずに言い換える。
- 時間が押したときの短い版(例文2)を、台本の同じページに並べておく。
講師紹介で困ったときの言い直し・つなぎの言葉
| 困ったこと | その場での言葉 |
|---|---|
| 名前や社名を読み間違えた | 失礼いたしました。あらためまして、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。 |
| 肩書きを間違えたと講師に指摘された | 大変失礼いたしました。◯◯(正しい肩書き)の◯◯様です。訂正しておわびいたします。 |
| 紹介の途中で講師が登壇してしまった | ◯◯様、ご登壇いただきました。それでは、ここからは◯◯様にお願いいたします。 |
| スライドが映らない | ただいま投影の準備をしております。その間に、◯◯様から本日のお話の入り口を伺えればと思います。(講師の了承がある場合) |
| 予定より時間が押している | (短い版の例文2に切り替える)本日の講師は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。 |
| オンラインで講師の音声が聞こえない | ◯◯様、恐れ入りますが、マイクがオフになっているようです。マイクのボタンをご確認いただけますでしょうか。 |
注意
読み間違えたときは言い訳をせず、短くおわびして正しく言い直すほうが、講師にも聞き手にも負担がかかりません。
呼び込みの言い換え
| 場面 | 呼び込みの言葉 |
|---|---|
| 会場・通常のセミナー | それでは◯◯様、よろしくお願いいたします。皆さま、拍手でお迎えください。 |
| 式典・基調講演 | 皆さま、盛大な拍手でお迎えください。 |
| 講師がすでに登壇している | それでは◯◯様、ご講演をお願いいたします。 |
| 講師を壇上へ案内する | ◯◯様、どうぞ壇上へお進みください。 |
| 社内の勉強会 | ◯◯さん、お願いします。 |
| オンライン | それでは◯◯様、画面共有をお願いいたします。 |
注意
拍手のタイミング(呼び込みの後か、講師が演台に立ってからか)は、講師と会場スタッフに先に伝えておきます。
司会の紹介文・チラシのプロフィール・講師の自己紹介の違い
| 司会の紹介文 | チラシ・告知ページ | 講師の自己紹介 | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 聞き手を講演に向かせる | 参加を決めてもらう | 自分と話の関係を伝える |
| 長さ | 1分以内 | 数行の文章 | 講師に任せる |
| 書き方 | 話し言葉・敬語(尊敬語) | 書き言葉・敬語なし(である調か体言止め) | 講師本人の言葉 |
| 経歴 | テーマに関わるものを一つか二つ | テーマに関わる経歴と主な実績 | 講師が選ぶ |
| 確認 | 全文を講師に見せる | 全文と顔写真の可否を確認 | 司会の紹介と重ならないよう調整 |
チラシ・告知ページの講師プロフィールの例文
チラシや告知ページを読む人が知りたいのは「この人から何が聞けるか」です。経歴を年表のように並べるより、今回のテーマとの関わりがわかるように書きます。プロフィールは敬語を使わず、である調か体言止めでまとめます。
例文A(文章型)
◯◯ ◯◯(◯◯株式会社 ◯◯部長) ◯◯大学卒業後、◯◯株式会社に入社。◯◯部門で◯◯の立ち上げを担当し、◯◯の仕組みづくりに携わる。現在は◯◯部長として、◯◯の推進を担う。著書に『◯◯』。
例文B(短い版・SNSや講師一覧向け)
◯◯株式会社 ◯◯部長。◯◯の立ち上げを担当し、現在は◯◯を推進。
例文C(箇条書き型・登壇者が多いイベント向け)
◯◯ ◯◯/◯◯株式会社 ◯◯部長
・専門:◯◯、◯◯
・主な経歴:◯◯の立ち上げ、◯◯の導入を担当
・今回話すこと:◯◯を始めるときの手順と、つまずきやすい点
例文D(大学教員・研究者)
◯◯ ◯◯(◯◯大学 ◯◯学部 教授) 専門は◯◯。◯◯をテーマに研究を続け、◯◯に関する論文・著書を発表。自治体や企業の◯◯にも携わる。
例文E(社内向けの告知)
講師:◯◯部 ◯◯ ◯◯さん 昨年度、◯◯プロジェクトを担当。◯◯の仕組みを社内に広げた経験から、◯◯のコツを紹介。
- 顔写真は、本人から提供されたものを使い、掲載の許可をとる。
- 実績の数字(売上・導入社数など)は、本人が公表しているものだけを載せる。
- 肩書きは告知の時点と開催日で変わることがあるので、直前にもう一度確認する。
チラシ全体の項目の並べ方はセミナーチラシの作り方を参照してください。
講師情報シート(事前に送る聞き取り項目)
| 項目 | 記入欄 | 使う場所 |
|---|---|---|
| お名前(ふりがな) | ◯◯ ◯◯(◯◯ ◯◯) | 紹介文・チラシ・名札 |
| 所属・役職の正式表記 | ◯◯株式会社 ◯◯本部 ◯◯部長 | 紹介文・チラシ |
| 呼び方 | 様/先生 | 紹介文 |
| 紹介してほしい経歴(一つか二つ) | 紹介文 | |
| 触れないでほしい話題 | 紹介文 | |
| チラシ用プロフィール文 | チラシ・告知ページ | |
| 顔写真の提供と掲載の可否 | 可/不可 | チラシ・告知ページ |
| 演題(最終版) | 「◯◯」 | 紹介文・チラシ・進行表 |
| 自己紹介をスライドで話すか | 話す/話さない | 紹介文の長さ |
| 登壇の合図 | 呼び込み後に登壇/登壇済み | 呼び込み |
このシートを講演の依頼と一緒に送り、戻ってきた内容から紹介文を書くと、表記の間違いが起きにくくなります。
講師紹介でよくある失敗と直し方
| よくある失敗 | 直し方 |
|---|---|
| 経歴を全部読み上げて講演の時間を削る | テーマにつながる経歴を一つか二つに絞り、1分以内にする |
| 古い肩書き・名前の読み間違い | 講師情報シートで正式表記とふりがなを受け取り、全文を本人に見せる |
| 「ご講演される」「おっしゃられる」 | 「ご講演なさる」「ご講演いただく」「おっしゃる」に直す |
| 自社の講師に「様」をつける(社外の人がいる場) | 「弊社の◯◯」と敬称なしで紹介する |
| 司会と講師が同じ経歴を二回話す | 経歴はどちらが話すか、事前に決めておく |
| 誇張した褒め言葉(「日本一の」など根拠のない形容) | 本人が公表している事実だけで紹介する |
注意
文化審議会答申「敬語の指針」は、「お読みになられる」のように同じ種類の敬語を重ねたものを二重敬語とし、「ご……される」は本来、尊敬語の適切な形ではないとされているとしています。紹介文は「お話しいただきます」「ご講演いただきます」の形にそろえると誤りが出にくくなります。
講師に事前に確認することチェックリスト
- 名前・社名・肩書きの正式な表記と読み方
- 紹介で触れてよい経歴と、触れないでほしい話題
- 「様」と「先生」のどちらで呼ぶか
- チラシ・告知ページに載せるプロフィール文と顔写真の可否
- 演題(タイトル)の最終版
- 講師がスライドで自己紹介をするか
- 登壇の合図と拍手のタイミング
- 紹介文の全文を見てもらい、了承を得たか
講演後のお礼は講師へのお礼メールにまとめています。講師の席に置く名札は名札・席札の作成ツールで作れます。
この記事の要点
- 講師紹介は名前と肩書き・経歴・話の予告・呼び込みの4つで1分以内。
- 経歴は今日のテーマにつながるものを一つか二つ選ぶ。
- 紹介文は講師に全文を見てもらい、名前と社名にふりがなを振る。
- 社外の人の前では、自社の講師は敬称なしで「弊社の◯◯」。
- 「ご講演される」は誤り。「ご講演いただきます」にそろえる。
- チラシのプロフィールは敬語なし・本人が公表している実績だけ。
- 経歴の見せ方は時系列型・実績型・エピソード型から聞き手に合わせて選ぶ。
- 読み間違えたら短くおわびして言い直す。時間が押したら短い版に切り替える。
FAQ
よくある質問
司会者か運営の担当者が、講師から受け取ったプロフィールをもとに書き、講師本人に全文を確認してもらうのが進めやすい方法です。講師から紹介文そのものを受け取れる場合は、1分以内に収まるよう削り、削った版をもう一度見てもらいます。
その場で「失礼いたしました。あらためまして、◯◯様です」と短くおわびして言い直します。降壇後に、講師へ直接おわびを伝えます。台本の名前にふりがなを振っておくと防げます。
「本日の講師は、◯◯株式会社の◯◯◯◯様です。◯◯の専門家として、◯◯に取り組んでいらっしゃいます。それでは◯◯様、よろしくお願いいたします」です。時間がないときは、名前・肩書き・専門の一言・呼び込みの4点だけで構いません。
大学教員、医師、弁護士など、ふだん「先生」と呼ばれている人は「先生」、企業の人は「様」で紹介する例が多く見られます。呼び方の好みは人によって違うので、講師本人か依頼の窓口に確認してください。
司会が読み上げる紹介は1分以内が目安です。経歴をすべて読み上げると講演の時間を削ることになるので、今日のテーマにつながる経歴を選んで紹介します。
名前と所属だけを紹介し、「詳しいご経歴は、このあとご本人からお話しいただきます」と渡します。経歴を司会と講師の両方が話すと重なるので、事前に分担を決めておきます。
拍手が聞こえないので、呼び込みは「画面共有をお願いいたします」にするか、チャットでの反応をお願いします。紹介の途中で質問の受け付け方(Q&A欄など)を一言入れておくと、講演中の質問が集まりやすくなります。
名前、所属と肩書き、今回のテーマに関わる経歴、主な実績や著書です。敬語は使わず、である調か体言止めで書きます。実績の数字は本人が公表しているものだけを使い、掲載前に本人の確認をとります。