敬語
「末筆ながら」の意味と使い方
結びに続ける言葉・例文・言い換え
結論:「末筆ながら」は「最後になってしまいましたが」という意味です。読み方は「まっぴつながら」。手紙やメールで用件をすべて書き終えたあと、相手の健康や発展を祈る言葉の前に置く決まり文句で、取引先・お客様・上司など目上の相手に使えます。迷ったらこの一文をそのまま使えます。「末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」より改まるなら「末筆ではございますが」、話すときは「最後になりましたが」。このページでは、後ろに続ける言葉の型、季節別の結び、場面別の例文(ビジネス・お詫び・私的な手紙)、言い換え、英語表現、送る前のチェックリストをまとめました。
結論
「末筆」は手紙の終わりの部分に書く文のことで、「末筆ながら」は「(大切なことなのに)最後に書くことになってしまいましたが」と、順番が最後になったことをへりくだって断る言い方です。後ろには、①相手の会社の発展を祈る言葉 ②相手個人の健康・活躍を祈る言葉 ③ほかの人によろしく伝えてほしいという伝言のいずれかを続けます。
30秒でわかる「末筆ながら」
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 意味 | 最後になってしまいましたが(へりくだった断り) |
| 読み方 | まっぴつながら |
| 置く場所 | 用件をすべて書き終えたあと、結びのあいさつの直前に一度だけ |
| 後ろに続けるもの | 会社の発展・相手の健康や活躍を祈る言葉、ほかの人への伝言 |
| 目上の人に使えるか | 使える(より改まるなら「末筆ではございますが」) |
| 話し言葉で使えるか | 合わない。スピーチ・電話は「最後になりましたが」 |
| 定番の一文 | 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 |
「末筆ながら」の意味と成り立ち
「末」は終わり、「筆」は筆で書いたもの、つまり文章を指します。「末筆」で文章の終わりのほうという意味です。「ながら」は「〜ではありますが」という意味で、「末筆ながら」で「最後になってしまいましたが」という断りの言葉になります。
相手の健康や会社の発展を祈る言葉は、本来いちばん大切に扱いたい内容です。それを最後に書くことになったことを、へりくだって詫びる気持ちが込められています。もともと手紙で使う言葉ですが、異動・退職のあいさつや年末のあいさつなど、改まったメールでもよく使われます。
手紙は「前文(あいさつ)→主文(用件)→末文(結びのあいさつ)」の順で書きます。「末筆ながら」は末文の書き出しに置く言葉です。手紙全体の組み立ては手紙の前文・末文にまとめています。
Point
「末筆ながら」は、用件をすべて書き終えたあと、結びのあいさつの直前に一度だけ使う言葉。後ろには相手を気づかう言葉か、伝言を続けます。
後ろに続ける言葉の型
| 続ける内容 | 例文 | 向いている相手 |
|---|---|---|
| 会社の発展を祈る | 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 | 会社宛ての手紙・メール |
| 会社の繁栄を祈る(言い換え) | 末筆ながら、貴社のますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。 | 会社宛て・取引の区切り |
| 個人の活躍を祈る | 末筆ながら、◯◯様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 | 異動・退職する相手、個人宛て |
| 健康を祈る | 末筆ながら、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 | 季節のあいさつ・年末 |
| 会社の発展と個人の健康を両方 | 末筆ながら、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 | 年末・年始のあいさつ |
| 今後のお付き合いをお願いする | 末筆ながら、今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。 | 取引先・お世話になっている目上の人 |
| ほかの人への伝言 | 末筆ながら、◯◯部長にもよろしくお伝えください。 | 相手の上司・同僚に世話になったとき |
| 家族への伝言(私的な手紙) | 末筆ながら、お父様、お母様にもどうぞよろしくお伝えください。 | 恩師・親戚・知人 |
「ご自愛ください」を続けるときは、「お体」を付けずに「ご自愛ください」だけで使います。詳しくは「ご自愛ください」の使い方にあります。「ご健勝」の意味は「ご清栄」「ご健勝」の違いを参照してください。
季節に合わせた結びの例文
| 季節 | 例文 |
|---|---|
| 春 | 末筆ながら、季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 梅雨 | 末筆ながら、梅雨冷えの折、体調を崩されませんようお祈り申し上げます。 |
| 夏 | 末筆ながら、暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 秋 | 末筆ながら、朝夕冷え込む季節となりましたので、皆様どうぞお健やかにお過ごしください。 |
| 冬 | 末筆ながら、寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 年末 | 末筆ながら、皆様どうぞよいお年をお迎えください。 |
| 年始 | 末筆ながら、本年も皆様にとって実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 |
使える場面・使わないほうがよい場面
| 場面 | 「末筆ながら」 | 代わりに使う言葉 |
|---|---|---|
| 異動・退職のあいさつメール | 使える | ― |
| 年末・年始のあいさつ | 使える | ― |
| お礼状・お礼のメール(改まったもの) | 使える | ― |
| 季節のあいさつ状 | 使える | ― |
| 恩師・親戚への私的な手紙 | 使える | ― |
| 案件の途中の事務的な連絡 | 改まりすぎることがある | 引き続きよろしくお願いいたします |
| 社内チャット・同僚への連絡 | 合わない | 最後になりましたが/最後に |
| スピーチ・口頭のあいさつ | 書き言葉なので合わない | 最後になりましたが/結びに |
| お悔やみの手紙・メール | 前置きを省いて簡潔に結ぶことが多く、使わないのが無難 | 略儀ながら書中にてお悔やみ申し上げます |
注意
「末筆」は書き言葉です。スピーチや電話など話すときは「最後になりましたが」を使います。スピーチの結びはスピーチの締めの言葉を参照してください。
言い換え一覧と似た言葉との違い
| 言い方 | 丁寧さ・役割 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 末筆ではございますが | 最も改まった言い方 | 目上の相手への手紙・あいさつ状 |
| 末筆ながら | 改まった言い方 | 改まったメール・手紙 |
| 最後になりましたが | 丁寧(やわらかい)。話し言葉にも使える | メール・スピーチのどちらにも |
| 結びに | 丁寧 | スピーチ・式辞 |
| 最後に | 標準 | 社内の連絡 |
| 略儀ながら | 役割が違う。簡単な方法で済ませることへの断り | 本来は訪問や手紙で伝える内容をメールで済ませるとき |
| 追伸 | 役割が違う。結びのあとに書き足す用件 | 親しい相手への手紙。目上の相手への改まった文書には使わない |
「略儀ながら」は、本来なら直接会ったり手紙を送ったりすべきところを簡単な方法で済ませることへの断りで、「末筆ながら」とは意味が違います。両方を使うときは、「末筆ながら、〜をお祈り申し上げます。」「略儀ながら、まずはメールにてご挨拶申し上げます。」のように別々の文に分け、同じ文の中で重ねないようにします。
「追伸」は、結びを書いたあとに書き忘れた用件を足すための言葉です。「末筆ながら」は結びの前置きなので、役割が逆になります。目上の相手には追伸を使わず、用件は本文に入れ直します。メールの結び全体はメールの締めの言葉にまとめています。
場面別のメール・手紙の例文
異動のあいさつ(取引先へ)
件名:異動のご挨拶(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたび、◯月◯日付で◯◯部へ異動することになりました。
在任中は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
後任は◯◯が務めます。後日改めて、本人よりご挨拶申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展と◯◯様のご活躍をお祈り申し上げます。
退職のあいさつ(社外へ)
件名:退職のご挨拶(株式会社△△ □□)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
私事で恐縮ですが、◯月◯日をもって退職することになりました。
◯◯様には、◯◯の立ち上げの頃から多くのことを教えていただきました。本当にありがとうございました。
今後の貴社とのお取引は、◯◯が引き継いで担当いたします。
末筆ではございますが、◯◯様のご健康とますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
年末のあいさつ
件名:年末のご挨拶
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
来年も皆様のお役に立てるよう努めてまいります。
末筆ながら、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。
商談・打ち合わせのお礼
件名:本日のお打ち合わせのお礼
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました。
いただいたご要望をもとに、◯日までにお見積もりをお送りいたします。
末筆ながら、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
お世話になった相手の上司にもよろしく伝えてほしい
件名:◯◯開催のお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日の◯◯では、会場の手配から当日の運営まで、多大なご協力をいただきありがとうございました。
おかげさまで、参加者の方々からも温かい声を多くいただきました。
末筆ながら、◯◯部長にもくれぐれもよろしくお伝えください。
冬のお礼状(季節の気づかい)
件名:お心遣いのお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、結構なお品を頂戴いたしました。いつもお気遣いいただき、誠にありがとうございます。社内の皆で大切にいただきます。
末筆ながら、寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
お詫びのあとの結び
件名:納品遅延のお詫び
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、◯◯の納品が遅れ、多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
原因と今後の対策は、別紙にまとめてお送りいたします。
再発のないよう社内の確認体制を見直してまいります。
末筆ながら、今後とも◯◯様のお力添えをいただけましたら幸いです。
お詫びのメールでは、結びで「ご発展をお祈り申し上げます」とすると、相手によっては軽く感じることがあります。再発を防ぐ姿勢を示してから、今後のお付き合いをお願いする結びのほうが落ち着きます。
取引の区切りのお礼(会社宛て)
件名:◯◯終了のご挨拶とお礼
株式会社◯◯
ご担当者様
平素より大変お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびの◯◯は、予定どおり◯月◯日をもって終了いたしました。
長きにわたりご支援いただき、誠にありがとうございました。
またご一緒できる機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
末筆ながら、貴社のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
恩師への私的な手紙
◯◯先生
朝夕に秋の気配を感じる頃となりました。先生にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私は今年の春から新しい部署で、イベントの企画を担当しております。在学中に先生から教わった段取りの考え方が、毎日の仕事で役に立っています。
近くへ伺う機会がありましたら、ぜひご挨拶に参ります。
末筆ながら、奥様にもどうぞよろしくお伝えください。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。
親戚へのお礼の手紙
◯◯おばさま
先日はおいしい果物を送ってくださり、ありがとうございました。家族みんなで、季節の味を楽しませていただきました。
こちらは皆元気に過ごしております。
末筆ながら、皆様のご健康をお祈りしております。
イベントの仕事での使い方
イベントの仕事では、招待状・案内状・協賛のお願い・終了後のお礼など、改まった文書を社外へ送る機会が多くあります。「末筆ながら」は、日時・会場・返信期限といった用件をすべて書き終えたあとに置きます。案内の情報より前に置くと、締めの言葉に見えて読み落とされやすくなります。
| 場面 | 媒体 | そのまま使える一文 |
|---|---|---|
| 周年記念式典の招待状(取引先の役員宛て) | 手紙 | 末筆ながら、貴社のますますのご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 |
| 展示会・セミナーの案内メール(参加登録の締切と「ご来場をお待ちしております」を書いたあと) | メール | 末筆ながら、皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。 |
| 協賛のお願い状(協賛内容と回答期限を書いたあと) | 手紙 | 末筆ながら、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。 |
| 終了後のお礼メール(登壇者へ) | メール | 末筆ながら、◯◯様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 |
| 会場・協力会社へのお礼状 | 手紙 | 末筆ながら、貴社のますますのご繁栄と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 |
| 年末の挨拶状(その年にイベントでお世話になった協賛社へ) | 手紙 | 末筆ながら、来年も貴社にとって実り多き一年となりますよう、お祈り申し上げます。 |
協賛のお願い状の結び
(協賛の内容・金額の区分・ご回答の期限を書いたあと)
ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、趣旨をご理解のうえ、ご協賛を賜りますようお願い申し上げます。
ご不明な点は、担当の□□までお気軽にお問い合わせください。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
イベント終了後のお礼メール(協力会社へ)
件名:◯◯の設営・撤去のお礼
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
昨日の◯◯では、設営から撤去まで、夜遅くまでご対応いただき、ありがとうございました。
当日の記録写真は、◯日までに共有いたします。
末筆ながら、現場の皆様にもよろしくお伝えください。
注意
開会・閉会のあいさつなど口頭の場面では「末筆ながら」は使いません。司会や主催者のあいさつでは「最後になりましたが、本日ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。」のように言い換えます。社内チャットでの運営連絡も「最後に」で十分です。
英語で書くときの表現
英語には「末筆ながら」とまったく同じ決まり文句はありません。結びの前に一言添えるなら、次のような言い方を使います。
| 英語の表現 | 意味・使いどころ |
|---|---|
| Last but not least, | 最後になりましたが(大事なことだと強調したいとき) |
| Finally, | 最後に(いちばん簡単な言い方) |
| In closing, | 結びに(改まった文書・スピーチ) |
| I wish you and your company continued success. | 貴社のますますのご発展をお祈りします |
| Please take care of yourself. | どうぞご自愛ください |
| Please give my best regards to Mr./Ms. ◯◯. | ◯◯様にもよろしくお伝えください |
英文メールでは、前置きを付けずに相手を気づかう一文をそのまま書くほうが自然なことも多いです。
よくある間違い
| 書きがちな言い方 | 気になる点 | 直し方 |
|---|---|---|
| 末筆ながら、先日の件についてご確認ください | 「末筆ながら」の後ろに用件を置くと、結びの言葉として落ち着かない | 用件は本文に書き、「末筆ながら」の後ろは相手を気づかう言葉にする |
| 末筆ながら〜お祈り申し上げます。(その後に追伸の用件) | 結びのあとに用件が続くと、どこで終わるのか分かりにくい | 用件はすべて「末筆ながら」の前に書く |
| メールの冒頭で「末筆ながら」 | 「末筆」は文章の終わりのことなので、位置が合わない | 冒頭は「いつもお世話になっております」などのあいさつにする |
| 末筆ながら、末筆ではございますが… | 同じ断りを重ねている | どちらか一方にする |
| (スピーチで)末筆ながら、皆様のご健康を | 「末筆」は書き言葉なので、話し言葉としては合わない | 最後になりましたが、皆様のご健康を |
| 末筆ながら、お体をご自愛ください | 「ご自愛」に「体を大切に」の意味が含まれ、重ねた言い方になる | 末筆ながら、どうぞご自愛ください |
| 「抹筆ながら」「末筆乍ら」 | 「抹」は誤字。「乍ら」は読みにくい | 「末筆ながら」と書く |
送る前のチェックリスト
- 用件はすべて「末筆ながら」より前に書き終えている
- 「末筆ながら」の後ろは、相手を気づかう言葉か伝言になっている
- 「末筆ながら」は文中で一度だけ使っている
- 「末筆ながら」の後ろに読点(、)を打っている
- 「略儀ながら」と同じ文の中で重ねていない
- お詫びのメールなら、結びは再発防止の姿勢と今後のお願いにしている
- スピーチ原稿なら「最後になりましたが」に直している
- 「お体をご自愛ください」になっていない
「末筆ながら」で結ばれたメールへの返事
「末筆ながら」は結びのあいさつなので、それ自体に答える必要はありません。本文の内容(異動・退職・年末のあいさつなど)へのお礼を書き、最後に相手を気づかう言葉を返します。
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご丁寧に異動のご連絡をいただき、ありがとうございます。
◯◯様には、これまで本当にお世話になりました。新しい部署でのご活躍をお祈りしております。
後任の◯◯様とも、引き続きしっかり連携してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
相手が退職する場合は「今後とも」ではなく、「◯◯様のますますのご活躍をお祈り申し上げます」で結ぶと自然です。伝言を頼まれたときは、「◯◯にも申し伝えます」と一言添えると丁寧です。
この記事の要点
- 「末筆ながら」は「最後になってしまいましたが」という意味。読みは「まっぴつながら」。
- 後ろには会社の発展・個人の健康や活躍を祈る言葉、またはほかの人への伝言を続ける。
- 用件をすべて書き終えてから、結びの直前に一度だけ使う。
- より改まるなら「末筆ではございますが」、やわらかくするなら「最後になりましたが」。
- 書き言葉なので、スピーチや電話では「最後になりましたが」を使う。
- お詫びのメールでは、結びを今後のお付き合いのお願いにする。
FAQ
よくある質問
「まっぴつながら」と読みます。
使えます。取引先や上司などへの改まった手紙・メールで、相手の健康や発展を祈る言葉の前に置く決まり文句です。より改まるなら「末筆ではございますが」とします。
避けたほうが落ち着きます。「末筆ながら」は結びのあいさつの前置きなので、用件はすべてその前に書き、後ろには相手を気づかう言葉や伝言を続けます。
使えます。「末筆ながら、今後ともよろしくお願い申し上げます。」のように、今後のお付き合いをお願いする結びにします。案件の途中の事務的な連絡では、「引き続きよろしくお願いいたします」のほうが自然です。
「末筆」は書き言葉なので、話すときには合いません。スピーチや電話では「最後になりましたが」「結びに」を使います。
「末筆ながら」は、相手を気づかう言葉を最後に書くことへの断りです。「略儀ながら」は、本来は訪問や手紙で伝えるべきことを、メールなど簡単な方法で済ませることへの断りです。
使えます。本文でお詫びと再発防止策を伝えたうえで、「末筆ながら、今後とも◯◯様のお力添えをいただけましたら幸いです。」のように今後のお付き合いをお願いする結びにすると落ち着きます。
日時・会場・返信期限や、協賛の内容・回答期限などの用件をすべて書き終えたあと、結びのあいさつの直前に一度だけ書きます。開会のあいさつなど口頭の場面では「最後になりましたが」に言い換えます。
同じ決まり文句はありません。「Last but not least,」「Finally,」などで前置きするか、前置きなしで相手を気づかう一文を書きます。