メール
香典・供花のお礼メール 例文
会社・上司・同僚・取引先へ
家族の葬儀で、会社や上司・同僚、取引先から香典や供花、弔電をいただいたら、出社した日に口頭でお礼を伝え、あわせてメールでも短く送るのが基本です。取引先には、仕事に戻ったことの報告を兼ねてメールで送ります。書くことは①香典・供花・弔電へのお礼 ②葬儀を滞りなく終えた報告 ③休んでいた間の対応へのお礼と今後の三つです。
そのまま送れる一言は「このたびは、父の葬儀に際し、ご丁寧なご香典を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで葬儀を滞りなく済ませることができました。本日より出社しております。」。メールはあくまで略式です。会社としてお礼状を出すか、香典返しをどうするか、忌明けの挨拶をいつするかは、家族の考えや地域の慣習、会社の決まりによって違うため、このページでは時期を断定せず、確かめ方を書いています。忌引きの連絡そのものは忌引きの連絡 例文を見てください。
結論
香典・供花のお礼は①いただいたもの(香典・供花・弔電・参列)へのお礼 ②葬儀を終えた報告 ③休んでいた間の対応へのお礼 ④今後の一言で構成し、出社した日に送ります。身内のことには尊敬語を使わず、「父」「母」「故人」と書きます。正式なお礼は、口頭や会葬礼状、香典返しの挨拶状で伝えることが多く、どこまで行うかは家族・地域の慣習と会社の決まりに合わせます。
いつ・どの手段で・誰に伝えるか
| 相手 | 手段 | タイミング |
|---|---|---|
| 直属の上司 | 口頭+メール | 出社した日 |
| 会社名義・社長名義でいただいた | 上司に相談のうえ、メールか手紙。総務経由のこともある | 出社後、早めに |
| 部署一同でいただいた | 口頭+部署へのメール | 出社した日 |
| 個人的にいただいた同僚 | 口頭。会えなければチャットかメール | 出社した日か、会ったとき |
| 取引先 | メール。必要に応じて手紙 | 仕事に戻った日。業務再開の報告を兼ねる |
Point
誰から何をいただいたか、まず一覧にしておきます。香典・供花・弔電・参列が誰からかは、家族が受付の記録を持っていることが多いので、出社前に確認しておくとお礼の漏れを防げます。会社名義のものは、総務が手配の記録を持っていることがあります。
件名の付け方
件名は、お悔やみの場面に合わせて飾らずに書きます。「【御礼】」のような強い記号は避け、用件と差出人が分かれば十分です。
| 相手 | 件名の例 |
|---|---|
| 上司・部署(社内) | ご香典のお礼(営業部 □□) |
| 供花もいただいた(社内) | ご香典・ご供花のお礼(営業部 □□) |
| 取引先 | ご厚志のお礼と業務再開のご報告(株式会社△△ □□) |
| 弔電をいただいた取引先 | ご弔電のお礼(株式会社△△ □□) |
| 参列していただいた | 父の葬儀へのご会葬のお礼(□□) |
書く項目のチェックリスト
- いただいたもの(香典・供花・弔電・参列)を正しく書いたか
- 亡くなった家族を「父」「母」「祖母」「故人」と書き、尊敬語を使っていないか
- 葬儀を終えた報告を一言入れたか(詳しい様子は書かなくてよい)
- 休んでいた間の対応へのお礼を書いたか
- 「略儀ながらメールにて」など、略式であることへの一言を入れたか(取引先・目上)
- 繰り返しを連想させる言葉(重ね重ね・たびたびなど)を避けたか
- 香典返しや忌明けの挨拶の時期を、家族・会社の決まりと食い違う形で約束していないか
注意
会社から香典や供花を出すときの名義や名札の書き方は香典の会社名の書き方と会社からの供花の手配にまとめています。受け取った側も、会社名義か個人名義かでお礼の宛先が変わるので、名札や芳名帳で確かめてください。
場面別の例文
上司へ(社内メール・出社した日)
件名:ご香典のお礼(営業部 □□)
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
このたびは、父の葬儀に際し、ご丁寧なご香典をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、葬儀を滞りなく済ませることができました。
急なお休みにもかかわらず、業務の調整をしていただき、心より感謝しております。
本日より出社しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
部署一同から香典・供花をいただいた(社内メール)
件名:ご香典・ご供花のお礼(営業部 □□)
営業部の皆さま
お疲れさまです。□□です。
このたびは、母の葬儀に際し、皆さまからご香典とご供花をいただき、ありがとうございました。
立派なお花を祭壇に飾り、家族も大変ありがたく思っておりました。
不在の間、私の担当分を引き受けてくださった皆さまにも、心よりお礼申し上げます。
本日より仕事に戻りますので、よろしくお願いいたします。
社長・会社名義でいただいた(社内メール)
件名:ご供花のお礼(営業部 □□)
◯◯社長
営業部の□□です。
このたびは、父の葬儀に際し、会社よりご丁寧なご供花とご弔電を賜り、誠にありがとうございました。
家族一同、温かいお心遣いに深く感謝しております。
おかげさまで葬儀を終え、本日より出社しております。
略儀ながら、メールにてお礼申し上げます。
注意
社長や役員へのお礼をメールで送ってよいか、手紙にするか、上司から伝えてもらうかは会社の慣例によります。迷うときは直属の上司か総務に確認してください。
同僚へ(チャット)
◯◯さん
このたびは、ご香典をいただきありがとうございました。
お休みの間、◯◯の件を引き受けてくれて本当に助かりました。
今日から戻りましたので、またよろしくお願いします。
取引先へ(メール・業務再開の報告を兼ねる)
件名:ご厚志のお礼と業務再開のご報告(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、父の葬儀に際し、ご丁寧なご弔電とご供花を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで、葬儀を滞りなく済ませることができました。
不在の間はご不便をおかけし、申し訳ございませんでした。
本日より業務に戻っております。お預かりしている◯◯の件は、◯日までに改めてご連絡いたします。
本来であれば直接伺ってお礼を申し上げるべきところ、略儀ながらメールにてお礼申し上げます。
参列していただいた取引先へ(メール)
件名:父の葬儀へのご会葬のお礼(株式会社△△ □□)
◯◯様
株式会社△△の□□です。
先日は、ご多忙のところ父の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございました。
遠方よりお運びいただき、家族も大変ありがたく思っております。
略儀ではございますが、メールにてお礼申し上げます。
家族葬で辞退したのに、香典や供花が届いたとき(社内メール)
件名:ご供花のお礼(営業部 □□)
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
このたびは、家族葬とさせていただいたにもかかわらず、ご丁寧なご供花をいただき、ありがとうございました。
お心遣いを、家族ともどもありがたく受け止めております。
本日より出社しておりますので、よろしくお願いいたします。
辞退していたのに届いた場合、受け取るか、お返しをどうするかは家族の考えと会社の決まりに合わせます。お礼は、受け取った以上は伝えておきます。
お礼を送った相手や、いただいたものを間違えたときの訂正
件名:先ほどのメールの訂正(営業部 □□)
◯◯さん
お疲れさまです。□□です。
先ほどのお礼のメールで、ご供花を「ご香典」と記載しておりました。
大変失礼いたしました。
改めまして、このたびはご丁寧なご供花をいただき、ありがとうございました。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 「父がお亡くなりになりました」 | 身内に尊敬語を使うことになる | 「父が亡くなりました」「父が他界しました」 |
| 「ご逝去いたしました」(自分の家族に) | 「ご逝去」は他人の死に対して使う尊敬語 | 「父が亡くなりました」 |
| 「重ね重ね」「たびたび」「再び」 | 不幸が重なることを連想させるとして、弔事では避ける人がいる | 「改めて」「心より」 |
| 「【御礼】」「!」など目立つ件名 | 弔事のお礼としては華やかすぎると受け取る人がいる | 「ご香典のお礼(□□)」 |
| 葬儀の様子や死因を細かく書く | 読む側が返事に困る | 「葬儀を滞りなく済ませることができました」 |
| 「お返しは不要とのことでよろしいですか」と聞く | 相手に気を遣わせる | 香典返しの扱いは家族と会社の決まりで決める |
「重ね重ね」の使い方と、使ってよい場面は重ね重ね の意味と使い方にまとめています。
後日のフォロー:香典返しと忌明けの挨拶、お礼が遅れたとき
香典返しと忌明けの挨拶の考え方
香典返しをするか、いつ・何を贈るか、忌明けの挨拶状をいつ送るかは、宗教・宗派、地域の慣習、家族の考えによって違います。また、会社の慶弔の決まりでいただいた香典にはお返しをしない扱いにしている会社もあります。家族と、会社の上司・総務に確認してから決めてください。
香典返しを職場で渡すときの一言(社内)
先日はご香典をいただき、ありがとうございました。おかげさまで、無事に法要を済ませることができました。心ばかりの品ですが、お受け取りください。
お礼が遅れてしまったとき(取引先へ)
件名:ご弔電のお礼(株式会社△△ □□)
◯◯様
株式会社△△の□□です。
先日は、父の葬儀に際しご丁寧なご弔電を賜り、誠にありがとうございました。
本来であればすぐにお礼を申し上げるべきところ、ご連絡が遅くなり申し訳ございません。
温かいお言葉に、家族一同深く感謝しております。
略儀ながら、メールにてお礼申し上げます。
注意
お悔やみのメールをいただいた場合の返信はお悔やみメールの例文(ビジネス)に、弔電の文面については弔電の文例(会社から)にまとめています。
この記事の要点
- 香典・供花のお礼は出社した日に口頭で伝え、メールでも短く送る。
- 書くのはお礼・葬儀を終えた報告・休んだ間の対応へのお礼。
- 身内には尊敬語を使わず「父」「母」「故人」と書く。
- 重ね重ね・たびたびなど繰り返しを連想させる言葉は避ける。
- 香典返しや忌明けの挨拶は家族・地域の慣習と会社の決まりに合わせる。
FAQ
よくある質問
上司や部署へは、出社した日に口頭でお礼を伝え、あわせてメールで送ると確実です。社長や会社名義でいただいたものへのお礼をメールで済ませてよいかは会社の慣例によるので、上司か総務に確認してください。
出社した日に送るのが目安です。取引先へは、業務に戻ったことの報告を兼ねて送ります。遅くなってしまった場合も、お詫びを一言添えて送れば失礼にはなりにくいです。
「父」「母」「祖母」のように書き、尊敬語は使いません。「お亡くなりになる」「ご逝去」は他人の死に対して使う尊敬語です。「故人」と書いても構いません。
宗教・宗派や地域の慣習、家族の考え、会社の決まりによって違います。会社の慶弔の決まりでいただいた香典はお返し不要としている会社もあります。家族と上司・総務に確認して決めてください。
受け取った場合は、お礼を伝えます。受け取るかどうか、お返しをどうするかは家族の考えと会社の決まりに合わせます。「家族葬とさせていただいたにもかかわらず、ご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございました」と書くと状況が伝わります。