飲食
イベントにキッチンカーを呼ぶ方法
探し方・費用の形・依頼の例文まで
イベントにキッチンカーを呼ぶ方法は、①マッチングサービスで募集する ②出店者に直接依頼する ③自治体・商工会・地域の団体に紹介を頼むの3つです。呼ぶこと自体は難しくありません。つまずくのは費用の形を決めないまま声をかけることと、電源・動線・許可の確認を口頭で済ませることです。この記事は主催者側の段取りを、そのまま使える例文つきでまとめます。
結論
結論:①費用の形(出店料を取る/無料で誘致/売上保証/買取)を決める → ②探し方を選んで打診 → ③出店要項で条件を書面にする → ④許可証・保険加入証の写しを回収 → ⑤電源と行列の向きを配置図に描く → ⑥当日は搬入・電源・通路・撤収を確認、の順です。営業許可を取るのは出店者ですが、持っているかを確認するのは主催者です。社内イベントで社員に無料でふるまうなら買取、地域の祭りやマルシェなら出店料制が基本の形になります。
キッチンカーの探し方は3つ
| 探し方 | 向いている場面 | 注意すること |
|---|---|---|
| マッチングサービス・出店募集サイトに掲載する | 初めて呼ぶ/複数台を集めたい/付き合いのある出店者がいない | サービスごとに手数料や依頼形式が違う。利用規約と、許可証の確認を誰がするかを確かめる |
| 出店者に直接依頼する(SNS・過去の出店者・知人の紹介) | 呼びたい店が決まっている/継続開催で関係を作りたい | 条件の行き違いが起きやすい。出店要項を必ず書面で渡す |
| 自治体・商工会・地域の団体に相談する | 地域の祭り・公共の場所での開催 | 地元の出店者を紹介してもらえることがある。会場の使用許可とあわせて相談すると早い |
注意
どの探し方でも、主催者が確認する項目は同じです。 サービス経由でも、許可証の写しと車両サイズ・必要電源は主催者の手元に集めてください。配置図を描くのは主催者だからです。
費用の形を先に決める(依頼形式の比較)
声をかける前に、お金の流れをどうするかを決めてください。出店者の判断材料は、ほぼここと想定来場者数です。
| 形 | お金の流れ | 向いている場面 | 主催者の注意点 |
|---|---|---|---|
| 出店料を取る(固定額) | 出店者 → 主催者 | 集客が見込める祭り・マルシェ | 主催者の収入が読める。売れないと出店者のリスクが大きい |
| 出店料を取る(売上歩合) | 出店者 → 主催者(売上に応じて) | 来場者数が読みにくい初回開催 | 売上をどう把握するか(レジの記録か自己申告か)を先に決める |
| 出店料なし(誘致) | なし(出店者は売上のみ) | 来場者サービスが目的のイベント | 集客が見込めないと出店者が来ない |
| 売上保証 | 売上が保証額に届かない分を主催者が補填 | 平日のオフィス・人の少ない会場に来てほしいとき | 保証額と精算方法を事前に書面で決める |
| 買取 | 主催者 → 出店者(食数分を買い取る) | 社内イベント・福利厚生・招待制の催しで無料でふるまう | 食数・メニュー・提供時間を決める。来場者は支払わない |
Point
金額の相場は本記事では示しません。 地域・来場規模・業種で大きく変わり、根拠のある相場として書けないためです。近隣の同規模イベントの出店要項が公開されていれば、それが最も参考になります。 費用の形を決めてから見積を取ると、比べやすくなります。
依頼から当日までの流れ
- 01
条件を整理する
日時、場所、想定来場者数、ピークの時間帯、費用の形、来場者層(家族連れか、ビジネス層か)。これが打診の材料になります。
- 02
会場に可否を確認する
車両の進入、設置場所、電源、給排水、発電機、火気の可否。会場がだめなら、ここで止まります(会場の下見)。
- 03
出店者を探して打診する
上の3つの探し方から選ぶ。打診の段階で費用の形と想定来場者数を伝える。
- 04
出店要項を送り、申込を受ける
条件・禁止事項・雨天時の扱いを書面にする。許可証と保険加入証の写しを申込の必須添付に。
- 05
配置図を確定する
車両サイズと必要電源の申告をもとに、提供口の向きと行列の伸びる方向まで描く(会場レイアウト)。
- 06
保健所・消防・場所の許可を確認する
開催地の保健所への相談、火気を使う場合の消防への届出、公園・道路なら占用や使用の許可。誰が出すかを決めて、期限から逆算する。
- 07
前日までに最終連絡
搬入時刻と経路、当日の連絡先、雨天の判断時刻を出店者全員に同じ文面で送る。
- 08
当日の運営
搬入誘導、電源接続、開店前の通路確認、行列とゴミの管理、撤収と原状回復の確認。
- 09
精算とお礼
歩合・売上保証・買取は精算が必要。終了後すぐにお礼と、次回の打診まで済ませる。
注意
依頼の時期は、手続きの期限から逆算してください。 例えば東京都では、火気使用器具等を使う露店等を開設する場合、開設の3日前までに管轄の消防署長へ届出が必要です(東京消防庁)。保健所の手続きや会場・公園の許可はこれより前に済ませる必要があることが多く、自治体ごとに異なります。人気の出店者は予定が早く埋まるので、日程が決まったらまず打診してください。
イベントの種類別の呼び方
| イベント | 向く費用の形 | 押さえる点 |
|---|---|---|
| 社内イベント・福利厚生(オフィス敷地) | 買取/売上保証 | 敷地の管理者(ビル管理会社)の許可。提供時間を休憩時間に合わせる。食数は出欠から決める |
| 地域の祭り・マルシェ | 出店料(固定・歩合) | 業種の重複を避ける。会場が公園・道路なら場所の許可。複数台の電源配分 |
| 学園祭・学校行事 | 出店料/誘致 | 学校の許可と、開催地の保健所への相談。学生の模擬店とは扱いが異なる場合があるので個別に確認 |
| 商業施設・マンション・自治会の催し | 誘致/出店料 | 施設の管理規約と、居住者・テナントへの告知。音とにおいへの配慮 |
| スポーツ大会・野外の催し | 出店料/誘致 | ピークが休憩・試合後に集中する。飲み物の車を厚めに。日陰と雨よけ |
台数と業種を決める
- 01
想定来場者数から考える
1台がさばける数には限りがあります。 少なすぎると長い行列、多すぎると出店者が売れません。出店者にも「何人規模か」を伝え、台数の相談に乗ってもらう。
- 02
業種が重ならないようにする
同じジャンルが並ぶと、どちらも売れません。 主食系・軽食・甘いもの・飲み物で分ける。
- 03
ピークの時間帯を伝える
開会直後か、昼か、終了前か。出店者は仕込み量をこれで決めます。
- 04
支払い方法を揃えるか決める
現金のみの車があると、来場者が困ります。 キャッシュレス対応の有無を事前に聞き、案内に書く。会場に掲示する支払い方法の案内は貼り紙作成ツールで作れます。
- 05
アレルギー表示の扱いを伝える
来場者から聞かれたときに答えられるよう、原材料を答えられる体制を出店者に依頼する(イベントの食品表示)。
Point
業種の重複を避けるのは、出店者のためでもあります。 売れなかった出店者は次回来ません。出店者が「また出たい」と思うかどうかが、イベントの継続に直結します。
場所・電源・排水のチェックリスト
ここが実務の中心です。下見の段階で押さえてください。
- 車両のサイズ——全長・全幅・全高(出店者ごとに違う)
- 進入経路——曲がれるか、高さ制限・重量制限はないか
- 設置後の張り出し(跳ね上げ式の窓、オーニング、看板)
- 地面——傾斜、土か舗装か、重量に耐えるか
- 電源——容量と、1台あたり何Aまで使えるか
- 発電機の持ち込み可否と、音・排気の扱い
- 給水・排水——会場に設備があるか、各車で完結するか
- ゴミ——誰が集め、誰が持ち帰るか(イベントのゴミ計画)
- 行列の伸びる方向——通路や他の店を塞がないか
- テーブル・椅子——食べる場所を用意するか
- 日陰・雨よけ
- 地面の養生——油はねを防ぐシートを敷くか
- 搬入・撤収の時刻と、搬入中の来場者動線との交差
Point
電源は特にトラブルが起きやすい項目です。 「電源あります」と言っても、キッチンカー1台が使う容量は大きく、複数台を同じ系統に繋ぐと落ちます。1台あたり何Aまでかを数字で伝え、出店者に必要量を申告させてください。
注意
行列の向きを図に描いてください。 提供口の前に列ができ、その列が通路を塞ぐとイベント全体の動線が壊れます。車の向きで解決できることが多いです。
許可の確認は主催者の仕事
営業許可を取得するのは出店者です。 ただし、確認せずに出店させて問題が起きると、主催者の運営責任や信用が問われかねません。
- 食品衛生法の営業許可——許可証の写しを提出させる
- 許可の有効期限と営業できる区域(都道府県をまたぐ場合は要確認)
- 取り扱える品目が、出す予定のものと合っているか
- 食品衛生責任者の設置
- 開催地の保健所への確認(会場が公道・公園なら特に)
- 保険の加入——生産物賠償責任保険など。加入証の写し
- 場所に関する許可——公園なら占用許可、道路なら道路使用許可
- 火気——消防への届出が要る場合がある(消防への届出)
Point
許可証と保険加入証の写しを、出店申込の必須添付にしてください。 「持っています」という自己申告ではなく、書面で受け取る。これだけで、確認したという記録が残ります。
注意
許可は営業できる区域が決まっていることがあります。 他県から呼ぶ場合、その許可で開催地において営業できるかは別の確認です。開催地の保健所に聞いてください(飲食の保健所手続き)。
出店要項に書くこと
- 開催日時・場所・想定来場者数・来場者層
- 搬入・開店・閉店・撤収の時刻
- 出店枠のサイズ(間口・奥行き・高さ)
- 電源——1台あたりの上限A数、発電機の可否
- 給排水の有無
- ゴミの扱い
- 費用の形——出店料の額と支払い方法・期日、または売上保証・買取の条件と精算方法
- 提出書類(許可証の写し、保険加入証、車両情報、販売品目と価格帯、必要電源)
- 禁止事項(指定場所以外での販売、呼び込みの範囲、音量)
- 雨天・中止の判断時期と、出店料の扱い
- キャンセルの連絡期限
- 当日の連絡先
- 原状回復(油・排水の処理を含む)
Point
「雨天時にどうなるか」を要項に必ず書いてください。 決行か中止か、誰がいつ判断するか、出店料は返すのか。書いていないと、当日の朝に電話が集中します(屋外イベントの雨天対応)。
そのまま使える例文6本
◯◯を埋めて使ってください。条件は本文に書き、詳細は出店要項に添付する形にすると、行き違いが減ります。
例文1:出店者への打診(直接依頼)
件名:【出店のご相談】◯月◯日(◯)◯◯フェスへのご出店について
◯◯(店名)ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。◯◯実行委員会の◯◯と申します。
SNSで◯◯(メニュー名)を拝見し、ぜひ当イベントにご出店いただけないかと思いご連絡いたしました。
■日時:◯月◯日(◯)◯:◯◯〜◯:◯◯(搬入◯:◯◯〜)
■会場:◯◯(住所)
■想定来場者数:約◯◯人(家族連れが中心です)
■出店台数:◯台を予定(ジャンルが重ならないよう調整します)
■出店料:◯◯(固定◯円/売上の◯%/なし のいずれか)
■電源:1台あたり◯Aまで(発電機の持ち込み:可/不可)
詳しい条件は出店要項を添付いたします。ご検討いただけるようでしたら、◯月◯日(◯)までにご返信いただけますと幸いです。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
◯◯実行委員会 ◯◯
電話:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯/メール:◯◯◯
例文2:出店者募集の告知文(募集サイト・SNS掲載用)
【キッチンカー出店者募集】◯月◯日(◯)◯◯マルシェ
◯◯公園で開催するマルシェに出店いただけるキッチンカーを募集します。
・日時:◯月◯日(◯)◯:◯◯〜◯:◯◯
・会場:◯◯(最寄り駅:◯◯駅)
・募集台数:◯台(主食・軽食・スイーツ・ドリンクで各◯台程度)
・想定来場者数:約◯◯人
・出店料:◯◯
・電源:あり(1台あたり◯Aまで)/なし(発電機可)
・応募条件:営業許可証・保険加入証の写しを提出できること
・応募締切:◯月◯日(◯)
応募は下記フォームから、メニューと価格帯、車両サイズ、必要電源をご記入ください。
(フォームURL)
例文3:社内イベントで買取を依頼する
件名:社内イベントでのご出店(買取)のご相談/株式会社◯◯
◯◯(店名)ご担当者様
株式会社◯◯ 総務部の◯◯と申します。
◯月◯日(◯)に弊社敷地内で社員向けのイベントを予定しており、社員に無料で食事をふるまうため、買取でのご出店をお願いできないかと考えております。
・日時:◯月◯日(◯)◯:◯◯〜◯:◯◯(昼休みの時間帯です)
・場所:弊社◯◯(東京都◯◯区◯◯)敷地内の駐車スペース
・食数:◯食程度(確定は◯日前までにお知らせします)
・電源:◯◯
メニューと1食あたりの金額、お支払い方法についてお見積りをいただけますと幸いです。あわせて、営業許可証と保険加入証の写しのご提出をお願いいたします。
何とぞよろしくお願い申し上げます。
例文4:会場(管理者)への確認
件名:キッチンカー設置の可否についてのご確認
◯◯(会場名)ご担当者様
◯月◯日(◯)に貴施設をお借りする◯◯の◯◯です。
当日、キッチンカーを◯台設置したく、下記についてご確認をお願いできますでしょうか。
1. 車両の進入経路と、高さ・重量の制限
2. 設置できる場所と、地面の養生の要否
3. 使用できる電源の容量と、1系統あたりの上限
4. 発電機・火気の使用可否
5. 給水・排水設備の有無
6. ゴミの処理方法
配置図の案ができ次第、あらためてお送りいたします。よろしくお願いいたします。
例文5:出店決定の連絡と書類提出のお願い
件名:【出店決定】◯月◯日(◯)◯◯フェス/書類ご提出のお願い
◯◯(店名)ご担当者様
このたびはお申し込みいただき、ありがとうございました。下記のとおり出店をお願いすることになりましたので、ご連絡いたします。
・出店位置:添付の配置図の「◯番」
・搬入:◯:◯◯〜◯:◯◯(◯◯門から入場してください)
・電源:◯番コンセント(1台あたり◯Aまで)
つきましては、◯月◯日(◯)までに次の書類をご提出ください。
①営業許可証の写し ②保険加入証の写し ③車両の寸法(全長・全幅・全高) ④販売品目と価格
雨天時は前日◯時に決行・中止を判断し、本メールアドレスにご連絡します。
当日の連絡先:◯◯(携帯◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯)
例文6:終了後のお礼と次回の打診
件名:◯◯フェスご出店のお礼
◯◯(店名)ご担当者様
先日は◯◯フェスにご出店いただき、ありがとうございました。
当日は◯◯(例:開店直後から列ができ、来場者から「また食べたい」という声をいただきました)。
行列の位置など、運営面でお気づきの点がありましたら、次回の改善に活かしたいのでお聞かせください。
次回は◯月ごろの開催を予定しております。日程が決まりましたら、あらためてご相談させてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
注意
雨天中止の連絡は屋外イベントの雨天対応、出店者の募集全般は出店者の募集もあわせて参照してください。
当日の運営チェックリスト
- 搬入誘導——誘導係を置き、来場者の入場前に搬入を終える
- 位置の確認——配置図どおりの向きか、提供口の前に列の余地があるか
- 電源の接続確認——申告どおりの系統につないだか、開店前に全台同時に稼働させて落ちないか
- 許可証の掲示——提出された写しと同じものか
- 開店前の通路確認——ケーブル・発電機・看板が通路にはみ出していないか
- 行列の管理——ピーク時に列が通路を塞いだら、折り返し位置を指示する
- ゴミ箱の巡回——あふれる前に回収する
- 撤収時の原状回復確認——油染み・排水・ゴミの残りを出店者と一緒に見る
よくある失敗と防ぎ方
| よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 電源「あり」とだけ伝える | 複数台が同じ系統につながり、ピーク時に落ちる | 1台あたりの上限A数を書き、必要量を申告させる |
| 費用の形を決めずに声をかける | 出店者ごとに条件がばらばらになり、精算で揉める | 打診の前に形を決め、要項に書く |
| 許可を口頭で確認する | 問題が起きたときに確認した記録がない | 許可証・保険加入証の写しを必須添付にする |
| 同じジャンルを並べる | どちらも売れず、次回出てもらえない | 主食・軽食・甘いもの・飲み物で分ける |
| 行列の向きを考えない | 列が通路や隣の店を塞ぐ | 提供口の向きと列を配置図に描く |
| 雨天の扱いを書かない | 当日の朝に問い合わせが集中する | 判断時刻・連絡方法・出店料の扱いを要項に書く |
| 油・排水の処理を決めない | 舗装に染みが残り、会場から請求される | 原状回復に明記し、撤収時に一緒に確認する |
この記事の要点
- 探し方は3つ——マッチングサービス、直接依頼、自治体・地域の団体への相談。
- 声をかける前に費用の形を決める。 出店料・誘致・売上保証・買取。社内で無料でふるまうなら買取。
- 電源はトラブルが起きやすい。 1台あたり何Aまでかを数字で伝え、出店者に必要量を申告させる。
- 許可を取るのは出店者、確認するのは主催者。 許可証と保険加入証の写しを申込の必須添付にする。
- 依頼の時期は手続きの期限から逆算。 保健所・消防・場所の許可は自治体ごとに違う。
- 雨天時の扱いを要項に書く。 書かないと当日の朝に電話が集中する。
FAQ
よくある質問
探し方は、マッチングサービスや出店募集サイトに掲載する、出店者に直接依頼する、自治体・商工会・地域の団体に紹介を頼む、の3つです。どれを選ぶ場合も、声をかける前に費用の形(出店料を取る、無料で誘致、売上保証、買取)と想定来場者数を決めておくと、出店者が判断しやすくなります。条件は出店要項として書面で渡してください。
費用の形によって、主催者が受け取る側にも支払う側にもなります。出店料制なら出店者から主催者へ、売上保証なら不足分を主催者が補填、買取なら食数分を主催者が支払います。金額は地域・規模・業種で大きく変わるため、本記事では相場を示しません。近隣の同規模イベントの出店要項や、出店者からの見積で確認してください。
日数は一律に言えませんが、手続きの期限から逆算してください。例えば東京都では、火気使用器具等を使う露店等の開設は3日前までに管轄の消防署長へ届出が必要です。保健所への相談や会場・公園の許可はそれより前に済ませる必要があることが多く、自治体ごとに異なります。人気の出店者は予定が早く埋まるため、日程が決まったらまず打診してください。
この記事では台数の目安を数字では示していません。1台がさばける数には限りがあり、想定来場者数、ピークの時間帯、イベントの長さで変わるためです。業種が重ならないように主食系・軽食・甘いもの・飲み物で分け、想定来場者数とピークの時間帯を出店者に伝えて、台数と仕込み量を相談してください。
できます。主催者が食数分を出店者から買い取る「買取」の形にすれば、社員は支払わずに受け取れます。食数・メニュー・提供時間・1食あたりの金額を事前に決め、見積をもらってください。オフィスの敷地やビルの駐車場で行う場合は、敷地の管理者の許可も必要です。許可証と保険加入証の写しは、買取でも受け取ってください。
取得するのは出店者です。ただし、持っているかを確認するのは主催者の仕事です。食品衛生法の営業許可証の写しと、保険加入証の写しを出店申込の必須添付にしてください。許可は営業できる区域が決まっていることがあるため、他県から呼ぶ場合はその許可で開催地において営業できるかを、開催地の保健所に確認してください。
地面の養生(油はねを防ぐシート)の要否を会場に確認し、出店要項の原状回復の項目に油・排水・ゴミの処理を明記してください。撤収時には出店者と一緒に設置場所を見て、染みや残りがないかを確認すると、後から会場に請求されるのを防げます。
できます。キッチンカー以外の移動販売車や物販の出店者も募集できますが、食品を扱う出店者は品目によって必要な許可や届出が変わるため、品目ごとに開催地の保健所への確認が必要です。食品と物販をあわせて募集する場合は、出店要項を食品と物販で分けると条件が伝わりやすくなります(出店者の募集全般は「出店者の募集」の記事を参照してください)。
開催日時と想定来場者数、搬入から撤収までの時刻、出店枠のサイズ、電源の1台あたり上限と発電機の可否、給排水とゴミの扱い、費用の形と精算方法、提出書類、禁止事項、キャンセル期限、当日の連絡先、原状回復の範囲です。とくに雨天・中止の判断時期と出店料の扱いは必ず書いてください。