設備
イベントのゴミ対策
減らし方・分別・ゴミ箱の配置と処理の依頼先
結論から言うと、イベントのゴミ対策は①減らす(出店要項・リユース食器・配布物の見直し)②集める(分別区分ごとのゴミステーションに担当を付ける)③処理する(会場・自治体・許可業者のルールに合わせて引き渡す)の3つを、この順で決めることです。ゴミ箱の数から考え始めると、分別区分が処理の依頼先と合わずに仕分け直しになったり、出店者のゴミが来場者用の箱にあふれたりします。最初に会場と処理の依頼先へ確認し、出店者・ケータリングとの契約前に「誰が何を持ち帰るか」を要項に書いておくのが、当日の混乱を防ぐいちばんの近道です。
結論
イベントのゴミ対策は、①会場・自治体のルール確認 ②出るゴミの洗い出し ③減らす工夫の決定 ④分別区分と処理の依頼先の決定 ⑤ゴミステーションの配置と担当 ⑥出店者・来場者への周知 ⑦当日の回収と撤収後の確認の順で進めます。廃棄物処理法は「事業者は、その事業活動に伴つて生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない」と定め(第3条第1項)、再生利用等による減量に努めることも求めています(第3条第2項)。イベントのゴミがどの区分に当たり、誰が処理するのかは、会場と自治体の清掃担当に確認してください。
結論:ゴミ対策は「減らす・集める・処理する」
| 柱 | やること | 決める時期 | 主な相手 |
|---|---|---|---|
| 減らす | 出店要項で容器・持ち帰りを指定、リユース食器の検討、配布物・スタッフ弁当の見直し | 出店募集・発注の前 | 出店者、ケータリング、制作会社 |
| 集める | 分別区分ごとのゴミステーションを置き、担当者を付ける。案内看板とアナウンス | 会場図を作るとき | 会場、スタッフ、委託先 |
| 処理する | 分別区分・集積場所・回収日時を決め、許可を持つ依頼先に引き渡す | 会場と契約するとき | 会場、自治体の清掃担当、収集運搬業者 |
Point
3つのうち、来場者の目に触れるのは「集める」だけですが、ゴミの量と手間を左右するのは「減らす」、トラブルの原因になりやすいのは「処理する」です。ゴミ箱の数を考える前に、減らす工夫と処理の段取りを決めてください。
決めることと、確認する相手
| 決めること | 確認する相手 | 決まらないと起きること |
|---|---|---|
| 分別区分 | 会場、自治体の清掃担当、処理の依頼先 | 集めたゴミを引き取ってもらえない |
| 持ち帰りか、主催者が処理するか | 会場 | 撤収後にゴミが残り、原状回復の問題になる |
| 出店者のゴミの扱い | 出店者(出店要項で取り決め) | 出店者のゴミが来場者用のゴミ箱にあふれる |
| 処理の依頼先 | 会場、自治体、許可を持つ収集運搬業者 | 回収されないまま撤収時刻を迎える |
| ゴミ箱の数・場所 | 会場 | 動線をふさぐ、ポイ捨てが増える |
| 当日の担当 | 自社スタッフ、委託先 | 分別されないまま満杯になる |
法律で確認しておくこと
廃棄物処理法は「廃棄物」を、ごみ、粗大ごみなどの「汚物又は不要物であつて、固形状又は液状のもの」と定義し(第2条第1項)、「産業廃棄物」を事業活動に伴つて生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物などとしています(第2条第4項第1号)。それ以外は「一般廃棄物」です(第2条第2項)。
事業者の責務として、事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任で適正に処理すること(第3条第1項)、再生利用等によりその減量に努めること(第3条第2項)、廃棄物の減量や適正な処理の確保などについて国・地方公共団体の施策に協力すること(第3条第3項)が定められています。自治体が独自のイベントごみの手引きや分別ルールを用意していることがあるため、開催地の清掃担当の窓口で確認してください。
一般廃棄物の収集又は運搬を業として行おうとする者は、区域を管轄する市町村長の許可を受けなければならないとされています(第7条第1項。事業者が自らその一般廃棄物を運搬する場合などは除く)。処理を外部に頼む場合は、相手がその区域で必要な許可を持っているかを確認してください。
産業廃棄物に当たるものがある場合は、手続きが別になります。事業者が産業廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合は、産業廃棄物収集運搬業者・産業廃棄物処分業者その他環境省令で定める者に委託しなければならず(第12条第5項)、委託するときは原則として引渡しと同時に産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付しなければならないとされています(第12条の3第1項。環境省令で定める場合を除く)。出店者の廃油や設営の廃材などをどう扱うかは、依頼先と自治体に確認してください。
注意
イベントで出るゴミが一般廃棄物・産業廃棄物のどちらに当たるか、どの業者に頼めるかは、ゴミの種類と自治体の運用で変わります。このページでは断定しません。会場と自治体の清掃担当に、出るゴミの一覧を持って確認してください。
出るゴミを洗い出す
分別区分や減らす工夫を決める前に、イベントで何が出るかを発生源ごとに書き出します。この一覧が、会場・自治体・依頼先に確認するときの資料にもなります。
| 発生源 | 出るもの(例) | 確認すること |
|---|---|---|
| 来場者 | 飲料容器、食品の容器・串・紙皿、包装、チラシ | 飲食の提供があるか、容器を何で出すか |
| 出店者・ケータリング | 食品残さ、油、段ボール、発泡容器 | 出店者が持ち帰るか、主催者が集めるか |
| 設営・撤収 | 梱包材、養生材、結束バンド、使い終わった装飾 | 設営業者が持ち帰る契約か |
| 本部・スタッフ | 弁当の容器、飲料容器、印刷物、余った配布物 | スタッフ用の集積場所を分けるか |
| トイレ・救護 | 衛生用品、救護で使った消耗品 | 血液などが付いたものを一般のゴミと分けるか。扱いは救護担当・依頼先に確認 |
ゴミを減らす:主催者・出店者・来場者の3方向から
出たゴミをきれいに集めるより、出る量を減らすほうが、袋・人手・処理の手配のすべてが軽くなります。減らす工夫は、誰に働きかけるかで分けると抜けが出ません。
| 働きかける相手 | 減らす工夫 | 決める場所 |
|---|---|---|
| 主催者・スタッフ | 配布物を必要な分だけ刷る、チラシをQRコードの掲示に置き換える、スタッフ弁当を人数確定後に発注し容器の回収を業者に頼む、装飾を再利用できるものにする | 制作・発注の段取り |
| 出店者・ケータリング | 容器の素材をそろえる、包装を減らす、食品残さ・油・段ボールは持ち帰る、試食の小分け容器を減らす | 出店要項、ケータリングの契約 |
| 来場者 | マイボトル・マイバッグの持参を事前告知で呼びかける、給水場所を案内する、持ち帰りへの協力をお願いする | 告知文、当日アナウンス |
| 設営業者 | 梱包材は持ち帰り、資材は繰り返し使えるものを使う | 設営の発注書・契約 |
リユース食器・持ち帰り・使い捨ての比べ方
| 方式 | 向いている場面 | 準備で必要なこと | 注意点 |
|---|---|---|---|
| リユース食器(洗って繰り返し使う食器) | 飲食ブースが多い、同じ会場で繰り返し開く | レンタル先の手配、返却場所と担当、デポジットの有無の決定 | 返却の案内が弱いと戻ってこない。洗浄を誰がどこで行うかを確認 |
| 使い捨て容器(素材を統一) | 出店者が多く、食器の回収が難しい | 出店要項で素材を指定、分別区分を少なくする | 素材がばらばらだと分別が崩れる |
| ゴミの持ち帰りをお願いする | 飲食がない、またはごく少ない | 事前告知、会場外の巡回 | 会場の外へのポイ捨てにつながらないかを会場・近隣と確認 |
- 01
使う範囲を決める
全ブースか、飲料だけかなど、リユース食器を使う範囲を決めます。
- 02
レンタル先に条件を確認する
数量の決め方、洗浄の担当、破損・紛失の扱い、搬入と返却の日時を確認します。
- 03
返却の仕組みを作る
返却場所をゴミステーションと並べて置き、担当を付けます。デポジットを取るなら、返金の手順と現金管理の担当も決めます。
- 04
出店者と来場者に伝える
出店要項と事前告知、当日アナウンスで、使い方と返却場所を伝えます。
ゴミがあふれる・ポイ捨てが増える理由と対策
| 起きていること | よくある原因 | 対策 |
|---|---|---|
| ゴミ箱の周りにゴミが積まれる | 満杯の袋の交換が遅い | 交換の合図と運搬担当を決め、予備の袋をステーションに置く |
| 分別されず混ざる | 区分が分かりにくい、担当がいない | 絵で示した看板、区分を少なくする、担当の声かけ |
| 通路や植え込みにポイ捨て | 捨てる場所が見つからない、遠い | 飲食エリアの出口側に置く、遠くから見える案内を立てる |
| 会場の外・駅までの道に散らかる | 帰り道にゴミ箱がない、退場時に捨て忘れる | 退場前のアナウンス、出口付近のステーション、会場外の巡回 |
| 出店者のゴミが来場者用の箱に入る | 出店者のゴミ出しの時刻と場所が決まっていない | 出店要項で定め、本部が立ち会う |
一度散らかった場所は、捨ててよい場所に見えやすくなります。早めに拾って、ステーション周辺をきれいに保つこと自体が対策になります。
ゴミ箱(ゴミステーション)の配置
| 方式 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
| ゴミ箱を各所に分散して置く | 捨てる場所が近い | 人を付けにくく、分別が崩れやすい。交換の手間が増える |
| ゴミステーションにまとめる | 担当を付けて分別を守れる、交換・運搬の管理がしやすい | 場所が遠いとポイ捨てが増えるため、置き場所の選び方が重要 |
| ゴミ箱を置かず持ち帰り | 回収・処理の手配が少ない | 会場外へのポイ捨て対策と事前告知が必要 |
飲食がある催しでは、分別区分ごとの箱をまとめた「ゴミステーション」にして、そこに人を付けるほうが分別が守られます。数と場所は会場と相談のうえ、次の条件で決めてください。
- 飲食エリアの出口側、来場者が食べ終わって移動する方向にある
- 退場口の近くにも置き、帰る前に捨てられる
- 通路・出入口・避難経路をふさがない
- 遠くから見える案内(分別区分を絵で示した看板)を立てられる
- 満杯になった袋を本部や集積場所まで運ぶ経路がある
- 集積場所は来場者から見えにくく、回収車両が横付けできる
- 雨・風で袋が飛ばない、においが飲食エリアに流れない
分別看板の書き方
- 区分名は処理の依頼先と同じ言葉にする:例「もえるごみ」「ペットボトル」「缶・びん」
- 文字より絵・実物:容器の写真や実物を貼ると、迷わずに捨てられます
- 入れないものも書く:例「ペットボトルのキャップとラベルは右の箱へ」「飲み残しはこのバケツへ」
- 外国語・やさしい日本語を添える:来場者層に合わせて英語などを併記します
- 遠くから見える高さに掲げる:箱の側面だけでなく、上に案内を立てます
会場図への書き込み方は会場レイアウトの作り方を参照してください。
出店要項・告知にそのまま使える文例
出店要項(ゴミの取り扱い)の文例
- 01出店に伴って出たゴミ(食品残さ、油、段ボール、梱包材を含む)は、各出店者でお持ち帰りください。
- 02主催者の集積場所に出せるのは、指定の分別区分に従ったものに限ります。出せる時刻と場所は、出店者説明資料でお知らせします。
- 03来場者用のゴミステーションには、出店者のゴミを入れないでください。
- 04提供容器は、主催者が指定する素材のものをお使いください。指定外の容器を使う場合は、事前にご相談ください。
- 05廃油は会場内で処分できません。各出店者でお持ち帰りいただくか、ご自身で処理の手配をお願いします。
注意
上の文例は、会場・自治体・処理の依頼先との取り決めに合わせて書き換えてください。特に集積場所に出せるものの範囲は、依頼先の区分と一致させる必要があります。
事前告知(ウェブ・SNS・案内メール)の文例
会場では分別のためのゴミステーションを設けます。ゴミの量を減らすため、マイボトルやマイバッグのご持参にご協力をお願いいたします。
会場周辺にはゴミ箱がございません。会場内で出たゴミは、お帰りの前に会場内のゴミステーションへお捨てください。
本イベントではゴミのお持ち帰りをお願いしております。ゴミ袋をご持参のうえ、ご来場ください。
準備のチェックリスト(時期別)
- 01
会場と契約するとき
持ち帰りか処理か、分別区分、集積場所、回収車両の横付け場所を会場に確認します。
- 02
出店者募集の前
出るゴミを発生源ごとに書き出し、自治体の清掃担当と依頼先に区分を確認します。出店要項にゴミの扱い・容器の素材・油の扱いを書きます。
- 03
発注・契約のとき
処理の依頼先の許可、回収日時、費用を確認します。設営業者には梱包材の持ち帰りを、リユース食器を使うならレンタル先の条件を確認します。
- 04
会場図・配置表を作るとき
ゴミステーションと集積場所を会場図に書き込み、担当者と交代時刻を配置表に入れます。
- 05
告知のとき
マイボトル・持ち帰りなどのお願いと、ゴミステーションの場所を告知に入れます。
- 06
前日まで
ゴミ袋・軍手・トング・はさみ・分別看板・予備の袋をそろえ、担当者に説明します。
- 会場に、持ち帰りか処理か、分別区分、集積場所を確認した
- 出るゴミを発生源ごとに書き出し、会場・自治体の清掃担当に区分を確認した
- 処理を外部に頼む場合、相手が必要な許可を持っているか確認した
- 出店要項に、ゴミの持ち帰り・容器の素材・油の扱いを書いた
- 設営業者・装飾業者との契約で、梱包材の持ち帰りを決めた
- 減らす工夫(配布物、スタッフ弁当、リユース食器、マイボトルの呼びかけ)を決めた
- ゴミステーションの場所と担当者を会場図と配置表に書いた
- 分別看板の区分名を、処理の依頼先の区分と同じ言葉にした
- ゴミ袋・軍手・トング・はさみ・分別看板を数をそろえて用意した
- 撤収後の会場確認(ゴミの取り残し)の担当者を決めた
当日の運用:役割・声かけ・アナウンス
| 役割 | やること | 報告先 |
|---|---|---|
| ステーション担当 | 分別の声かけ、満杯の袋の交換、周辺のポイ捨ての回収 | 本部 |
| 運搬担当 | 満杯の袋を集積場所へ運ぶ、集積場所の整理 | 本部 |
| 巡回担当 | 通路・植え込み・会場出口付近のゴミ拾い、あふれの発見 | 本部 |
| 本部 | 回収車両の到着時刻の管理、出店者のゴミ出しの立ち会い | 責任者 |
- 満杯になる前に交換する:「袋の口が結べなくなる前」を交換の合図にする
- 出店者のゴミ出しは時刻と場所を決めて立ち会う:来場者用の箱に入れてもらわない
- あふれたら本部へ即報告:本部が運搬担当を回す
ステーション担当の声かけ例
- 「こちらでお預かりします。容器はこちら、串はこちらの箱へお願いします」
- 「飲み残しはこちらのバケツにお願いいたします」
- 「ペットボトルのキャップは外して、こちらの箱へお願いします」
- 「リユース食器の返却はこちらです。ありがとうございます」
場面別のアナウンス文例
| 場面 | 文例 |
|---|---|
| 開場直後 | ご来場の皆さまにお願いいたします。ゴミは会場内のゴミステーションで、表示に従って分別してお捨てください。分別が分からないときは、ステーションのスタッフにお声がけください。 |
| 飲食が混み合う時間 | ただいま飲食エリアが大変混み合っております。お食事のあとの容器は、お近くのゴミステーションへお持ちください。 |
| 持ち帰りをお願いする場合 | 本日はゴミのお持ち帰りにご協力をお願いしております。お手数をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。 |
| リユース食器を使う場合 | お食事の食器は、洗って繰り返し使用しております。お使いになった食器は、ゴミステーション横の返却口へお戻しください。 |
| 終演・退場の前 | 会場の外にはゴミ箱がございません。ゴミはお帰りの前に会場内のゴミステーションへお捨てください。本日はご来場ありがとうございました。 |
| 英語(併記用) | Please sort your trash at the waste stations according to the signs. There are no trash bins outside the venue. |
出店者への連絡事項はタイムテーブルとあわせてイベント運営マニュアルに入れておくと、当日の確認が早くなります。
撤収後の確認と、次回のための記録
- 会場内・会場周辺にゴミの取り残しがないか、担当者が見て回った
- 集積場所のゴミが、決めた区分どおりに引き渡された
- リユース食器の返却数と、破損・紛失の数を確認した
- 出店者のゴミが残っていないか確認した
次回のために、区分ごとの袋の数、満杯になった時間帯とステーション、あふれ・苦情が出た場所を記録しておきます。自分のイベントで実際に出た量の記録が、次回の袋の数・担当の人数・ステーションの場所を決める、いちばん確かな根拠になります。原状回復の確認は撤収と原状回復で整理しています。
よくある失敗
| 失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 分別区分を主催者が独自に決めた | 処理の依頼先が引き取らず、仕分け直しになる | 処理を引き受ける側の区分に合わせる |
| ゴミ箱を置いただけで人を付けない | 分別されず、異物が混ざる | ステーションにまとめて担当を付ける |
| 出店者の扱いを決めていない | 出店者のゴミが来場者用の箱にあふれる | 出店要項に持ち帰りか集積かを書く |
| 減らす工夫を何もしていない | 袋・人手・処理の手配がすべて膨らむ | 容器の素材指定、配布物の見直し、リユース食器を検討する |
| リユース食器の返却場所が分かりにくい | 食器が戻らず、紛失の費用が出る | 返却口をステーション横に置き、担当とアナウンスを付ける |
| 回収車両の時刻を決めていない | 撤収時刻にゴミが残る | 回収の日時と横付け場所を事前に決める |
| 会場外のポイ捨てを想定していない | 近隣からの苦情になる | 会場外の巡回と、帰り際のアナウンスを入れる |
この記事の要点
- ゴミ対策は「減らす・集める・処理する」の3本立てで、ゴミ箱の数より先に減らす工夫と処理の段取りを決める。
- 分別区分は主催者が決めるのではなく、会場・自治体・処理の依頼先のルールに合わせる。
- 廃棄物処理法は事業者に、事業活動に伴って生じた廃棄物の適正な処理(第3条第1項)と減量の努力(第3条第2項)を求めている。
- 処理を外部に頼むなら、相手がその区域で必要な許可を持っているか確認する。
- ゴミ箱はステーションにまとめて担当を付け、出店者・設営業者のゴミの扱いは要項と契約で事前に決めておく。
FAQ
よくある質問
まず出るゴミを発生源ごとに書き出し、量が多いものから手を打ちます。飲食があるなら、出店要項で容器の素材をそろえることと、食品残さ・油・段ボールの持ち帰りを決めることが効果的です。あわせて配布物の部数、スタッフ弁当の発注、マイボトル持参の呼びかけを見直してください。
廃棄物処理法は、事業者は事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないと定めています(第3条第1項)。イベントのゴミを主催者がどう処理するか、会場が引き受けるのか、外部に頼むのかは、会場の規約と自治体の運用で変わるため、会場と自治体の清掃担当に確認してください。
廃棄物処理法は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定めるものなどを産業廃棄物とし、それ以外を一般廃棄物としています(第2条)。イベントで出る個々のゴミがどちらに当たるかは種類と状況によるため、このページでは断定しません。出るゴミの一覧を持って自治体の清掃担当に確認してください。
来場者数、飲食の有無、会場の広さ、回収の頻度で変わるため、このページでは目安を示していません。分別区分ごとの箱をまとめたステーションを、飲食エリアの出口側と退場口の近くに置き、満杯の状況を見て交換の回数で調整するのが現実的です。数と場所は会場と相談し、当日の記録を次回の根拠にしてください。
会場の規約と近隣への影響で判断してください。持ち帰りにする場合は、告知とアナウンスで事前に伝え、会場外へのポイ捨てを想定した巡回を入れておくと苦情を防ぎやすくなります。飲食の提供がある催しでは、持ち帰りだけに頼らず、ステーションとの組み合わせを検討してください。
返却場所が分かりにくいと食器が戻りません。返却口をゴミステーションの横に置いて担当を付け、出店要項・事前告知・当日アナウンスで返却を案内してください。洗浄を誰がどこで行うか、破損・紛失の扱い、デポジットを取るかどうかは、レンタル先と事前に決めておきます。
一般廃棄物の収集又は運搬を業として行う者は、区域を管轄する市町村長の許可を受けなければならないとされています(廃棄物処理法第7条第1項)。依頼先がその区域で必要な許可を持っているか、回収の日時、横付けの場所、分別区分、費用を確認してください。
出店要項に、持ち帰りか主催者の集積場所に出すか、出す時刻と場所、油や食品残さの扱いを書いておきます。このページの出店要項の文例を、会場・依頼先との取り決めに合わせて書き換えて使ってください。食品の出店にかかわる保健所の手続きは、別の記事で整理しています。