司会
黙祷の司会 例文
総会・物故者・偲ぶ会の言葉と進め方
総会や式典の冒頭で、亡くなった会員や社員、災害の犠牲者に黙祷を捧げることがあります。司会にとっては一度きりの場面で、言葉を間違えたくないところです。このページでは、黙祷を呼びかける司会の例文と、合図の言葉の流れ、事前に確認することをまとめました。総会全体の次第と挨拶は総会の挨拶とシナリオにあります。
結論
黙祷の司会は①黙祷の趣旨を述べる ②「ご起立ください」 ③「黙祷」 ④「お直りください」 ⑤「ご着席ください」の流れで進めるのが一般的とされます。黙祷の長さは主催者が決め、司会は時計を見て「お直りください」の合図を出す役です。
黙祷の基本の流れと例文
開会に先立ちまして、昨年度お亡くなりになりました会員の皆さまのご冥福をお祈りし、黙祷を捧げたいと存じます。皆さま、恐れ入りますが、ご起立をお願いいたします。(全員が立つのを待つ)黙祷。(主催者が決めた長さの静寂)お直りください。ありがとうございました。ご着席ください。
Point
「黙祷」の後は、司会も目を閉じて頭を下げてかまいませんが、時計は見られるようにしておきます。手元に時計を置くか、ストップウォッチを用意しておくと、長さが場の空気で伸び縮みしません。
注意
「ご冥福をお祈りします」は仏教の考え方に基づく言い方とされます。故人の宗教が分からない場合や、宗教を問わない場では「謹んで哀悼の意を表し」「安らかなお眠りをお祈りし」と言い換える主催者もあります。言い方は主催者と決めてください。
場面別の例文
総会で物故会員の名前を読み上げる場合
開会に先立ちまして、昨年度お亡くなりになりました会員の皆さまのお名前をご紹介申し上げます。◯◯◯◯様、◯◯◯◯様。……謹んでご冥福をお祈りし、黙祷を捧げたいと存じます。皆さま、ご起立をお願いいたします。黙祷。……お直りください。ご着席ください。
注意
お名前を読み上げるかどうか、どなたのお名前を読むかは、ご遺族の意向を含めて主催者が確かめてから決めます。読み方の確認も欠かせません。
社内の式典で物故社員を偲ぶ場合
式典の開始にあたり、これまで当社の発展に尽くされ、お亡くなりになった社員の皆さまに、哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと存じます。皆さま、ご起立ください。黙祷。……お直りください。ありがとうございました。ご着席ください。
災害の犠牲者に黙祷を捧げる場合
開会に先立ちまして、◯◯で犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと存じます。皆さま、ご起立をお願いいたします。黙祷。……お直りください。ご着席ください。
偲ぶ会・お別れの会の場合
ただいまより、故 ◯◯◯◯様を偲び、黙祷を捧げます。皆さま、ご起立をお願いいたします。黙祷。……お直りください。ありがとうございました。ご着席ください。
黙祷の置き場所と会場の準備
黙祷は開会の宣言の前後、主催者挨拶の前に置かれることが多いとされます(例文の「開会に先立ちまして」は宣言の前に置く場合の言い方です)。総会では次第の最初に「黙祷」と書く形もよく見られます。式次第の書き方は式次第とはを参照してください。
- 立ち上がりにくい方がいる場合は「お立ちになれない方は、お座りのままで結構です」と添える
- 黙祷の間はBGMや場内の音を止める(音響担当に合図を決めておく)
- 照明を落とすかどうかは主催者が決める
- 遺影や献花を用意する場合は、配置と進行を別に決める
お立ちになるのが難しい方は、どうぞお座りのままでお願いいたします。
事前に確認すること
- 黙祷の対象(物故会員・物故社員・災害の犠牲者など)と、その言い方
- お名前を読み上げるか。読むならご遺族の意向と読み方
- 「ご冥福」など宗教に関わる言葉を使うか
- 黙祷の長さと、司会が合図を出す方法
- BGM・照明を止める合図
- 立ち上がりにくい方への声かけ
- 黙祷の後に続く次第(主催者挨拶など)
台本には「黙祷」の後に「(主催者が決めた長さ)」と書き、司会がそこで待つことが分かるようにしておきます。台本の書式は司会台本の書き方、総会のほかの場面は総会の挨拶にあります。
この記事の要点
- 流れは趣旨→ご起立ください→黙祷→お直りください→ご着席ください。
- 長さは主催者が決め、司会は時計を見て合図を出す。
- お名前を読むかはご遺族の意向を含めて主催者が確かめる。
- 「ご冥福」は宗教に関わる言い方。言い換えるかは主催者と決める。
- 立ち上がりにくい方には「お座りのままで」と添える。
FAQ
よくある質問
「開会に先立ちまして、お亡くなりになった会員の皆さまのご冥福をお祈りし、黙祷を捧げたいと存じます。皆さま、ご起立をお願いいたします。黙祷。(静寂)お直りください。ありがとうございました。ご着席ください」が基本の流れです。
「お直りください」と言って頭を上げていただき、続けて「ご着席ください」と促すのが一般的です。「黙祷を終わります」「黙祷やめ」と言う場もありますが、式典では「お直りください」がよく使われます。
開会の宣言の前後、主催者挨拶の前に置かれることが多いとされます。総会では次第の最初に黙祷を置く形もよく見られます。