議事録
AI議事録ツール比較8選
料金・無料枠・選び方を公式情報で
結論:まずはWeb会議の標準機能で足りるかを確かめ、足りなければ「対面で録るか」「ファイルを渡すか」「社外に音声を出せるか」で専用ツールを選びます。 無料で始めるならKlang(無料プランで文字起こし無制限)、録画ファイルが多いならNottaかRimo Voice、音声を社外に出したくないならWhisperを自社で動かす方法です。この記事は各社が公式に書いている料金・上限・データの扱いだけで比べます。どのツールも精度の数値は公式に出していないため、精度は自社の音声で試す手順を示します。
結論
AI議事録ツールは、会議の音声を文字にし、要約・決定事項・ToDoの抜き出しまでを手伝うサービスです。「文字起こし」は話した言葉をそのまま文字にしたもの、「議事録」はそこから決定事項と次の行動を整理したもので、ツールによってどこまで自動かが違います。選ぶときに見るのは①料金と無料枠 ②1回・1か月あたりの上限 ③データの扱いとセキュリティ ④録音の方法(会議に参加して録るか、ファイルを渡すか)の4点です。
結論:条件別の早見表
| あなたの状況 | まず試すもの | 理由(公式情報) |
|---|---|---|
| Google Meetで会議をしている | Meetの自動メモ生成 | 会議メモをGoogleドキュメントで自動生成し、主催者のドライブに保存。日本語に対応。2026年8月から対面の会議にも順次対応。対象のWorkspaceエディションかGoogle AIプランが必要 |
| Teamsで会議をしている | Teams会議のCopilot | 誰が何を話したかを含めて主要な論点を要約。社外の組織が主催する会議では使えない。ライセンスと設定は社内の管理者に確認 |
| Zoomで会議をしている | ZoomのMeeting Summary | 要約と次のステップを作り、メールやZoom Chatで共有できる。対象プランは公式で確認 |
| 対面の打合せを無料で録りたい | Klang | 無料プランで文字起こし無制限。無料プランに対面の会議用アプリがある |
| 録画・録音ファイルをあとから文字にしたい | Notta/Rimo Voice | Nottaはファイルインポート(フリーは月50個)。Rimo Voiceは文字起こしプランで月2,100分 |
| 音声を社外に出したくない | Whisper(自社で動かす) | モデルが公開されている(MIT License)。自社のサーバーで完結できる |
| 複数回の議事録・資料をまとめて整理したい | Gemini Notebook(旧NotebookLM) | 録音ツールではなく、読み込んだ資料を要約・質問に答えるツール |
Point
標準機能は、契約している会議ツールとプランに左右されます。 Google Meetは対面の会議にも広げていますが、対象のエディション・プランに限られます。電話、会場での収録、録画ファイルの後処理、複数の会議ツールが混ざる場合は、専用ツールのほうが扱いやすくなります。
AI議事録ツールの4つのタイプ
| タイプ | 仕組み | 向く場面 | この記事の例 |
|---|---|---|---|
| Web会議の標準機能 | 会議ツールに組み込まれたAIが要約・メモを作る | 社内の定例が同じ会議ツールで完結している | Zoom・Google Meet・Teams |
| 録音アプリ型 | スマートフォンやPCのアプリでその場の音声を録る | 対面の打合せ、現地の下見、会場での会話 | Klang・Notta |
| ファイル取込型 | 録画・録音ファイルを渡して文字にする | セミナー収録、録画済みの会議、外部から届いた音声 | Notta・Rimo Voice・Klang・Whisper |
| 資料要約型 | 文字起こし結果や資料を読み込ませて整理する | 複数回の打合せの論点整理、過去の議事録の検索 | Gemini Notebook |
1つのツールが複数のタイプを兼ねることがあります。たとえばKlangは、公式の料金ページで無料プランに対面の会議用アプリと音声・動画ファイルのアップロードの両方を挙げています。
Zoom・Google Meet・Teamsの標準機能で足りるか
| 会議ツール | 公式に書かれていること | 確認が必要なこと |
|---|---|---|
| Google Meet(自動メモ生成) | 会議メモをGoogleドキュメントで自動生成し、会議の終了後に主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに保存。日本語に対応。15分から8時間までの会議が対象(Google Meetヘルプ)。2026年8月から、Meetのホーム画面の「Take notes」で対面の会議のメモも作れるよう順次提供(Google Workspace Updates) | 対象のGoogle Workspaceエディション、またはGoogle AIプランへの登録が必要。対面用の対象はBusiness Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、Google AI Pro・Ultraなど |
| Microsoft Teams(Copilot) | 誰が話したか、何を言ったかなど、主要な論点を要約。参加者の組織の外部で主催される会議では機能しない(Microsoftサポート) | 必要なライセンス。会議の後でCopilotに質問したり履歴を見返したりするには、会議中にライブ文字起こしをオンにしておく |
| Zoom(Meeting Summary) | 会議で話した内容の要約と次のステップを作り、メールやZoom Chatで共有(Zoomサポート) | 対象プランと日本語での出力は、参照した公式ページに記載がない |
標準機能では足りない場面
- 対面の打合せが多いのに、Google Meetの対面用の自動メモ生成が使える契約ではない
- 社外の相手が主催する会議に招かれることが多い(TeamsのCopilotは、組織の外部で主催される会議では機能しないと公式に書かれている)
- 録画ファイルや会場で録った音声を、あとから文字にしたい
- 用語の登録や、議事録の書式をそろえる仕組みが欲しい
- データの保管期間や保管場所を、会議ツールとは別に決めたい
専用ツールの料金と上限(公式情報)
| ツール | 無料で使える範囲 | 有料プラン | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Klang | 無料プランで文字起こし無制限(公式の料金ページ・日本語リリース) | Pro 月額1,180円(税込)、年払いなら月あたり980円(税込)。Teamは要問い合わせ | 無料枠の詳しい内訳は日本語リリースに記載なし |
| Notta | フリー:月120分、1回3分まで、AI要約は月10回 | プレミアム 1,185円、ビジネス 2,508円、エンタープライズは要相談 | 有料の金額は年間プラン(12か月分一括払い)の月額換算 |
| Rimo Voice | 無料トライアルはクレジットカード登録なしで利用可 | 文字起こしプラン 月¥1,650(税込・月2,100分)、プロプラン 月¥4,950(税込・無制限)、チームプラン 月¥6,600(税込)、法人プランはお見積り | 年払いなら月あたり文字起こしプラン1,100円・プロプラン3,300円(公式ヘルプ)。法人プランは11アカウント以上 |
| Whisper | モデルが公開されている(MIT License)。自社で動かせばモデルの利用料なし | OpenAIのAPIは推奨のgpt-transcribeが1分あたり$0.0045(whisper-1は$0.006) | whisper-1のAPIは2027年2月26日に提供終了の予定。自社で動かすならサーバーと保守は別 |
| Gemini Notebook(旧NotebookLM) | Standard:1ノートブックあたりソース50件 | Plus 100件、Pro 300件、Ultra 500件または600件 | 参照した公式ヘルプに月額の記載なし。会議を録音するツールではない |
Point
Nottaのフリープランで文字にできるのは、1回3分までです。 60分の定例を録るつもりなら、下の計算表のとおり有料プランが前提になります。
会議の本数で、無料枠・有料枠が足りるかを計算する
| 枠 | 60分の会議なら | 90分の会議なら | 計算 |
|---|---|---|---|
| Notta フリー(月120分・1回3分) | 1回3分までのため、会議をそのまま録れない | 同左 | 1回の上限(3分)が会議の長さより短い |
| Notta プレミアム(月1,800分) | 30本 | 20本 | 1,800÷60、1,800÷90 |
| Rimo Voice 文字起こしプラン(月2,100分) | 35本 | 23本 | 2,100÷60、2,100÷90(切り捨て) |
| OpenAI 文字起こしAPI(gpt-transcribe $0.0045/分) | 1本 $0.27 | 分単価×90分で計算 | $0.0045×60 |
注意
OpenAIは、whisper-1とgpt-4o-mini-transcribeなど旧来の文字起こしモデルを非推奨とし、2027年2月26日に提供を終えると案内しています。これからAPIで組むなら、推奨のgpt-transcribe($0.0045/分)で計算してください。APIに渡せるファイルは1つ25MBまでです。各ツールの詳細はKlang・Notta・Rimo Voice・Gemini Notebook・OpenAIの文字起こしAPIの各記事にまとめています。
セキュリティとデータの扱い(公式情報)
| ツール | 公式に書かれていること | 公式情報では確認できていないこと |
|---|---|---|
| Klang | ISO/IEC 27001:2022認証、GDPR準拠、AI学習なし(日本語リリース)。Teamプランに SSO・IdP認証、プライベートクラウド・BYOK、オンプレミス、監査ログとアクセス制御、データ保持期間のカスタム、DPA(グローバル版の料金ページ) | Teamプランの日本での提供条件 |
| Notta | 料金ページに記載の範囲ではプランと上限のみ | 認証の取得状況、データの保管場所(導入前に確認が必要) |
| Rimo Voice | 文字起こしプランのデータ保管は30日、法人プランはデータ保管無制限(料金プラン) | 認証の取得状況、学習への利用(導入前に確認が必要) |
| Gemini Notebook | 基本ユーザーのデータは、フィードバックを提供しない限りトレーニングに使用されない。Workspaceの利用者は、人間のレビュアーによる確認もトレーニングへの使用もされない(公式ヘルプ) | — |
| Whisper(自社で動かす場合) | モデルが公開されているので、音声を社外に出さない構成にできる | — |
導入前に確認するチェックリスト
- 会話データがAIの学習に使われるか、使われる場合に止められるか(プランごとに違うことがある)
- 認証の取得状況(ISO/IEC 27001など)と、その認証がどの範囲を対象にしているか
- データの保管場所(国・地域)と保管期間、削除の方法
- 共有の範囲——議事録のリンクを社外の人が開けるか、権限を管理者が決められるか
- 契約——DPA(データ処理契約)や秘密保持の条項を結べるか
- 退会・解約したときに、データを書き出せるか、消えるか
Point
認証を持っていることと、事故が起きないことは別です。 機密性の高い案件では、「クラウドかどうか」より「契約で何を約束してもらえるか」と「社内で誰が見られるか」を確かめてください。
録音の告知と個人情報の扱い
会議の音声には、参加者の氏名や発言といった個人情報が含まれます。個人情報保護法は、個人情報を扱うときに利用目的をできる限り特定すること(第17条第1項)、取得したらあらかじめ公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知または公表すること(第21条第1項)を求めています。個人データの扱いを外部に委託する場合は、委託先の必要かつ適切な監督が求められます(第25条)。AIサービスの利用が委託に当たるかどうかは契約の内容で変わるため、自社の法務に確認してください。
会議の冒頭で伝える例文
- 社内の定例:「本日の会議は、議事録を作るために録音し、AIで文字起こしします。議事録の配布が終わったら録音は削除します。」
- 社外の方がいる打合せ:「議事録の作成のため、この打合せを録音し、AIの文字起こしサービスを使わせていただいてもよろしいでしょうか。録音は議事録の作成にのみ使います。」
- オンライン会議:「記録のため、この会議は録画と文字起こしをオンにしています。カメラやマイクをオフにしたい方は、遠慮なくお知らせください。」
- 会場での打合せ(下見・現地確認):「確認漏れを防ぐため、この場の会話をスマートフォンで録音してもよろしいでしょうか。」
- 途中で機密の話になったとき:「ここからは録音を止めます。再開するときにお声がけします。」
- 録音を断られたとき:「承知しました。本日は手書きでメモを取り、決定事項は最後に口頭で確認させてください。」
- 招待メールや議題に録音とAIの利用を書いておく
- 冒頭で口頭でも伝え、断る余地を残す
- 録音の保管期間と削除の担当を決めておく
- M&A・人事・顧客の個人情報など、そもそも録らない議題を決めておく
注意
例文は伝え方の例です。この例文を使えば適法になる、というものではありません。個人情報の扱いの全体はイベントの個人情報の扱いにまとめています。
イベント現場の条件ごとの選び方
対面の打合せを、その場で録りたい
スマートフォンや会議用のアプリで録音できるものを選びます。Klangは公式の料金ページで、無料プランに対面の会議用アプリを挙げています。話者を区別したい場合、Klangではグローバル版の料金ページでProの機能として記載されています(日本語版でどのプランに含まれるかは明示されていません)。Google Meetの対象プランを契約しているなら、Meetの「Take notes」で対面の会議のメモを作る方法もあります(2026年8月から順次提供)。
オンライン会議の録画を、あとから文字にしたい
ファイルを渡して文字にできるものを選びます。Klangは音声・動画ファイルのアップロード、Nottaはファイルインポート(フリーは月50個)が公式に挙がっています。Rimo Voiceは公式ヘルプで、音声ファイルは1GB以下、動画ファイルは3GB以下、時間は5時間未満を上限にしています。量が多いならOpenAIの文字起こしAPIで、1分あたりの単価で計算できます(ファイルの上限は25MB)。
対面とオンラインが混ざる会議
会議室の音声をWeb会議に流している場合、会議室側の発言は1人分の音声としてまとめて届くことが多くなります。会議室側の発言者が誰かを区別したいなら、会議室のマイクの音声を録音アプリで別に録るか、議事録を確認するときに人が補ってください。
機密性の高い案件
Whisperを自社で動かすか、Klangの上位プランのようにオンプレミスやデータ保持期間の設定を契約で決められるものを検討します。クラウドのサービスを使う場合は、認証の取得状況とデータの保管場所を導入前に確認してください。
議事録の文字起こし結果や資料をまとめたい
Gemini Notebookは、読み込んだ資料(ソース)について要約したり質問に答えたりするツールです。文字起こしの後工程、たとえば複数回の打合せ記録をまとめて論点を整理する用途に向きます。無料プランは1ノートブックあたりソース50件までです。
そのまま使える議事録テンプレートと指示文
文字起こしを議事録に整えるとき、出力の型を決めておくと、毎回の確認が速くなります。ツールの要約機能や、文字起こし結果を読み込ませたAIに、次の型を渡してください。
【会議名】 【日時・場所】 【出席者】(社外の方は会社名も) 【目的】この会議で決めたかったこと ■ 決定事項 ・ ■ 保留・持ち越し(理由と次に決める日) ・ ■ ToDo(担当/期限) ・ ■ 数字の確認(金額・日付・人数) ・ ■ 次回の予定
AIに渡す指示文の例
- 議事録に整える:「次の文字起こしから、上の型に沿って議事録を作ってください。文字起こしに無いことは書かず、分からない箇所は【要確認】と書いてください。」
- ToDoだけ抜き出す:「この文字起こしから、誰が・何を・いつまでに、を表にしてください。担当者や期限が話されていないものは空欄にしてください。」
- 数字の確認:「この文字起こしに出てくる金額・日付・人数・時間を、話した人と一緒にすべて書き出してください。」
- 社外向けに整える:「この議事録から社内向けの検討内容を除き、先方と合意した事項と、こちらが対応する事項だけの版を作ってください。」
- 前回との差分:「前回の議事録と今回の議事録を比べ、決定が変わった点と、まだ終わっていないToDoを書き出してください。」
注意
テンプレートの書き方は議事録テンプレート、送るときのメールは議事録送付メールの例文にまとめています。
導入の手順
- 01
使っている会議ツールの標準機能を確かめる
Zoom・Google Meet・Teamsの契約で使えるなら、まずそれで足りるかを見る
- 02
候補を2つに絞り、無料枠かトライアルで試す
対面が多いか、ファイルが多いか、機密性が高いかで絞る
- 03
自社の音声で精度を比べる
下の「精度は、自社の音声で比べる」の手順で、直す手間を測る
- 04
運用のルールを決める
録音の告知、保管期間、共有の範囲、録らない議題
- 05
議事録の型を決めて配る
上のテンプレートを社内の型として共有し、誰が確認するかを決める
騒がしい現場で録るときの工夫
展示会場や懇親会の会場は、周りの話し声や音響で文字起こしが乱れがちです。ツールを変えるより先に、録り方を変えてください。
- マイクを話す人に近づける——スマートフォンを机の中央に置くだけでも変わる
- 大人数をまとめて録らない——小さなグループに分けて、それぞれで録る
- 用語を登録する——会場名・人名・商品名。Klangでは単語リストがProの機能として公式に挙がっている
- 話す人が名乗る——「〇〇です、」と始めると、話者の区別を人が直すときに迷わない
- 録れなかった前提で動く——決定事項は、その場で口頭確認して手書きでも残す
精度は、自社の音声で比べる
この記事で取り上げたツールは、どれも精度の数値を公式に公表していません。精度は話し方、マイクとの距離、騒音、専門用語の多さで変わるため、自社の音声で比べるのが確実です。
- 01
実際の打合せの録音を1本用意する
会場名・人名・商品名が出てくるもの
- 02
候補のツールに同じ音声を通す
条件をそろえる
- 03
直す必要があった箇所を数える
全体の印象ではなく、固有名詞と数字の誤りの数で
- 04
直すのにかかった時間を測る
これが実際のコストになる
| 比べる項目 | ツールA | ツールB |
|---|---|---|
| 固有名詞(人名・社名・会場名)の誤り | _件 | _件 |
| 数字(金額・日付・人数)の誤り | _件 | _件 |
| 話者の取り違え | _件 | _件 |
| 要約に抜けた決定事項 | _件 | _件 |
| 議事録として配れる状態にするまでの時間 | _分 | _分 |
注意
無料で試せる範囲の違いは無料のAI議事録ツール比較にまとめています。
よくある失敗
「月120分あるから足りる」と考える
Nottaのフリープランは1回あたり3分までなので、月の枠が残っていても、1本の打合せを最後まで文字にできません。
要約をそのまま配る
要約は、話していない内容を補ったり、保留の話を決定のように書いたりすることがあります。人名・社名・専門用語の誤りも出ます。AIの出力は下書きとして、金額・日付・可否のように間違えると困る箇所を文字起こしと照らしてから共有してください。手順はイベント会議の議事録を手早く仕上げる手順にまとめています。
参加者に知らせずに録る
録音してAIで処理することを、参加者に事前に伝えてください。社外の人が参加する打合せでは、とくに大切です。上の例文を使ってください。
ツールを増やしすぎる
会議ツールの標準機能、録音アプリ、資料要約のツールを部署ごとにばらばらに使うと、議事録の置き場所が散らばります。議事録の保存先と型を1つに決めてからツールを選んでください。
この記事の要点
- まずはZoom・Google Meet・Teamsの標準機能で足りるかを確かめる。 録画ファイルの後処理や、対象プラン外の対面の打合せには専用ツールが要る。
- Klangは無料プランで文字起こし無制限、Proは月額1,180円(税込)。 上位のTeamプランにオンプレミスなどがある。
- Nottaのフリーは月120分、ただし1回3分まで。 Rimo Voiceの文字起こしプランは月¥1,650(税込)で月2,100分。
- Whisperは自社で動かせばモデルの利用料なし。 OpenAIのAPIで処理するなら推奨のgpt-transcribe(1分あたり$0.0045)で計算する。Gemini Notebookは録音ではなく資料を要約するツール。
- どのツールも精度の数値は公式に公表していない。 自社の音声で、直す件数と時間を測って比べる。録音は事前に告知する。
FAQ
よくある質問
まず使っている会議ツール(Zoom・Google Meet・Teams)の標準機能で足りるかを確かめます。対面の打合せをその場で録るなら対面用のアプリがあるもの(Klangは無料プランに対面の会議用アプリを挙げています)、録画ファイルをあとから文字にするならファイルを取り込めるもの(Notta・Rimo Voiceなど)、機密性の高い案件ならWhisperを自社で動かすか、オンプレミスなどを契約で決められる上位プランを検討します。
Klangは無料プランで文字起こし無制限です。Nottaのフリーは月120分ですが、1回3分までなので会議をそのまま録るには足りません。Rimo Voiceは無料トライアルをクレジットカード登録なしで使えます。Whisperはモデルが公開されており、自社で動かせばモデルの利用料はかかりません(サーバーと保守の費用は別です)。
会議ツールの中で完結する会議なら作れる場合があります。Google Meetの自動メモ生成は会議メモをGoogleドキュメントに作り、日本語に対応しています(対象のエディションかGoogle AIプランが必要)。TeamsのCopilotは主要な論点を要約し、ZoomのMeeting Summaryは要約と次のステップを作ります。Google Meetは2026年8月から対面の会議にも順次対応していますが、対象のプランに限られます。録画ファイルをあとから文字にしたい場合や、電話・会場での収録には専用ツールが向いています。
Klangは無料プランで文字起こし無制限、Proは月額1,180円(税込)です。Nottaはフリー0円(月120分・1回3分まで)、プレミアム1,185円、ビジネス2,508円で、有料の金額は年間プランの月額換算(税込)です。Rimo Voiceは文字起こしプランが月¥1,650(税込・月2,100分)、プロプランが月¥4,950(税込)です。OpenAIの文字起こしAPIは、推奨のgpt-transcribeが1分あたり$0.0045です。
会議の音声には参加者の個人情報が含まれます。個人情報保護法は、利用目的をできる限り特定し(第17条第1項)、あらかじめ公表している場合を除き、取得したら速やかに利用目的を本人に通知または公表すること(第21条第1項)を求めています。招待メールと会議の冒頭で、録音とAIの利用、使い道、保管期間を伝え、断る余地を残してください。判断に迷う場合は自社の法務に確認してください。
文字起こしの結果をAIに渡して議事録の形に整えることはできます。この記事のテンプレートと指示文は、その使い方を前提にしています。社外秘の会議を扱うなら、入力した内容が学習に使われるかを利用規約とプランで確かめてください。文字起こしに無いことは書かない、分からない箇所は【要確認】と書く、と指示し、金額・日付・可否は人が文字起こしと照らしてください。
文字起こしは話した言葉をそのまま文字にしたもの、議事録はそこから決定事項・保留事項・ToDo(担当と期限)を整理したものです。ツールによって、文字起こしまでのもの、要約まで作るもの、資料をまとめて整理するもの(Gemini Notebook)があります。
ツールとプランで違います。Klangはグローバル版の料金ページで話者識別をProの機能として挙げていますが、日本語版でどのプランに含まれるかは明示されていません。対面とオンラインが混ざる会議では、会議室側の発言がまとめて1人分として届くことがあるため、導入前に自社の会議で試してください。
NotebookLM(2026年にGemini Notebookへ改称)は、読み込んだ資料について要約したり質問に答えたりするツールで、会議を録音するためのツールではありません。文字起こしの結果や会議資料を読み込ませて、論点の整理に使うのが向いています。