メール
送料改定のお知らせ 例文
通販・取引先・送料無料の条件の変更
送料を改定するときは、どの注文から新しい送料になるのかを一番はっきり書きます。必ず書くのは改定日(注文日基準か発送日基準か)、変更前と変更後の送料、送料無料の条件、地域による違い、理由とお詫びです。短く伝えるなら次の形になります。
「◯月◯日ご注文分より、送料を◯◯円から◯◯円に改定いたします。商品の価格に変更はございません。」(金額は実際の値を入れます)
商品そのものの値上げを知らせる場合は価格改定(値上げ)のお知らせを見てください。このページは送料と、送料無料の条件だけが変わる場合の文例に絞っています。
結論
送料改定のお知らせは①改定日(◯月◯日ご注文分から、など基準を明記) ②変更前と変更後の送料(表で) ③送料無料になる条件の変更 ④地域・配送方法による違い ⑤商品価格は変わらないこと ⑥改定の理由 ⑦お詫びとお願い ⑧問い合わせ先で構成します。送料の額や条件は、会社の決まりに従って確定してから文面に入れます。
結論:いつ・誰に・何で知らせるか
| 相手 | 何で | 必ず書くこと |
|---|---|---|
| 通販サイトのお客様 | サイトのお知らせ・カート画面・会員向けメール | 改定日・新旧の送料・送料無料の条件 |
| 定期購入のお客様 | 個別のメール | 次回お届け分から変わるか・変更や解約の方法 |
| 取引先(運賃を請求している相手) | 文書+メール、主要な相手には先に説明 | 改定日・新しい運賃表・請求への反映時期 |
| 社内(受注・問い合わせ担当) | 社内メール | 切り替えの時刻・改定日前後の注文の扱い |
Point
「◯月◯日より」だけでは、注文日なのか発送日なのか分かりません。「◯月◯日午前◯時以降のご注文分から」のように、何を基準に切り替えるかまで書きます。予約商品やお取り寄せ商品の扱いも、会社の決まりに従って書き添えます。
◯月◯日ご注文分より、送料を改定いたします。
商品の価格に変更はございません。
新しい送料は、下記の表をご確認ください。
文書・サイト掲載の文例
通販サイトのお知らせ
送料改定のお知らせ
いつも◯◯オンラインショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
配送にかかる費用の上昇により、誠に勝手ながら◯月◯日午前◯時以降のご注文分より、送料を改定いたします。
商品の価格に変更はございません。
■送料(全国一律)
改定前:◯◯円 → 改定後:◯◯円
■送料無料の条件
改定前:◯◯円以上のご購入 → 改定後:◯◯円以上のご購入
お客様にはご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今後とも、より一層のサービス向上に努めてまいります。
取引先への文書
令和◯年◯月◯日
取引先各位
株式会社△△
営業部
運賃改定のお願い
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社では、これまで配送にかかる費用の上昇分を社内で吸収してまいりましたが、自社の努力だけでは維持が難しくなりました。
つきましては、誠に不本意ながら、下記のとおり運賃を改定させていただきたく、お願い申し上げます。
何卒事情をご賢察のうえ、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
記
一、改定日 令和◯年◯月◯日出荷分より
一、改定内容 別紙「新運賃表」のとおり
一、商品価格 変更はございません
一、お問い合わせ先 営業部 ◯◯(電話◯◯)
以上
注意
取引先へのお願いの文書では、相手の了承を得たいことを伝えるために「改定させていただきたく」を一度だけ使っています。同じ文書の中で「させていただく」を何度も重ねないようにします。
メールの文例
件名:【送料改定のお知らせ】◯月◯日ご注文分より
◯◯様
いつも◯◯オンラインショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日午前◯時以降のご注文分より、送料を改定いたしますので、お知らせいたします。
商品の価格に変更はございません。
■送料:◯◯円 → ◯◯円
■送料無料の条件:◯◯円以上 → ◯◯円以上
■改定前にご注文いただいた分は、改定前の送料のままお届けいたします
お客様にはご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ご不明な点は、お客様窓口(◯◯)までお問い合わせください。
メールでは、新旧の送料を一行ずつ並べると比べやすくなります。地域ごとに送料が違う場合は、全ての地域を本文に書かず、送料表のページへのリンクを添えます。
件名の付け方
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 基本の形 | 送料改定のお知らせ(◯月◯日ご注文分より) |
| 送料無料の条件が変わる | 送料無料の条件変更のお知らせ |
| 送料と条件の両方 | 送料および送料無料条件の改定のお知らせ |
| 配送業者の変更に伴う | 配送業者の変更と送料改定のお知らせ |
| 取引先への運賃 | 運賃改定のお願い(◯月◯日出荷分より) |
| 送料の引き下げ | 送料引き下げのお知らせ |
| 訂正のとき | 【訂正】送料改定のお知らせ |
件名には「送料」と改定日を入れます。値上げの場合でも、件名で「値上げ」と強調する必要はありません。件名の考え方はメールの件名の付け方にまとめています。
書く項目のチェックリスト
- 改定日と基準(注文日か発送日か、何時から)
- 変更前と変更後の送料
- 送料無料の条件が変わるかどうか
- 地域・配送方法・サイズによる違い(多い場合は送料表へのリンク)
- 商品価格は変わらないことを書いたか(商品価格も変わるなら別のお知らせにする)
- 改定日前の注文・予約・定期購入の扱い(会社の決まりに従う)
- 改定の理由を言える範囲で
- お詫びとお願い
- 問い合わせ先
場面別の例文
送料無料の条件だけが変わる
件名:送料無料の条件変更のお知らせ
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日ご注文分より、送料無料となるご購入金額を、◯◯円以上から◯◯円以上に変更いたします。
基本の送料と商品の価格に変更はございません。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
一部の地域の送料が変わる
件名:一部地域の送料改定のお知らせ
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日ご注文分より、◯◯地方および◯◯地方へのお届けの送料を改定いたします。
そのほかの地域の送料に変更はございません。
地域ごとの新しい送料は、送料表のページ(◯◯)でご確認いただけます。
配送業者の変更に伴う改定
件名:配送業者の変更と送料改定のお知らせ
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日発送分より、お届けを担当する配送業者を◯◯に変更いたします。
これに伴い、送料を◯◯円から◯◯円に改定いたします。
お届け日時のご指定の方法も一部変わりますので、◯◯ページをご確認ください。
定期購入のお客様へ
件名:定期便の送料改定のお知らせ(次回お届け分より)
◯◯様
いつも◯◯の定期便をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日以降のお届け分より、定期便の送料を改定いたします。
◯◯様の次回お届け予定日は◯月◯日で、この回から新しい送料となります。
お届けの間隔の変更やお休みは、マイページからお手続きいただけます。
ご負担をおかけいたしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
継続取引先へ(運賃の改定のお願い)
件名:運賃改定のお願い(◯月◯日出荷分より)
株式会社◯◯
購買部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お電話でご相談いたしました運賃の件につきまして、改めてご案内いたします。
◯月◯日出荷分より、新しい運賃表のとおり改定させていただきたく、お願い申し上げます。
商品の価格に変更はございません。
新しい運賃表を添付いたしましたので、ご確認いただけますでしょうか。
ご不明な点がございましたら、私□□までお申し付けください。
初めて取引する相手(見積の後に送料が変わる)
件名:お見積りの送料についてのご連絡
株式会社◯◯
◯◯様
先日はお見積りのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。株式会社△△の□□と申します。
お送りしたお見積りの送料につきまして、弊社の送料改定により、◯月◯日以降のご注文分は金額が変わることとなりました。
改めてお見積りを作成し、添付いたします。
お取引の始めにお手数をおかけし、誠に申し訳ございません。
急に改定することになった場合
件名:【重要】送料改定のお知らせ(◯月◯日ご注文分より)
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
配送業者の料金改定を受け、急なご案内となり誠に申し訳ございませんが、◯月◯日ご注文分より送料を改定いたします。
ご案内から改定までの期間が短くなりましたことを、心よりお詫び申し上げます。
新しい送料は、送料表のページ(◯◯)でご確認いただけます。
送料を引き下げる場合
件名:送料引き下げのお知らせ
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日ご注文分より、送料を◯◯円から◯◯円に引き下げます。
これからも、より気軽にご利用いただけるよう努めてまいります。
お知らせの金額を訂正する
件名:【訂正】送料改定のお知らせ
◯◯様
◯月◯日にお送りした「送料改定のお知らせ」におきまして、改定後の送料に誤りがございました。
誤:◯◯円
正:◯◯円
ご確認の手間をおかけし、誠に申し訳ございません。
改定日とそのほかの内容に変更はございません。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 送料を改定させていただくこととさせていただきました | 「させていただく」が重なって読みにくい | 送料を改定いたします |
| 配送会社の値上げのせいで | 他社を責める言い方になる | 配送にかかる費用の上昇により |
| 実質値下げです | 受け取り方は人によって違い、誤解を招く | (新旧の金額と条件を並べて示す) |
| ◯月◯日より改定(だけ) | 注文日か発送日か分からない | ◯月◯日午前◯時以降のご注文分より |
| ご了承ください(お詫びなし) | 一方的に聞こえる | ご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます |
送料の改定は商品の値上げと同じように受け取られます。商品価格が変わらないことをはっきり書くと、誤解を防げます。
お知らせの後のフォロー(お礼・お詫び)
改定前の注文に新しい送料を請求してしまったときのお詫び
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
◯月◯日にご注文いただいた分につきまして、改定前の送料でご請求すべきところ、誤って改定後の送料でご請求しておりました。
大変申し訳ございません。差額の◯◯円は、◯◯の方法でお返しいたします。
今後このようなことがないよう、確認を徹底いたします。
取引先が改定を了承してくれたときのお礼
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは運賃改定の件をご了承いただき、誠にありがとうございました。
ご負担をおかけすることになり、心苦しく存じますが、これまで以上に確実なお届けに努めてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
この記事の要点
- 送料改定はどの注文から変わるか(注文日か発送日か)を一番はっきり書く。
- 新旧の送料と送料無料の条件を並べて示す。
- 商品価格は変わらないことを明記する。
- 改定日前の注文・定期購入の扱いを会社の決まりに従って添える。
- 他社を責める言い方を避け、お詫びとお願いで結ぶ。
FAQ
よくある質問
送料と商品価格の両方が変わる場合は、一つのお知らせにまとめても構いませんが、何がいくら変わるのかを項目ごとに分けて書きます。送料だけが変わるときは、「商品の価格に変更はございません」と書いて、値上げと誤解されないようにします。
どう扱うかは会社の決まりに従います。注文日を基準にする場合は「改定前にご注文いただいた分は、改定前の送料でお届けします」のように、お知らせの中で必ず書いてください。
「配送にかかる費用の上昇により」のように、事実として言える範囲で簡潔に書きます。配送会社の名前を出して責めるような書き方は避けます。
運賃を請求している取引先には、改定日と新しい運賃表を書いた文書を送り、メールでも同じ内容を知らせると確実です。取引の大きい相手には、文書を送る前に電話や訪問で説明しておくと、受け取ってもらいやすくなります。
お客様にとってよい変更でも、カートに表示される金額が変わるため、お知らせしておくと問い合わせを減らせます。短いお知らせで十分です。