敬語
「ご笑覧ください」の意味と使い方
例文・返事・「ご高覧」との違い
「ご笑覧ください」は、自分(自分の側)で作ったものを、へりくだって見てもらうときの言葉です。「大したものではありませんが、笑ってご覧ください」という気持ちを込めます。読みは「ごしょうらん」。目上の相手にも使えますが、親しい間柄への作品・写真・社内報などに向いています。そのまま使える一文は「拙いものではございますが、ご笑覧いただければ幸いです。」。取引先への正式な資料には、へりくだりのない「ご高覧」「ご一読」が無難です。このページでは、迷いやすい言葉との違いを表で並べ、場面別のメール例文、コピーして使える一文、受け取った側の返事までまとめました。
結論
「笑覧」は笑って見ることで、相手の行為に「ご」を付けた「ご笑覧」は、自分の側のものを、つまらないものとへりくだって見てもらうときの言い方です。読み方は「ごしょうらん」。「ご笑覧ください」「ご笑覧いただければ幸いです」の形で使います。
先に結論:「ご笑覧」を使うか迷ったら
| 確かめること | 答えが「はい」なら | 答えが「いいえ」なら |
|---|---|---|
| 見てもらうものは、自分や自社が作ったものか | 次の行へ | 使わない(相手や第三者の作品には「拝見」「ご覧」) |
| 渡すのではなく、見てもらうものか | 次の行へ | 贈り物なら「ご笑納」 |
| 相手とは面識があり、ある程度親しいか | 次の行へ | 「ご覧いただけますと幸いです」 |
| 正式な提案書・見積書・請求書か | 「ご高覧」「ご確認」「ご査収」 | 「ご笑覧ください」「ご笑覧いただければ幸いです」 |
Point
「ご笑覧」は自分の側のものを、へりくだって見てもらう言葉。相手を高めて「見てください」と言うなら「ご高覧」を使います。
「ご笑覧」の意味と成り立ち
「笑覧」の「笑」は、自分のものを「笑われる程度のもの」とへりくだる気持ちを表しています。贈り物を渡すときの「ご笑納」と同じ考え方で、こちらは見てもらうものに使います。
言葉の組み立てとしては、「笑」で自分の側を下げ、「ご〜ください」で相手の「見る」という行為を立てる形です。へりくだりと相手への敬意が一語に入っているので、前後に敬語を重ねすぎなくても丁寧に伝わります。
このため、使うのは自分や自分の会社が作ったものに限られます。相手の作品や、第三者の作品を見てもらうときには使いません。
「ご笑覧」と似た言葉の違い(ご高覧・ご清覧・ご笑納・ご照覧)
| 言葉(読み) | 意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ご笑覧(ごしょうらん) | 自分の側のものを、へりくだって見てもらう | 親しい相手への作品・写真・社内報・記念誌 |
| ご高覧(ごこうらん) | 相手が見ることを高めて言う | 案内状・作品展・カタログ・改まった資料 |
| ご清覧(ごせいらん) | 相手が見ることを敬って言う書き言葉 | 手紙・挨拶状などの改まった文面 |
| ご一読(ごいちどく) | 一度読んでもらう | 資料・報告書・記事 |
| ご笑納(ごしょうのう) | 自分の贈り物を、へりくだって受け取ってもらう | 手土産・お歳暮・記念品 |
| ご照覧(ごしょうらん) | はっきりと見ること。また、神仏がご覧になること | ビジネスメールでは使わない(「ご笑覧」の変換ミスに注意) |
| ご覧ください | 見てもらうことを丁寧に言う | 社内外どちらにも |
「ご笑覧」と「ご高覧」は、どちらも見てもらうことを頼む言葉ですが、「ご笑覧」は自分を下げ、「ご高覧」は相手を上げるという違いがあります。親しい相手には「ご笑覧」が温かく響きますが、正式な提案資料に使うと、軽く聞こえると受け取る人もいます。「ご高覧」の詳しい使い方は「ご一読ください」とご高覧の違い、贈り物に添える「ご笑納」は「ご笑納ください」の使い方を見てください。
注意
「ご笑覧」と「ご照覧」は読みが同じで、パソコンやスマートフォンの変換で取り違えやすい言葉です。「ご照覧」は主に神仏がご覧になることを表す言葉なので、送信前に「笑」の字になっているかを確かめてください。同じ「〜覧」の仲間には天皇がご覧になる意味の「天覧」もありますが、仕事のメールで使う場面はまずありません。
使える場面・使わないほうがよい場面
| 場面 | 「ご笑覧」 | 代わりに使う言葉 |
|---|---|---|
| お世話になった方へ、自分の作品・写真を送る | 使える | ― |
| 恩師や先輩に、自分の著書・自分史・論文を送る | 使える | ― |
| 社内報・会報・記念誌を配る | 使える | ― |
| イベントの記録写真や動画を共有する | 使える | 契約で納める納品物なら「ご査収ください」 |
| 自分の書いた記事や、投稿が載った紙面を知らせる | 使える | ― |
| 年賀状・挨拶状に近況の写真を添える | 使える | ― |
| 個展・作品展の案内状 | 親しい相手なら使える | ご高覧賜りますよう(改まった案内状) |
| 取引先への提案書・見積書 | 軽く聞こえることがある | ご高覧ください/ご確認ください |
| 請求書・契約書 | 合わない | ご査収ください |
| 相手の作品・第三者の作品 | 使わない | ご覧ください |
| 初めて連絡する相手 | 親しみを込めた言葉なので距離が合わない | ご覧いただけますと幸いです |
注意
「ご笑覧」は目上の相手に使っても失礼な言葉ではありません。ただ、相手との距離が近いほど自然に響く言葉なので、初めての相手や正式な取引の書類では「ご高覧」「ご覧」を選ぶほうが落ち着きます。また、主に書き言葉なので、対面や電話では「お時間のあるときに見ていただけるとうれしいです」のような言い方のほうが伝わりやすくなります。
そのまま使える一文(丁寧さの段階つき)
| 言い方 | 丁寧さ | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます | 最も改まった言い方(相手を上げる) | 案内状・作品展の招待 |
| 拙いものではございますが、ご笑覧いただければ幸いです | 改まった言い方(へりくだる) | 目上の方への作品・記念誌・著書 |
| ご笑覧いただけますと幸いです | 改まった言い方(へりくだる) | 目上の方・取引先の親しい担当者 |
| ご笑覧のほど、よろしくお願いいたします | 丁寧(へりくだる) | 手紙・送付状の結び |
| ご笑覧ください | 丁寧(へりくだる) | 親しい取引先・恩師・社内 |
| ご覧いただけますと幸いです | 丁寧 | 社内外どちらにも |
| 見てもらえるとうれしいです | 標準 | 社内の同僚・後輩 |
前置きや添える一言は、次の中から一つ選ぶと自然です。
- お恥ずかしいものですが、ご笑覧いただければ幸いです。
- 手作りの紙面ではありますが、ご笑覧ください。
- お手すきの際にご笑覧いただければ幸いです。
- お時間のあるときに、ご笑覧ください。
- ささやかな記録ですが、当日の様子をご笑覧いただけますと幸いです。
- ◯◯様に教えていただいたことを形にしました。ご笑覧いただければ幸いです。
- ご感想をお聞かせいただけましたら励みになります。(「ご笑覧」の文の後に添える)
- お返事のお気遣いはなさらないでください。(返信の負担を減らしたいとき)
へりくだりを重ねすぎるとかえって読みにくくなるので、前置きは一つで十分です。「お手すきの際」の使い方は「お手すきの際に」の意味、「幸いです」の使い方は「幸いです」の使い方にまとめています。
場面別のメール例文
お世話になった方へ、制作した作品集を送る
件名:◯◯の作品集をお送りします
◯◯様
ご無沙汰しております。□□です。
以前、◯◯でご指導いただいたおかげで、このたび作品集をまとめることができました。
一冊お送りいたしましたので、お手すきの際にご笑覧いただければ幸いです。
寒さが増してまいりましたので、どうぞご自愛ください。
恩師に、自分の著書・自分史を献本する
件名:拙著お送りのご連絡
◯◯先生
ご無沙汰しております。◯年度にゼミでお世話になりました□□です。
このたび、これまでの仕事をまとめた本を出すことになりました。
先生に教えていただいた考え方が、本の土台になっています。
本日、ご自宅宛てに一冊お送りいたしました。拙いものではございますが、ご笑覧いただければ幸いです。
お返事のお気遣いはなさらないでください。
個展の案内を、親しい元上司に送る
件名:写真の個展を開きます
◯◯様
ご無沙汰しております。以前、◯◯部でお世話になりました□□です。
趣味で続けてきた写真を、◯月◯日から◯日まで、◯◯ギャラリーで展示することになりました。
お近くにお越しの際に、ご笑覧いただけましたらうれしく存じます。
案内のはがきを添付いたします。
投稿が載った紙面・記事を知らせる
件名:◯◯に記事を書きました
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お話しした◯◯について、業界誌に短い記事を書きました。
◯◯様に教えていただいた内容も参考にしております。
掲載ページのリンクをお送りしますので、お時間のあるときにご笑覧ください。
社内報を配る(社内)
件名:社内報◯月号を発行しました
社員各位
お疲れさまです。広報担当の□□です。
社内報◯月号を発行しました。今号は◯◯の特集です。
手作りの紙面ではありますが、ご笑覧ください。
ご意見・ご感想は□□までお寄せください。
イベントの記録写真を参加者に共有する
件名:◯◯の記録写真のご共有
◯◯株式会社
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日はご参加いただき、ありがとうございました。
当日の様子を撮影した写真を、下記のリンクにまとめました。
弊社スタッフが撮影したものですが、ご笑覧いただければ幸いです。
記念誌を取引先に送る
件名:創立記念誌のご送付
株式会社◯◯
◯◯様
いつも大変お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたび、創立の節目にあたり記念誌を作成いたしました。
これまでの歩みを社員の手でまとめたものです。
別便にてお送りいたしましたので、ご笑覧いただければ幸いです。
年賀状・挨拶状に近況の写真を添える
昨年は大変お世話になりました。
家族で出かけた◯◯の写真を添えました。ご笑覧ください。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
取引先への提案資料(「ご高覧」を使う例)
件名:◯◯のご提案資料
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お打ち合わせした◯◯について、ご提案資料をお送りいたします。
ご高覧いただき、ご意見をお聞かせいただけますと幸いです。
注意
正式な資料には「ご笑覧」より「ご高覧」「ご一読」が合います。社内報の書き方は社内報の挨拶文、行事の記録の書き方はイベント報告書の書き方も参考にしてください。
イベントの仕事での使い方(記録写真・動画・報告書・パンフレット)
イベントの仕事では、終わった後に記録写真・ダイジェスト動画・開催報告書・パンフレットなどを、クライアントや協賛社、出演者に送る場面が続きます。ここで迷いやすいのが、「ご笑覧」「ご高覧」「ご査収」のどれを使うかです。目安は、確かめて受け取ってほしい成果物なら「ご査収」、改まって見てほしい資料なら「ご高覧」、気軽に眺めてほしい記録なら「ご笑覧」です。
| 送るもの | 相手 | 合う言葉 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 納品物としての記録写真・ダイジェスト動画 | 発注元のクライアント | ご査収ください | 契約で納める成果物なので、内容を確かめて受け取ってもらう |
| 開催報告書(来場の様子・実施内容のまとめ) | 協賛社・クライアントの決裁者 | ご高覧ください/ご査収ください | 協賛の報告にあたる正式な資料。添付で納めるなら「ご査収」 |
| 当日のスナップ写真(納品物とは別) | 現場で一緒に動いた担当者 | ご笑覧ください | お礼を兼ねた共有なので、へりくだって気軽に見てもらう |
| 完成したパンフレット・会場配布物 | 制作に協力してくれた出演者・講師 | ご笑覧いただければ幸いです | 自社で作ったものを、関わってくれた人に見てもらう |
| 自社の実績紹介に載せた事例ページ | 以前担当した親しいクライアント | ご笑覧ください | 掲載のお知らせ。確認が必要なら別に「ご確認」をお願いする |
| 次回の企画書・見積書 | クライアント・協賛候補 | ご高覧ください/ご確認ください | 検討してもらう資料には「ご笑覧」は軽く聞こえる |
そのまま使える例文
- 【チャット】終演の翌日、現場で一緒に動いたクライアント担当者へ:昨日はありがとうございました。スタッフが撮った当日のスナップを共有フォルダに入れました。納品用の記録写真は別途お送りしますので、こちらはご笑覧ください。
- 【メール】出演者・講師へ、完成した会場パンフレットのデータを送るとき:先日の◯◯では、ご登壇いただきありがとうございました。当日会場でお配りしたパンフレットのデータを添付いたします。◯◯様のプロフィールも掲載しております。拙いものではございますが、ご笑覧いただければ幸いです。
- 【メール】発注元のクライアントへ、契約で納める記録写真と動画を送るとき:◯月◯日開催の◯◯につきまして、記録写真と◯分のダイジェスト動画を下記のリンクに格納いたしました。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。
- 【メール】協賛社のご担当者へ、開催報告書を送るとき:このたびは◯◯にご協賛いただき、誠にありがとうございました。開催報告書がまとまりましたので、添付にてお送りいたします。ご高覧いただけますと幸いです。
- 【メール】以前担当した親しいクライアントへ、実績紹介に事例を載せたことを知らせるとき:昨年ご一緒した◯◯を、弊社サイトの実績紹介に掲載いたしました(掲載のご了承をいただいた内容のみです)。お時間のあるときにご笑覧ください。
- 【口頭】打ち上げや撤収の合間に、ダイジェスト動画の速報版を見せるとき:速報版なのでまだ粗いのですが、よかったら見ていただけますか。(口頭では「ご笑覧」より、このような言い方が自然です)
注意
一通のメールに納品物と気軽な共有を混ぜると、相手は確認が必要なのかどうか迷います。確かめてほしいものは「ご査収」、見てもらうだけのものは「ご笑覧」と、文や送る機会を分けると伝わりやすくなります。「ご査収」の使い方は「ご査収ください」の意味にまとめています。
送付メールの型(空欄を埋めて使う)
- 01
① 宛名と名乗り
「◯◯様 ご無沙汰しております。◯◯でお世話になりました□□です。」久しぶりの相手には、どこで縁があったかを一言添えます。
- 02
② 何を作ったか
「このたび◯◯をまとめました/作成いたしました。」作品集・記念誌・写真など、見てもらうものを先に示します。
- 03
③ 相手との関わり
「◯◯様に教えていただいたことが土台になっています。」相手に送る理由が伝わると、押しつけに見えません。
- 04
④ 届け方
「本日、一冊お送りいたしました/下記のリンクにまとめました。」郵送かリンクかをはっきり書きます。
- 05
⑤ 「ご笑覧」の一文
「拙いものではございますが、ご笑覧いただければ幸いです。」前置きは一つだけにします。
- 06
⑥ 結び
「お返事のお気遣いはなさらないでください。」または季節の気づかい。感想を求めすぎないほうが相手の負担になりません。
よくある間違い
| 書きがちな言い方 | 気になる点 | 直し方 |
|---|---|---|
| (相手の作品について)◯◯様の作品をご笑覧しました | 「ご笑覧」は自分の側のものに使う言葉で、相手の作品を下げることになる | ◯◯様の作品を拝見しました |
| (取引先への提案書で)ご笑覧ください | へりくだりが強く、軽く聞こえると受け取る人もいる | ご高覧ください/ご確認ください |
| ご笑覧してください | 「ご〜する」は自分の動作に使う形で、相手への依頼としては不自然 | ご笑覧ください/ご笑覧いただければ幸いです |
| ご照覧ください | 同じ読みの別の言葉(主に神仏がご覧になること)への変換ミス | ご笑覧ください |
| つまらないものですが、拙いものですが、ご笑覧ください | へりくだりを重ねすぎて読みにくい | 拙いものではございますが、ご笑覧ください |
| (贈り物に)ご笑覧ください | 贈り物は受け取ってもらうものなので「ご笑納」 | ご笑納ください |
| (感想を急ぐ)ご笑覧のうえ、◯日までにご感想をお願いします | 気軽に見てもらう言葉と、期限つきの依頼がかみ合わない | 期限が必要なら「ご確認のうえ、◯日までにご返信いただけますと幸いです」 |
送る前のチェックリスト
- 見てもらうものは自分や自社が作ったものになっている
- 贈り物ではなく見てもらうものである(贈り物なら「ご笑納」)
- 「ご照覧」に変換されていない
- 正式な提案書・契約書・請求書に使っていない
- へりくだりの前置きは一つだけ
- 郵送かリンクか、届け方を書いた
- リンクで共有する場合、相手が開ける設定になっている
「ご笑覧ください」と言われたときの返事
見てほしいと言われた側は、「拝見しました」と伝えて、感想を一言添えると、送ってくれた気持ちに応えられます。相手がへりくだっていても、同じように「笑って見ました」とは書きません。
もう一つ気をつけたいのが、相手の謙遜の言葉をそのまま返さないことです。相手が「拙作」「拙文」と書いてきても、返事で「拙作をお送りいただき」と書くと、相手の作品を自分が拙いと言っているように読めます。返事では「作品集」「ご著書」「記事」のように、普通の言葉か相手を立てる言葉に置き換えます。
| 相手の書き方 | 返事で使う言い方 |
|---|---|
| 拙作・拙い作品 | 作品集/作品 |
| 拙著 | ご著書/ご本 |
| 拙文 | 記事/文章 |
| ご笑覧ください | 拝見しました/楽しく拝見しました |
目上の方への返事
□□様
ご無沙汰しております。◯◯です。
作品集をお送りいただき、ありがとうございました。さっそく拝見しました。
特に◯◯の作品は色づかいが印象的で、□□様らしさが出ていると感じました。
これからのご活躍も楽しみにしております。
親しい同僚・後輩への返事
□□さん
社内報、楽しく読みました。
◯◯の特集は、普段知らない部署の仕事が分かっておもしろかったです。
作るのは大変だったと思います。おつかれさまでした。
「拝見」の使い方は「拝見しました」「拝受しました」の使い分けにまとめています。
この記事の要点
- 「ご笑覧」は自分の側のものを、へりくだって見てもらう言葉。読みは「ごしょうらん」。
- 「ご笑覧」は自分を下げ、「ご高覧」は相手を上げる。同じ読みの「ご照覧」は別の言葉。
- 親しい相手への作品・写真・社内報・記念誌・著書に向く。
- 取引先への正式な資料には「ご高覧」「ご一読」、請求書や契約書には「ご査収」。
- 贈り物には「ご笑納」。言われたら「拝見しました」と感想を添え、相手の「拙作」はそのまま返さない。
FAQ
よくある質問
「ごしょうらん」と読みます。
使えます。自分の側のものをへりくだって見てもらう言葉なので、目上の方に作品や記念誌を送るときに使えます。ただ、取引先への正式な資料には「ご高覧」「ご一読」を使うほうが無難です。
「ご笑覧」は自分の側のものをへりくだって見てもらう言葉、「ご高覧」は相手が見ることを高めて言う言葉です。親しい相手への作品なら「ご笑覧」、改まった資料や案内状なら「ご高覧」が合います。
どちらも自分の側をへりくだる言葉ですが、「ご笑覧」は見てもらうもの、「ご笑納」は受け取ってもらう贈り物に使います。
違います。読みは同じですが、「ご照覧」ははっきり見ることや、神仏がご覧になることを表す言葉です。メールで「ご照覧ください」と書くのは変換ミスなので、「ご笑覧ください」に直してください。
主に書き言葉なので、対面や電話では「お時間のあるときに見ていただけるとうれしいです」のような言い方のほうが自然に伝わります。
使えます。自分の作品などを見てくれた相手へのお礼として、送った側が使う言い方です。
使いません。「ご笑覧」は自分の側のものに使う言葉なので、相手の作品を見たときは「拝見しました」とします。
送るものによります。契約で納める記録写真・動画は「ご査収ください」、協賛社への開催報告書は「ご高覧ください」が合います。現場の担当者へのスナップ共有や、出演者に完成したパンフレットを見てもらうときなど、気軽に見てもらう場面なら「ご笑覧ください」が使えます。