文例
祝電の文例(ビジネス)
就任・開業・周年・竣工・受賞
取引先の式典に出席できないときや、就任・開業の知らせを受けたとき、祝電は手軽で礼を失わない方法です。文面は長くなくて構いません。お祝い・相手への敬意や期待・今後の発展を祈る言葉の三つがあれば、ビジネスの祝電として十分です。このページでは場面別の文例を並べました。式典で祝電を読み上げる司会の側の言葉は祝電披露の司会 例文、お悔やみの電報は弔電の文例(会社から)にあります。
結論
ビジネスの祝電は①お祝いの言葉 ②相手の功績・新しい門出への期待 ③今後の発展を祈る言葉で組み立てる形がよく見られます。宛名は会社名・役職・氏名+様、差出人は会社名・役職・氏名。式典に送る場合は開式に間に合うよう手配します。
就任の祝電(社長・会長・役員)
代表取締役社長へのご就任、誠におめでとうございます。これまでのご実績とお人柄に、社内外から寄せられる期待はひとしおのことと存じます。貴社のますますのご発展と、◯◯様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
(役員就任)取締役へのご就任、心よりお祝い申し上げます。日頃のご活躍を拝見してまいりました私どもにとりましても、大変うれしい知らせでございます。今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
注意
就任の祝電は、正式な発表や通知を確かめてから送るのが無難です。内示の段階で送ってよいかは、相手との関係や業界の慣行で分かれます。就任した側の挨拶は就任挨拶 例文にあります。
開業・開店・会社設立の祝電
このたびのご開業、誠におめでとうございます。新しい拠点での皆さまのご活躍を、心より楽しみにしております。貴社のご繁栄と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
(会社設立)新会社のご設立、心よりお祝い申し上げます。◯◯様の新たな挑戦に、私どもも大いに励まされております。末永いご発展をお祈りいたします。
Point
開業・開店の祝電では、「倒れる」「傾く」「閉じる」「つぶれる」「火」など、店や会社が立ち行かなくなることや火事を連想させる言葉は避けるとされます。開業祝いの立札やメールは移転祝い・開業祝いの書き方にまとめています。
創立周年・竣工・落成の祝電
(周年)創立◯周年、誠におめでとうございます。長きにわたり築いてこられた信頼とご実績に、深く敬意を表します。貴社の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。
(竣工・落成)新社屋のご竣工、誠におめでとうございます。新しい拠点のもと、貴社がますます飛躍されることと存じます。皆さまのご健勝と貴社のご隆盛をお祈り申し上げます。
受賞・受章の祝電
このたびの◯◯賞のご受賞、誠におめでとうございます。長年にわたるご尽力が実を結ばれましたこと、心よりお喜び申し上げます。今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
注意
賞の正式な名称は、発表資料や相手の案内状で確かめてから書いてください。名称の誤りは失礼になりやすいところです。社内の受賞者へのメッセージは受賞のお祝いメッセージを参照してください。
送る前に確認すること・祝電へのお礼
- 宛名:会社名・役職・氏名(式典の場合は式典の主催者・会場宛てでよいか)
- 差出人:会社名・役職・氏名(読み上げられることを考え、読み方が分かる書き方に)
- 届け先:会場名と住所、式典名、開式の日時
- 届く時刻:開式に間に合うか(当日の朝では読み上げに間に合わないことがある)
- 賞・役職・式典の正式な名称
- 避けたほうがよい言葉が入っていないか
祝電をいただいたときのお礼の文例
拝啓 このたびは◯◯に際しまして、ご丁重な祝電を賜り、誠にありがとうございました。皆さまの温かいお言葉を励みに、一層精進してまいる所存でございます。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。 敬具
お礼状の全体の書き方はイベントのお礼状の書き方にまとめています。
この記事の要点
- 文面はお祝い→敬意や期待→発展を祈るの三文で足りる。
- 宛名は会社名・役職・氏名+様。差出人は読み上げを考えて書く。
- 式典宛ては開式に間に合うよう手配する。
- 開業・開店では倒れる・傾く・閉じる・火などの言葉を避けるとされる。
- 就任は正式な発表を確かめてから。賞や役職の名称を確かめる。
FAQ
よくある質問
「代表取締役社長へのご就任、誠におめでとうございます。これまでのご実績とお人柄に、社内外から寄せられる期待はひとしおのことと存じます。貴社のますますのご発展と、◯◯様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」が基本形です。
「倒れる」「傾く」「閉じる」「つぶれる」「火」など、立ち行かなくなることや火事を連想させる言葉は避けるとされます。お祝い・新しい拠点への期待・繁栄を祈る言葉で短くまとめます。
開式に間に合うように手配します。当日の朝に届くと読み上げの原稿に入れられないことがあるので、余裕を持って届け先と日時を指定してください。
ビジネスでは、お礼状やメールで感謝を伝えるのが丁寧とされます。「このたびは◯◯に際しまして、ご丁重な祝電を賜り、誠にありがとうございました」と始め、今後の指導のお願いで結びます。