文例
結婚式の祝電 会社からの文例18選
社長・上司・部署一同・取引先
会社から送る結婚式の祝電は、「お祝い→本人への一言→二人の幸せを願う言葉」の三つで足ります。迷ったら、社長名ならこのまま使えます。「ご結婚誠におめでとうございます。日頃の誠実な仕事ぶりに、心より感謝しております。お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。」取引先の担当者へなら、二文目を「日頃より格別のお力添えをいただき、心より御礼申し上げます。」に替えます。このページには、社長・上司・部署一同・取引先・職場結婚など差出人と場面別の文例18通と、宛名・差出人の書き方、送る前のチェックリストをまとめました。就任・開業・周年などのビジネスの祝電は祝電の文例(ビジネス)にあります。
結論
祝電は、お祝いの気持ちを電報で届けるものです。結婚式では、出席できない人のほか、会社として、または上司として改めてお祝いを伝えたいときにも送られます。披露宴では司会者が何通かを全文で、残りは差出人の名前だけを読み上げることがあり、どれを読むかは新郎新婦が式場と相談して決めます。だから会社からの祝電は、親族が聞いても分かる言葉で、短く書くのが基本です。
まず結論:差出人別に選ぶ文例早見表
| 差出人 | 宛先 | 二文目に入れること | 文例 |
|---|---|---|---|
| 社長名・会社名 | 社員 | 仕事ぶりへの感謝 | 文例1〜3 |
| 上司(部長・課長) | 部下 | 仕事で助けられていること | 文例4〜7 |
| 部署・チーム一同 | 同僚 | 職場での人柄 | 文例8〜10 |
| 会社名・担当役職者 | 取引先の担当者 | 日頃のお礼 | 文例11〜14 |
| 社長・役員 | 取引先社長のご両親側 | 家族へのお祝い | 文例15 |
| 上司・会社 | 職場結婚の二人/後日のパーティー | 二人の職場での姿 | 文例16〜18 |
Point
社員向けと取引先向けの違いは、二文目と結びの硬さです。社員へは「いつも助けられています」のような温かい言葉でよく、取引先へは「格別のお力添え」「ご多幸をお祈り申し上げます」のように改まった言葉にそろえます。
祝電の構成と、宛名・差出人の書き方
| 順番 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1 お祝い | 結婚のお祝い | ご結婚おめでとうございます |
| 2 本人への一言 | 仕事ぶりや人柄、日頃のお礼 | 日頃の誠実な仕事ぶりに、心より感謝しております |
| 3 願う言葉 | 二人の幸せや家庭を願う言葉 | お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます |
宛名・届け先・差出人のテンプレート
| 項目 | 書き方 | 確認すること |
|---|---|---|
| 宛名 | 新郎新婦の連名。名前は招待状に書かれたとおりに(新婦は旧姓で書かれていることが多い)。片方とだけ面識がある場合はその人宛でもよい | 漢字・読み方。入籍済みで新姓を使っているかどうかも招待状で確かめる |
| 届け先 | 式場(披露宴会場)の住所・式場名・宴会場名 | 披露宴の日付と開始時刻、新郎新婦の両家の姓 |
| 差出人(会社として) | 株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□ | 社名は略さず、読みにくい社名は読み仮名を添える |
| 差出人(上司個人) | 株式会社△△ ◯◯部 部長 □□□□ | 会社名を入れると、親族にも誰か伝わる |
| 差出人(部署) | 株式会社△△ ◯◯部一同 | 人数が少なければ全員の名前を並べてもよい |
| 届ける時期 | 披露宴の前日か当日の開始前に届くよう日時指定 | 式場が電報を受け取れる日時(前日に受け取れない式場もある) |
Point
差出人は読み上げで聞いて分かる書き方にします。英字の社名や略称は、読み仮名を入れられる電報サービスなら入れておくと、司会者が迷いません。
注意
祝電の読み上げ方は祝電披露の司会 例文にあります。読まれる側の事情を知っておくと、どのくらいの長さにすればよいかの見当がつきます。
社員へ:社長・上司・部署一同からの文例
文例1 社長名で(基本)
◯◯さん、◯◯さん、ご結婚誠におめでとうございます。
日頃の誠実な仕事ぶりに、会社を代表して感謝申し上げます。
お二人で力を合わせ、明るく温かい家庭を築かれますよう、心よりお祈り申し上げます。
株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□
文例2 社長名で(短く)
ご結婚おめでとうございます。
新しい門出を社員一同心からお祝いし、お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げます。
株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□
文例3 会社名・役員一同で
◯◯さん、ご結婚誠におめでとうございます。
入社以来の真摯な取り組みに、役員一同深く感謝しております。
ご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げますとともに、お二人のご多幸をお祈りいたします。
株式会社△△ 役員一同
文例4 部長から部下へ(出席できないとき)
◯◯君、◯◯さん、ご結婚おめでとう。
晴れの日にお祝いに伺えず、残念に思っています。
◯◯君のまっすぐな仕事ぶりには、いつも助けられています。
お二人の新しい生活が、笑顔にあふれたものになりますように。
株式会社△△ ◯◯部 部長 □□□□
文例5 課長から新婦の部下へ
◯◯さん、ご結婚おめでとうございます。
職場ではいつも、◯◯さんの細やかな気配りに支えられています。
新郎の◯◯様とお二人で、温かいご家庭を築かれますよう、心よりお祈りいたします。
株式会社△△ ◯◯課 課長 □□□□
文例6 直属の上司から(親しみを込めて)
◯◯さん、◯◯さん、ご結婚おめでとうございます。
職場で◯◯さんから聞くお相手のお話から、お二人の仲の良さが伝わってきていました。
今日の日を迎えられたこと、本当にうれしく思います。どうぞお幸せに。
株式会社△△ ◯◯部 □□□□
文例7 支店長・事業所長から(遠方の社員へ)
ご結婚誠におめでとうございます。
◯◯支店の要として活躍する◯◯さんの晴れの日を、支店の仲間とともにお祝いします。
お二人の歩む道が、実り多いものとなりますようお祈り申し上げます。
株式会社△△ ◯◯支店 支店長 □□□□
文例8 部署一同から
ご結婚おめでとうございます。
職場の仲間一同、心からお祝いします。
いつもチームを明るくしてくれる◯◯さんの晴れの日を、皆でうれしく思っています。
お二人の末永いお幸せをお祈りしています。
株式会社△△ ◯◯部一同
文例9 プロジェクトチーム一同から
◯◯さん、ご結婚おめでとうございます。
難しい局面でも前向きな◯◯さんに、チームは何度も救われてきました。
これからはお二人で、たくさんの笑顔を重ねていってください。
株式会社△△ ◯◯プロジェクト一同
文例10 同期一同から
ご結婚おめでとう。
入社の日から一緒に歩んできた仲間として、今日の日を心からうれしく思います。
お二人がいつまでも仲良く、楽しい家庭を築かれますように。
株式会社△△ 同期一同
注意
文例6・10のように少しくだけた言葉でも、披露宴で読まれて親族が違和感を持たない程度にとどめます。欠席の理由(出張・先約など)は書かなくて構いません。
取引先へ:担当者・取引先の社長家族への文例
文例11 会社名・社長名で取引先の担当者へ
ご結婚誠におめでとうございます。
日頃より◯◯様には格別のお力添えを賜り、心より御礼申し上げます。
お二人の門出を祝し、末永いご多幸をお祈り申し上げます。
株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□
文例12 担当部署の部長から
◯◯様、ご結婚誠におめでとうございます。
いつも丁寧にご対応いただき、私どもも大変心強く感じております。
お二人の新しい門出に幸多かれと、心よりお祈り申し上げます。
株式会社△△ ◯◯部 部長 □□□□
文例13 担当者個人から(招待を受けて出席できないとき)
ご結婚おめでとうございます。
お招きいただきながら伺えず、誠に申し訳ございません。
いつもお世話になっている◯◯様の晴れの日を、心からお祝い申し上げます。
どうぞ末永くお幸せに。
株式会社△△ ◯◯部 □□□□
文例14 招待は受けていないが、お祝いを伝えたいとき(控えめに)
ご結婚の由を伺い、心よりお祝い申し上げます。
お二人の末永いお幸せをお祈りいたします。
株式会社△△ ◯◯部 □□□□
文例15 取引先の社長のご子息・ご息女の結婚(ご両親宛て)
ご令息◯◯様のご結婚、誠におめでとうございます。
ご両家の皆様のお喜びもひとしおと拝察いたします。
新しいご家庭の末永いご多幸と、皆様のより一層のご健勝をお祈り申し上げます。
株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□
注意
ご息女の結婚なら「ご令嬢◯◯様」とします。「ますますのご健勝」は重ね言葉になるため、文例では「より一層のご健勝」にしています。
注意
取引先の担当者の結婚では、相手の会社の方針で祝電を控えてほしい場合もあります。招待を受けていない場合は、送る前に先方の上司や窓口にさりげなく確かめておくと行き違いがありません。
職場結婚・後日のパーティーなど、迷いやすい場面の文例
文例16 職場結婚(二人とも自社の社員)
◯◯さん、◯◯さん、ご結婚誠におめでとうございます。
同じ職場で信頼を集めるお二人が、人生のパートナーとして歩み始める日を迎え、社員一同うれしく思っております。
お二人の明るいご家庭と、末永いお幸せをお祈り申し上げます。
株式会社△△ 代表取締役社長 □□□□
文例17 挙式は家族だけで、後日のパーティーに送る
ご結婚おめでとうございます。
本日のお披露目の場に、職場一同からのお祝いをお届けします。
お二人の笑顔あふれる毎日を、心よりお祈りしています。
株式会社△△ ◯◯部一同
文例18 読み上げ向けのごく短い一通
ご結婚おめでとうございます。お二人の末永いお幸せを、社員一同心よりお祈り申し上げます。
株式会社△△
注意
海外挙式や挙式をしない場合は、祝電ではなく、メッセージカードやお祝いの品で気持ちを伝える方法もあります。書き方は結婚祝い・出産祝いを会社から贈るにまとめています。
避けたい言葉と、よくある失敗
祝電でも、別れや繰り返しを連想させる忌み言葉は避けます。どこまで気にするかは人や地域によって違いますが、読み上げられる文なので言い換えておくと安心です。
| 避けたい言葉の例 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 別れる・切れる・離れる・終わる・戻る | 使わない言い方に組み替える |
| 重ね重ね・たびたび・ますます・いろいろ | 心より・より一層・さまざま |
| 忙しい | ご多用 |
| 再び・繰り返し | 改めて(文脈で) |
| 最後に | 結びに |
| よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 社内だけで通じる呼び名やあだ名 | 親族や友人に伝わらない | 名字か「◯◯さん」で書く |
| 仕事の厳しさや残業の話 | 家族を心配させる | 仕事ぶりは前向きな言葉でほめる |
| 一方だけを強くほめる | もう一方とその家族が置き去りになる | 結びは「お二人」でまとめる |
| 長い文 | 全文で読まれないことがある | 本文は三〜四行に収める |
| 差出人が略称だけ | 読み上げで誰か分からない | 正式な社名と役職を入れる |
| 新婦を新姓で書いたが、招待状は旧姓 | 司会の読み上げで混乱する | 招待状の表記に合わせる |
| 届け先の宴会場や開始時刻の書き漏れ | 同じ日の別の披露宴に紛れる | 両家の姓と開始時刻を必ず書く |
注意
句読点を「区切り」に通じるとして避ける考え方もあります。気になる場合は、句読点の代わりに改行や一字空けで区切ると読みやすさを保てます。
送る前のチェックリストと手順
- 会社として送るか、上司個人・部署一同で送るかを決めた(社内の慶弔規程・前例を総務に確認)
- 宛名の漢字と、旧姓・新姓のどちらで書くかを招待状で確かめた
- 式場名・住所・宴会場名・披露宴の日付と開始時刻を控えた
- 式場が電報を受け取れる日時を確かめた
- 差出人に正式な社名・部署・役職・氏名を入れた
- 社内の呼び名、仕事の苦労話、忌み言葉が入っていない
- 本文が三〜四行に収まり、読み上げて詰まるところがない
- 取引先の場合、先方の方針で祝電を控える必要がないか確かめた
- 01
会社として送るかを決める
会社名・社長名で送るか、上司個人・部署一同で送るかは、社内の慣例や慶弔の規程によります。前例は総務に聞くと早いです。
- 02
式場と披露宴の日時を確かめる
招待状に書かれた式場名・住所・披露宴の開始時刻を控えます。同じ式場で同じ日に複数の披露宴があることもあるので、新郎新婦の名前と開始時刻を必ず書きます。
- 03
早めに申し込む
当日の申し込みは、電報会社の受付締切や式場の受け取りの都合で間に合わないことがあります。日にちに余裕をもって、披露宴の前に届くよう日時を指定します。
- 04
台紙を選ぶ
会社名で送るなら落ち着いた台紙を選ぶと場になじみます。部署一同なら、少し華やかなものでも構いません。
この記事の要点
- 会社からの祝電はお祝い→本人への一言→願う言葉の三つ。
- 社員へは仕事ぶりへの感謝、取引先へは日頃のお礼を二文目に。
- 宛名は招待状どおりの新郎新婦の名前、届け先は式場。
- 差出人は正式な社名・役職・氏名。読み上げで誰か分かる書き方に。
- 披露宴の前に届くよう早めに申し込み、式場が受け取れる日時も確認。
FAQ
よくある質問
「お祝い」「本人への一言」「二人の幸せを願う言葉」の三つで足ります。社員へは仕事ぶりへの感謝を、取引先へは日頃のお礼を一言入れ、三〜四行に収めると読み上げにも向きます。
社員へは「いつも助けられています」のような温かい言葉で構いません。取引先へは「格別のお力添えを賜り」「ご多幸をお祈り申し上げます」のように改まった言葉にそろえ、仕事の具体的な話には踏み込みません。
招待状に書かれた名前に合わせます。挙式前は新婦が旧姓のことが多いですが、入籍を済ませて新姓で案内している場合もあるので、迷ったら招待状の表記どおりにします。
披露宴の前日か、当日の開始前に届くよう日時を指定します。式場によっては前日に受け取れないこともあるので、受け取れる日時を確かめ、申し込みは日にちに余裕をもって済ませます。
会社としてのお祝いなら「会社名・代表取締役社長・氏名」、部署としてなら「会社名・部署名一同」、上司個人なら「会社名・部署・役職・氏名」とします。どれにするかは社内の慣例に合わせます。
披露宴で読み上げられることがあるので、会場の親族が聞いても違和感のない言葉にしておくと安心です。「おめでとう」程度のくだけ方なら問題ありません。
送っても構いませんが、出席して直接お祝いを伝えるなら、祝電はなくても失礼にはあたりません。上司が出席し、会社として別にお祝いを伝えたいときに、社長名で送ることがあります。
送ること自体は失礼ではありませんが、先方の会社の方針で控えてほしい場合もあります。送る前に先方の上司や窓口に確かめ、文面は文例14のように短く控えめにします。