手順
ToDoリストの作り方
仕事で使える書き方・見直し方と例
仕事のToDoリストは、一つの項目を「◯◯に◯◯を送る」のように動詞で、終わったかどうかがはっきり分かる形で書き、期限と頼んだ人を添えると使えるものになります。「資料」「◯◯社」のような名詞だけの項目は、何をすれば終わりなのかが分からず、いつまでも残ります。
見本:「□◯◯社 ◯◯様に見積書を送る(◯/◯まで・◯◯課長から) □会議資料の下書きを作る(◯/◯午前まで) □【返事待ち】◯◯部に在庫数を確認中(◯/◯に再確認)」
このページでは、書き方と見直し方の手順、場面ごとの書き方の見本をまとめました。書き出したものの順番の決め方は仕事の優先順位のつけ方、「タスク」という言葉の使い方はタスクとはを見てください。
結論
ToDoリストは①思いつくものを全部書き出す ②動詞で、終わりの形が分かるように書き直す ③大きな仕事は分ける ④期限と頼んだ人を添える ⑤返事待ちは分けて書く ⑥毎朝と退勤前に見直すの順で作ります。リストは作ることより、見直して消していくことに意味があります。
ToDoリストを作る手順
- 01
思いつくものを全部書き出す
頼まれた仕事、自分で決めた仕事、返事待ちのもの、ちょっとした連絡まで、まず全部書きます。頭の中に残しておかないことが目的です。
- 02
動詞で書き直す
「見積書」ではなく「見積書を作って◯◯課長に確認してもらう」のように、何をすれば終わりかが分かる形にします。
- 03
大きな仕事は分ける
「企画書を作る」のような大きな仕事は、「資料を集める」「目次を作る」「下書きを書く」のように、一度に取りかかれる大きさに分けます。
- 04
期限と頼んだ人を添える
項目の後ろに(◯/◯まで・◯◯さんから)と書きます。期限が分からないものは、頼んだ人に確かめます。
- 05
返事待ちは分けて書く
相手の返事や承認を待っているものは、【返事待ち】と付けて別にまとめ、いつ確認し直すかを書きます。
- 06
毎朝と退勤前に見直す
朝は今日やるものに印を付け、退勤前は終わったものを消し、残ったものの期限を確かめます。新しく頼まれたものは、その場で書き足します。
項目の書き方:直す前と直した後
| 直す前 | 何が困るか | 直した後 |
|---|---|---|
| 資料 | 何をすれば終わりか分からない | ◯日の会議資料の下書きを作り、◯◯さんに見てもらう |
| ◯◯社 | 連絡か、訪問か、見積もりか分からない | ◯◯社 ◯◯様に納期の返事をメールする(今日中) |
| 企画書を作る | 大きすぎて手が止まる | 企画書:①過去の資料を集める ②目次を作る ③下書きを書く |
| ◯◯部の件 | 自分がやるのか、待つのか分からない | 【返事待ち】◯◯部に在庫数を確認中(◯日に再確認) |
| 電話する | 誰に、何の用件か分からない | ◯◯様に折り返し電話(◯◯の日程の件) |
Point
読み返したとき、すぐ手を動かせるかが目安です。迷う項目は、最初にやる一つの動作まで書き下します。
場面別の書き方の見本
朝、一日の始めに
◯月◯日(◯)
□◯◯社に見積書を送る(午前中)
□会議資料の下書き(◯時からの作業時間で)
□◯◯さんに◯◯の件を相談する
□経費の精算を出す
【返事待ち】◯◯部の在庫数(昼に再確認)
会議が終わった直後に
◯◯会議(◯/◯)から
□議事録を作って出席者に送る(明日午前まで)
□◯◯社に日程の候補を出す(◯/◯まで・◯◯課長から)
□次回までに◯◯の数字を集める(◯/◯まで)
注意
会議で決まった「誰が・いつまでに」は、その日のうちに自分のリストに移します。議事録の書き方は議事録の書き方にまとめています。
電話や立ち話で頼まれたとき
□◯◯さんから:◯◯の資料を共有フォルダに置く(◯/◯まで)
□◯◯様(◯◯社)に折り返し:◯◯の納期の件
口頭で頼まれた仕事ほど抜けやすいので、頼まれたその場で書き、期限をその場で確かめます。メモの取り方は仕事のメモの取り方を見てください。
週の初めに、一週間分を
今週(◯/◯〜◯/◯)
□◯◯の提案資料を仕上げる(◯/◯金曜まで)
・月:資料を集める ・火:下書き ・水:課長に確認 ・木:直し
□月次報告を出す(◯/◯まで)
□◯◯研修の申し込み(◯/◯まで)
休み明けに
□休み中のメールを読み、急ぐものに返事する(午前中)
□◯◯さんから引き継いだ件の状況を聞く
□休み前の【返事待ち】を確認し直す
退勤前に、翌日の分を
明日(◯/◯)
□◯◯社に見積書を送る(今日やり残し)
□◯時の打ち合わせの資料を印刷する
□◯◯さんに◯◯の件を確認する
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 項目が増えるばかりで減らない | 大きな仕事をそのまま書いている | 一度に取りかかれる大きさに分ける |
| 何から手を付けるか迷う | 期限や頼んだ人が書いていない | 期限と頼んだ人を添え、朝に今日やるものに印を付ける |
| 返事待ちのまま忘れる | 自分がやる仕事と混ざっている | 【返事待ち】を分け、再確認する日を書く |
| リストがあちこちにある | 手帳・付箋・アプリに分けて書いている | 書く場所を一つに決める |
| 続かない | 見直す時間を決めていない | 朝と退勤前の見直しを、予定表に入れておく |
やることが多すぎて期限までに終わらないと分かったら、リストを持って上司に相談します。順番の決め方は仕事の優先順位のつけ方にまとめています。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | こう言う |
|---|---|---|
| あとでやっておきます | いつ終わるか分からない | ◯日の午前に仕上げてお送りします |
| 覚えておきます | 書かないと抜けやすく、相手も不安になる | メモしました。◯日までに対応します |
| まだ手を付けていません | 進み具合も見通しも伝わらない | ◯◯を先に進めており、◯日から取りかかります |
| 忘れていました | それだけでは相手が次の手を打てない | 失念しておりました。申し訳ありません。本日◯時までに対応します |
後日のフォロー(お礼・お詫び)
頼まれた仕事が終わったときの報告
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
ご依頼いただいた◯◯の資料、共有フォルダに保存しました。
ご確認をお願いします。
抜けてしまったときのお詫び
◯◯課長
お疲れさまです。◯◯です。
◯日までとご指示いただいた◯◯の件、対応が抜けておりました。申し訳ありません。
本日◯時までに仕上げてお送りします。
今後は頼まれた仕事をその場でやることリストに書き、毎朝確認するようにします。
注意
お詫びには、いつまでに対応するかと同じことを防ぐ方法を一言添えます。仕事の抜けを上司に伝える文面はミスの報告の仕方、報告が遅れたときは報告が遅れたときのお詫びを参考にしてください。
この記事の要点
- 項目は動詞で、終わりの形が分かるように書く。
- 大きな仕事は一度に取りかかれる大きさに分ける。
- 期限と頼んだ人を添え、返事待ちは分けて書く。
- 毎朝と退勤前に見直し、頼まれたらその場で書き足す。
- 書く場所は一か所に決める。
FAQ
よくある質問
どちらでも構いません。いつも手元にあり、すぐ書き足せるほうを選びます。大切なのは書く場所を一か所に決めることです。業務の内容を個人のアプリに入れてよいかは、会社の決まりに従ってください。
見直す時間を決めていないことが多いです。朝の始業時と退勤前に数分ずつ見直す時間を予定表に入れておくと続けやすくなります。項目を細かく分け、一つ消せる手応えを作るのも効果があります。
日時が決まっている予定はスケジュール、日時は決まっていないが期限までにやることはToDoリストに書きます。期限のある大きな作業は、ToDoに書いたうえで、取りかかる時間をスケジュールにも入れておくと後回しになりにくくなります。
まず期限と頼んだ人を添え、今日やるものだけに印を付けます。それでも期限までに終わらない量なら、一人で抱えず、リストを見せて上司に順番や締め切りを相談します。
線を引いて消し、読める形で残しておくと、日報や週報を書くときにそのまま使えます。リストが長くなったら、終わったものを別の欄に移します。日報の書き方は日報の記事を参考にしてください。