メール
推薦状のお礼メール 例文
受け取った直後・結果報告・相手別
推薦状のお礼メールは、受け取った日のうちに一度、結果が出たらもう一度送ります。本文は「書いてもらったお礼」「具体的に助かった点」「結果は改めて報告します」の三点で十分です。推薦状は、書く人が時間を割き、自分の名前で人を推してくれるものなので、結果がどうであっても報告するところまでがお礼です。このページでは、そのまま使える基本の型と、引き受けてもらった時・受け取った時・結果が出た時の例文を、前職の上司・社内の上司・恩師・取引先・友人など相手別に並べました。人や顧客を紹介してもらったときのお礼は紹介のお礼メールを見てください。
結論
推薦状のお礼メールは①書いてもらったお礼 ②具体的に助かった点(忙しい中で引き受けてくれたこと、覚えていてくれた仕事や研究) ③結果は改めて報告するという一言で構成します。結果が出たら④結果と感謝 ⑤今後の一言を送ります。推薦状を開封してよいか、どう提出するかは提出先の指示に従います。
結論:お礼の本番は「受け取った日」と「結果が出た日」の2回
| タイミング | 送る内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 引き受けてもらった時 | 引き受けてくれたお礼、締切・提出方法の確認 | 返事をもらったらすぐ。短くてよい |
| 受け取った時(提出してもらった時) | 書いてもらったお礼、受け取った報告、結果は改めて報告する一言 | 受け取った日のうちに。これが本番のお礼 |
| 結果が出た時 | 結果、推薦状が役立った点、感謝、今後の一言 | 結果が分かった日のうちに。残念な結果でも送る |
迷ったら、まずこの短い文面を送れば失礼になりません。
件名:推薦状のお礼(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
このたびはお忙しいなか、推薦状をご執筆いただき、ありがとうございました。
本日、確かに受け取りました。快くお引き受けいただき、大変心強く思っております。
結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
取り急ぎ、お礼を申し上げます。
Point
「結果が分かりましたら、改めてご報告いたします」は必ず書きます。推薦した側は、結果を気にかけています。報告の約束を書いておくと、自分も忘れずに済みます。
そのまま使える基本の型
| パーツ | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 件名 | 用件+自分の名前。久しぶりの相手には当時の所属も | 推薦状のお礼(□□ 元◯◯部) |
| 宛名 | 会社名・部署・氏名+様/先生/役職 | 株式会社◯◯ ◯◯様/◯◯先生 |
| 挨拶・名乗り | 久しぶりなら、いつ・どこでお世話になったか | 以前◯◯部でお世話になりました、□□です。 |
| お礼 | 書いてもらったことへのお礼を最初に | 推薦状をご執筆いただき、ありがとうございました。 |
| 具体的に助かった点 | 覚えていてくれた仕事、急な依頼を受けてくれたことなど | 在籍中の◯◯の仕事を覚えていてくださり、うれしく思いました。 |
| 今後の予定・報告の約束 | 提出日、選考の時期、結果の報告 | ◯日に提出し、結果は改めてご報告いたします。 |
| 結び | 相手を気づかう一言 | 取り急ぎ、メールにてお礼申し上げます。/どうぞご自愛ください。 |
| 署名 | 氏名・今の所属・連絡先 | □□(株式会社△△) 電話・メール |
空欄を埋めるだけで使える型です。
件名:推薦状のお礼([自分の名前])
[相手の名前]様
[挨拶。久しぶりなら「ご無沙汰しております。◯◯でお世話になりました、□□です。」]
このたびは、[提出先]への推薦状をご執筆いただき、ありがとうございました。
[具体的に助かった点:急なお願いを引き受けてくださったこと/覚えていてくださった仕事・研究]
[今後の予定:◯日に提出いたします/選考は◯月ごろの予定です]
結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
[結びの一言]
[署名:氏名・所属・連絡先]
件名の付け方
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 引き受けてもらった | 推薦状のお引き受けのお礼(□□) |
| 推薦状を受け取った | 推薦状のお礼(□□) |
| 紹介状を書いてもらった | 紹介状をご用意いただいたお礼(株式会社△△ □□) |
| 大学の先生に書いてもらった | 推薦状のお礼(□□ ◯◯ゼミ) |
| 社内の推薦(公募・研修) | ◯◯へのご推薦のお礼(◯◯部 □□) |
| 合格・採用が決まった | 【ご報告】◯◯の結果と推薦状のお礼(□□) |
| 残念な結果だった | ◯◯の結果のご報告(□□) |
| 選考が長引いている | ◯◯の選考状況のご報告(□□) |
前の職場の上司や恩師など、しばらく連絡していない相手には、件名に自分の名前と当時の所属を入れておくと、誰からのメールかがすぐに分かります。
タイミング別の例文
推薦状を引き受けてもらったとき
件名:推薦状のお引き受けのお礼(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
推薦状のお願いを快くお引き受けいただき、ありがとうございます。
提出先は◯◯、締切は◯月◯日です。書式と提出方法の案内を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。
ご不明な点がございましたら、いつでもお知らせください。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
このメールは締切・宛先・書式・提出方法をまとめて渡す場でもあります。相手に調べる手間をかけないことが、いちばんのお礼になります。
推薦状を提出先へ直接送ってもらったとき
件名:推薦状ご送付のお礼(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
◯◯へ推薦状をご送付いただいたとのこと、ご連絡ありがとうございます。
締切前にお手配いただき、本当にありがとうございました。
選考の結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
選考の途中で経過を伝えるとき
件名:◯◯の選考状況のご報告(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
先日推薦状をお書きいただいた◯◯の件で、書類選考を通過し、◯月◯日に面接を受けることになりました。
推薦状のおかげで、ここまで進むことができました。
最終結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
選考が長引くときは、途中で一度だけ経過を伝えると、相手も気にかけ続けずに済みます。何度も細かく送る必要はありません。
相手別の例文
前の職場の上司に(転職で推薦状を書いてもらった)
件名:推薦状のお礼(□□ 元◯◯部)
◯◯様
ご無沙汰しております。以前◯◯部でお世話になりました、□□です。
このたびは突然のお願いにもかかわらず、推薦状をお引き受けいただき、ありがとうございました。
本日、郵送でお送りいただいた推薦状を受け取りました。
在籍中の◯◯の仕事を覚えていてくださったこと、大変うれしく思いました。
結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
寒くなってまいりましたので、どうぞご自愛ください。
社内の上司に(公募・研修・昇格への推薦)
件名:◯◯へのご推薦のお礼(◯◯部 □□)
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
このたびは◯◯にご推薦いただき、ありがとうございました。
推薦書に書いていただいた◯◯の件は、私自身も力を入れていた仕事でしたので、見ていてくださったことが励みになりました。
選考の結果が出ましたら、すぐにご報告いたします。
注意
社内の推薦書の書き方そのものは社内表彰の推薦書の書き方にあります。社内の上司には対面でお礼を言い、メールでも短く伝えておくと丁寧です。
恩師・大学の先生に(大学院・留学・奨学金の推薦状)
件名:推薦状のお礼(□□ ◯◯年度卒・◯◯ゼミ)
◯◯先生
ご無沙汰しております。◯◯ゼミでお世話になりました、□□です。
このたびはご多忙のところ、◯◯への推薦状をご執筆いただき、ありがとうございました。
学生時代の◯◯の研究まで覚えていてくださり、大変ありがたく存じます。
出願書類は◯日に提出いたしました。結果が分かりましたら、改めてご報告いたします。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
ゼミ・研究室の先生に(就職の推薦書)
件名:推薦書のお礼(□□ ◯◯研究室)
◯◯先生
お世話になっております。◯◯研究室の□□です。
株式会社◯◯の選考にあたり、推薦書をご用意いただき、ありがとうございました。
お忙しい時期に、私の取り組みを丁寧に書いてくださったこと、身の引き締まる思いです。
選考の結果は、分かり次第すぐにご報告いたします。
在学中の先生には、メールのあとで研究室で直接お礼を言うと気持ちが伝わります。
取引先に(紹介状を書いてもらった)
件名:紹介状をご用意いただいたお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、株式会社◯◯の◯◯様宛ての紹介状をご用意いただき、誠にありがとうございました。
弊社の◯◯について、要点を押さえてご紹介いただき、心強く思っております。
◯日に◯◯様へご連絡する予定です。お話の結果は、改めてご報告いたします。
紹介状を持って相手に連絡した後の書き方は、紹介のお礼メールの「紹介先への初回連絡」を参考にしてください。
友人・知人に(社員紹介で推薦してもらった)
件名:推薦してくれたお礼(□□)
◯◯さん
こんにちは、□□です。
◯◯社の選考で推薦してくれて、本当にありがとう。
応募のときに職場の雰囲気まで教えてくれたので、志望動機を自分の言葉で書けました。
結果が出たら、まっさきに知らせるね。
落ち着いたら、お礼にごはんをごちそうさせてね。
友人あてでも、お礼・助かった点・結果を知らせる約束の三点は同じです。言葉づかいだけ普段どおりにします。
結果報告の例文
合格・採用が決まったとき
件名:【ご報告】◯◯の結果と推薦状のお礼(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
先日推薦状をお書きいただいた◯◯の件で、本日、採用のご連絡をいただきました。
面接では◯◯の取り組みについて詳しく聞かれ、自信を持って話すことができました。
◯◯様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。
◯月から新しい職場で働きます。落ち着きましたら、改めてご挨拶に伺えれば幸いです。
大学院・留学先に合格したとき(恩師へ)
件名:【ご報告】◯◯合格のご報告(□□)
◯◯先生
ご無沙汰しております。□□です。
先生に推薦状をお書きいただいた◯◯について、本日、合格の通知を受け取りました。
先生のご指導とご推薦がなければ、ここまでたどり着けませんでした。
◯月から◯◯で学びます。向こうでの様子も、折を見てご報告いたします。
本当にありがとうございました。
残念な結果だったとき
件名:◯◯の結果のご報告(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
先日推薦状をお書きいただいた◯◯の件で、本日結果の連絡があり、残念ながら今回はご縁がありませんでした。
お忙しいなかご尽力いただいたにもかかわらず、良いご報告ができず申し訳ございません。
ご推薦いただいたことを励みに、引き続き取り組んでまいります。
このたびは本当にありがとうございました。
注意
残念な結果のときこそ、報告は必ず送ります。報告がないと、推薦した側は結果を気にかけ続けることになります。お詫びは一文にとどめ、お礼と前を向く一言で締めます。同じ推薦状をほかの応募先に使いたいときは、この報告とは分けて、改めてお願いします。
手紙・チャットで伝える場合
| 手段 | 向いている相手・場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| メール | 前職の上司、恩師、取引先など、ほとんどの場面 | 件名で用件と名前が分かるようにする |
| 手紙 | 特にお世話になった恩師、目上でメールを使わない相手 | 結果報告に合わせて送ると、受け取った報告と兼ねやすい |
| 社内チャット | 社内の上司(対面でお礼を言ったうえで) | 短くまとめ、結果報告は改めてする |
| LINEなど | 友人・知人 | くだけすぎず、お礼と報告の約束は入れる |
社内チャットの短い例
◯◯部長、◯◯へのご推薦、ありがとうございました。推薦書に◯◯の件を書いていただき、励みになりました。結果が出ましたらすぐにご報告します。
手紙で送るときの頭語・結語や書き方はお礼状の書き方を参考にしてください。
よくある失敗と避けたい言い方
| よくある失敗・言い方 | 理由 | こうする |
|---|---|---|
| 推薦状、ご苦労さまでした | 目上の人への「ご苦労さま」は失礼と受け取る人がいる | 推薦状をご執筆いただき、ありがとうございました |
| お書きになられた推薦状 | 「お書きになる」と「られる」が重なる | お書きいただいた推薦状 |
| 参考にさせていただきます | 推薦への感謝としては他人事に聞こえる | 大変心強く思っております |
| 推薦状のおかげで受かったので | くだけた言い方で、敬意が伝わりにくい | ◯◯様のお力添えのおかげで、採用が決まりました |
| 中身を読ませていただきましたが | 封をして提出する指定がある推薦状は、開けないのが前提 | 開封しない。内容に触れるのは見せてもらった場合だけ |
| 結果が出るまでお礼を送らない | 受け取ったかどうかが相手に伝わらない | 受け取った日に一度送り、結果は改めて |
| 結果を報告しない | 推薦した側が結果を気にかけ続ける | 良い結果でも残念な結果でも報告する |
| 相手の名前・肩書きを間違える | 推薦してくれた人への失礼が大きい | 署名や名刺、以前のメールで確かめてから送る |
| 経過を何度も細かく送る | 相手の時間を取らせてしまう | 途中経過は必要なときに一度、あとは結果報告 |
| お礼が長すぎる | 読む負担が増え、要点が埋もれる | お礼・助かった点・報告の約束に絞る |
「お力添え」の使い方は「お力添え」の意味と使い方にまとめています。
送る前のチェックリスト
- 件名に用件と自分の名前(久しぶりの相手なら当時の所属も)を入れたか
- 相手の名前・肩書き・会社名に誤りはないか
- 書いてもらったことへのお礼を最初に書いたか
- 忙しい中で引き受けてくれたこと、覚えていてくれた仕事など、具体的に一つ書いたか
- 受け取ったこと(郵送・データ・提出先へ送付済み)をはっきり書いたか
- 結果は改めて報告すると書いたか
- 提出方法は提出先の指示どおりか(封をしたまま提出する、などの指定)
- 「ご苦労さま」や二重敬語が入っていないか
- 前の職場の上司・恩師あてに今の所属と連絡先を署名に入れたか
- 結果が出たら、良い結果でも残念な結果でも報告する予定を立てたか
後日のフォロー
新しい職場・立場で落ち着いたときの報告
件名:近況のご報告(□□)
◯◯様
ご無沙汰しております。□□です。
推薦状をお書きいただいてから、早いもので◯か月が経ちました。
新しい職場では◯◯を担当しており、◯◯様のもとで積んだ◯◯の経験が日々役に立っています。
改めて、ありがとうございました。
結果報告の後、落ち着いた頃に近況を一度伝えると、推薦した側も安心します。
お礼や報告が遅れてしまったときのお詫び
件名:推薦状のお礼と結果のご報告(□□)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
推薦状をお書きいただきながら、お礼とご報告が遅くなり、大変失礼いたしました。
おかげさまで、◯◯への採用が決まりました。
◯◯様のお力添えに、心より感謝申し上げます。
遅れたことのお詫びは冒頭に一文で。言い訳を重ねるより、結果と感謝を早く伝えることを優先します。お詫びの書き方は返信が遅れたお詫びメールも参考になります。
お礼の品を贈るかどうか
推薦状のお礼に品物を贈るかどうかは、相手との関係や相手の勤め先の決まりによります。勤め先の決まりで受け取れない人もいるので、言葉でのお礼と結果報告を基本にし、贈る場合は相手に負担のないものにします。
この記事の要点
- 推薦状を受け取ったらその日のうちにお礼、結果が出たらもう一度。
- 本文はお礼・具体的に助かった点・結果は改めて報告の三点に絞る。
- 残念な結果でも報告は必ず。お詫びは一文、お礼と前を向く一言で締める。
- 目上に「ご苦労さま」や二重敬語を使わない。名前・肩書きは送る前に確かめる。
- 提出方法は提出先の指示、お礼の品は相手の勤め先の決まりに配慮する。
FAQ
よくある質問
推薦状を受け取った日のうちに一度お礼を送り、結果が出たら分かった日のうちにもう一度報告します。結果を待ってからまとめてお礼をすると、受け取ったかどうかが相手に伝わらないまま時間が空いてしまいます。
必要です。返事をもらったらすぐに短くお礼を伝え、締切・宛先・書式・提出方法をまとめて送ります。書いてもらった後のお礼は、受け取った日に改めて送ります。
相手から送ったと連絡をもらった日のうちに送ります。自分の手元に届かない場合も、受け取った場合と同じく、お礼と結果は改めて報告するという一言を入れます。
報告します。推薦した側は結果を気にかけています。「残念ながら今回はご縁がありませんでした」と伝え、お詫びは一文にとどめ、推薦への感謝と今後に向けた一言で締めます。
普段メールでやり取りしている相手なら、メールで早く伝えるほうが大切です。特にお世話になった恩師などには、結果報告に合わせて手紙を送ると、より丁寧に気持ちが伝わります。
短いお礼の返信を一度送れば十分です。やり取りを続けると相手の時間を取らせるので、「ご返信ありがとうございます。結果は改めてご報告いたします。」のように簡潔に締めます。
言葉でのお礼と結果報告が基本です。品物を贈るかどうかは相手との関係によりますが、勤め先の決まりで受け取れない人もいるため、贈る場合は相手の負担にならないものを選び、迷うときは言葉だけにしておくと相手に気をつかわせません。
提出先が封をしたまま提出するよう求めている場合は開けません。提出方法は提出先の指示に従ってください。内容に触れてお礼を書けるのは、書いた人が見せてくれた場合だけです。
対面でお礼を言い、メールやチャットでも短く伝えておくと丁寧です。結果が出たら、上司には真っ先に報告します。