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ビジネス用語

コーポレートアイデンティティ(CI)とは?
意味と使い方・例文

「コーポレートアイデンティティ(CI)」は、会社が「自分たちは何者か」を整理し、理念・行動・ロゴや色などの見た目で、社内外に一貫して示すこと、またはその仕組みのことです。日本語に言い換えるなら「企業の独自性の打ち出し」「企業イメージの統一」。使った一文は「社名変更にあわせて CI を刷新し、ロゴと名刺のデザインもそろえます。」。ロゴを新しくする話として使われることもありますが、本来は理念や行動まで含めた考え方として説明されます。このページでは、意味と語源、CI 刷新とは何か、会議・メール・チャットの例文、「ブランディング」「VI」との違い、社外で使うときの言い換えをまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約6分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「コーポレートアイデンティティ」は英語のcorporate identityから来た言葉で、略してCIと呼ばれます。corporate は「企業の」、identity は「そのものらしさ・同一性」を表す語です。日本の職場では、企業の理念や特徴をはっきりさせ、それを言葉・振る舞い・デザインで統一して伝えることを指して使われます。

「コーポレートアイデンティティ(CI)」の意味と語源

identity は「その人(そのもの)らしさ」「ほかと区別される特徴」を表す語です。そこに corporate(企業の)が付いた corporate identity は、その会社らしさを表し、それを内外に伝わる形にそろえる取り組みまでを含めて使われます。

日本では、CI を次の三つに分けて説明することがあります。

要素表す内容例
MI(マインド・アイデンティティ)理念・価値観・目指す姿企業理念、行動指針
BI(ビヘイビア・アイデンティティ)社員の行動・振る舞い接客の姿勢、電話の受け方、社内の約束ごと
VI(ビジュアル・アイデンティティ)見た目の統一ロゴ、コーポレートカラー、書体、名刺・封筒のデザイン

Point

CI は「会社らしさを決めて、そろえて、伝えること」。ロゴや色(VI)はその一部で、理念や行動と結びついてはじめて意味を持つ、と説明されます。

注意

IT の分野では「CI」が継続的インテグレーション(continuous integration)の略として使われることもあります。資料やメールで「CI」とだけ書くと取り違えが起きることがあるので、はじめに一度「コーポレートアイデンティティ(CI)」と書いておくと安心です。

「CI 刷新」「CI 導入」とは

「CI 刷新」「CI の見直し」は、理念やロゴ、コーポレートカラーなどを新しくして、会社の見せ方を改めて統一することを指して使われます。社名変更、合併、創業の節目、事業の転換などのタイミングで行われます。

きっかけの例見直すことが多いもの
社名変更・合併社名のロゴ、名刺・封筒・看板、ウェブサイト
創業の節目・周年理念の言葉、ロゴ、記念の発信
事業の転換目指す姿の言葉、事業の説明、デザインの方向
グループ会社の統合グループで共通のロゴや色、表記のルール

社名変更を取引先に知らせる文面は社名変更のお知らせ、周年の節目の行事は周年記念イベントにまとめています。

使い方の例文(会議・メール・チャット)

会議で(社内)

部署ごとに資料の色や書体がばらばらで、同じ会社の資料に見えません。CI のルールに沿ってテンプレートをそろえましょう。

CI の刷新はロゴを変えるだけで終わらせず、新しい理念を社員が自分の言葉で話せるところまで進めたいと考えています。

チャットで(社内)

展示会のパネル、新しいロゴとコーポレートカラーで作ってもらえますか?データは広報の共有フォルダにあります。

名刺の新しいデザイン、CI の切り替え日に合わせて全員分そろえる予定です。

メールで(社内の上司へ)

件名:新ロゴへの切り替えの進め方についてのご相談

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
◯月◯日の CI 刷新に向けて、ロゴの差し替えが必要なものを洗い出しました。
 ・名刺・封筒・社員証
 ・ウェブサイト・メールの署名
 ・展示会の備品・会社案内
切り替え日に一斉に変えるもの、在庫がなくなりしだい変えるものを分けて進めたいと考えております。ご確認いただけますでしょうか。

メールで(取引先へ・言い換えた形)

件名:弊社ロゴ変更のお知らせとデータ差し替えのお願い

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
弊社では◯月◯日より、ロゴとコーポレートカラーを新しいものに変更いたします。
つきましては、御社の制作物に弊社ロゴを掲載いただいている場合、新しいデータへの差し替えをお願いできますでしょうか。新しいロゴのデータと使い方の決まりを添付しております。

注意

協賛企業のロゴを並べるときの決まりごとは協賛ロゴの並べ方、メールの署名をそろえるときはメール署名の作成ツールが使えます。

似た言葉との違い

言葉表す内容使いやすい場面
コーポレートアイデンティティ(CI)会社らしさを決め、理念・行動・見た目でそろえて示すこと会社の見せ方全体の話
VI(ビジュアル・アイデンティティ)ロゴ・色・書体など見た目の統一デザイン・制作物の話
ブランディング相手の中に望ましいイメージを育てていく活動マーケティング・広報の話
企業理念会社が大切にする考え方・目指す姿経営方針・社内への浸透の話
ロゴ社名や商品を表すマーク・文字のデザイン制作物・看板の話

CI は会社の側が「自分たちはこうだ」と決めて示すもの、ブランディングは受け取る側にどう思われるかを育てていく活動、と対比して説明されることがあります。社内に理念を広める場づくりはインナーブランディングのイベント設計を参考にしてください。

社外・目上の人に使ってよいか

「コーポレートアイデンティティ」「CI」は広報やデザインの仕事で使われる言葉で、失礼にはあたりません。ただ、略語の「CI」は通じないことや、別の意味に取られることがあるので、社外では具体的に何が変わるのかを書くほうが確実です。

相手・場面おすすめの言い方
広報・デザイン会社との打ち合わせCI/VI/CI 刷新
社内の上司へのメールコーポレートアイデンティティ(CI)(初出は正式名で)
取引先・お客様ロゴとコーポレートカラーの変更/企業イメージの統一
社員向けの案内文新しいロゴと名刺の切り替え(具体的に)
カタカナ語に慣れていない相手会社の顔となるロゴや理念の見直し

使うときに気をつけたいこと

ありがちな言い方気になる点直し方
「CI=ロゴを作ること」として話を進める理念や行動とつながらず、見た目だけが変わることがある理念・行動・見た目をセットで考える
社外のメールで「CI 変更に伴い」とだけ書く相手に何が変わるのかが伝わらない◯月◯日よりロゴとコーポレートカラーを変更します
IT 部門との会話で「CI」とだけ言う継続的インテグレーションと取り違えられることがあるコーポレートアイデンティティ(CI)と初めに言う
切り替え日を決めずに新ロゴを使い始める新旧のロゴが混ざり、かえって統一感がなくなる切り替え日と、差し替える物の一覧を先に決める

注意

名刺の受け渡しのマナーは名刺交換のマナー、関係する人や会社の整理はステークホルダーの意味と使い方にまとめています。

この記事の要点

  • 「コーポレートアイデンティティ(CI)」は会社らしさを決め、そろえて、内外に示すこと。
  • MI(理念)・BI(行動)・VI(見た目)に分けて説明されることがある。
  • ロゴを作ることだけを指す言葉ではない。
  • 「CI」は IT では別の意味(継続的インテグレーション)にもなるので、初出は正式名で。
  • 社外には「ロゴとコーポレートカラーの変更」など中身で伝える。

FAQ

よくある質問

01「コーポレートアイデンティティ(CI)」とはどういう意味ですか?

会社が「自分たちは何者か」を整理し、理念・行動・ロゴや色などの見た目で、社内外に一貫して示すこと、またはその仕組みのことです。略して CI と呼ばれます。

02「CI」と「VI」の違いは?

「VI(ビジュアル・アイデンティティ)」はロゴ・色・書体など見た目の統一のことで、CI の一部として説明されることがあります。CI は見た目に加えて、理念や社員の行動まで含めて考えます。

03「CI 刷新」とは何ですか?

理念やロゴ、コーポレートカラーなどを新しくして、会社の見せ方を改めて統一することです。社名変更や合併、創業の節目、事業の転換などをきっかけに行われます。

04「CI」と「ブランディング」はどう違いますか?

CI は会社の側が「自分たちはこうだ」と決めて示すもの、ブランディングは受け取る側の中に望ましいイメージを育てていく活動、と対比して説明されることがあります。

05「CI」は社外の人に使っても伝わりますか?

広報やデザインの仕事をしている相手には伝わりやすい言葉ですが、略語の「CI」は通じないことや別の意味に取られることがあります。社外のメールでは「ロゴとコーポレートカラーの変更」など、具体的に何が変わるのかを書くと確実です。

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