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ビジネス用語

逼迫の意味と読み方
ビジネスでの使い方と言い換え

「逼迫」は「ひっぱく」と読み、余裕がなくなり、追い詰められた状態になることを表します。使った一文は「繁忙期に入り、受付の業務が逼迫しています。」。人手・時間・お金・在庫などが足りなくなる場面で使われ、報告や相談のメールにも使えるかしこまった言葉です。このページでは、意味と字の成り立ち、場面別の例文、「切迫」「緊迫」との違い、取引先に忙しさを伝えるときの注意をまとめました。人が足りないときの考え方はキャパオーバーの意味と伝え方も参考になります。

更新: 2026-11-04読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「逼迫(ひっぱく)」は、ゆとりがなくなって行き詰まりそうな状態になることです。「業務が逼迫する」「資金が逼迫する」「需給が逼迫する」のように、足りなくなっていく物事を主語にして使います。「逼迫した状況」の形もよく使われます。辞書によっては、危険や事態が差し迫ることという意味も載っています。

「逼迫」の意味と由来

「逼」も「迫」も、せまる・近づいて押し詰めるという意味を持つ字です。似た意味の字を重ねて、追い詰められて余裕がなくなることを表します。

ビジネスでは、仕事の量に対して人手や時間が足りない、使えるお金が残り少ない、在庫や供給が足りなくなりそうといった場面で使われます。字が難しいので、「ひっ迫」とかなを交えて書かれているのを見かけることもあります。社内の文書ではどちらで書いても意味は同じで、表記をそろえる決まりがある職場ならそれに従います。

Point

「逼迫」は「余裕がなくなること」。読みは「ひっぱく」。人手・時間・予算・在庫など、足りなくなるものについて使います。

使い方の例文(会議・メール・朝礼・面談)

会議で(目上がいる場でも使える)

問い合わせの件数が増えており、現在の人数では対応が逼迫しています。応援の人員をお願いできないでしょうか。

今期は追加の支出が続き、予算が逼迫しつつあります。残りの施策は優先順位を付けて進めたいと考えております。

メールで(社内の上司へ)

件名:◯◯チームの業務状況のご報告

◯◯課長

お疲れさまです。□□です。
今月に入り、◯◯の案件が重なって業務が逼迫しております。
このままでは◯月◯日の締め切りに間に合わない見込みのため、◯◯の作業を一部ほかのチームにお願いできないか、ご相談させてください。

メールで(取引先へ・納期の相談)

件名:◯◯の納期についてのご相談

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご依頼いただいている◯◯について、材料の入荷が遅れている関係で、ご希望の◯月◯日の納品が難しくなりそうです。
大変申し訳ございませんが、◯月◯日の納品でご了承いただけますでしょうか。

朝礼で

今週は予約が集中していて、受付が逼迫しています。手の空いた人は、受付の◯◯さんに声をかけてください。

面談で(上司から部下へ)

最近、あなたの担当業務が逼迫しているように見えます。抱えている仕事を一度書き出して、ほかの人に渡せるものを一緒に考えましょう。

注意

社内の会議や上司への報告では、「逼迫しております」と目上に使っても失礼にはなりません。一方、取引先へのメールでは、上の例のように「逼迫」を使わず理由と代わりの日程を具体的に書くほうが伝わりやすくなります(下の「注意」を参照)。納期の遅れのお詫びは納期遅延のお詫びの例文にあります。

似た表現・言い換え・反対の表現

言葉表す内容使いやすい場面
逼迫(ひっぱく)余裕がなくなり行き詰まりそうになること業務・予算・在庫・需給
切迫(せっぱく)期限や危険がすぐそこまで迫ること「締め切りが切迫している」
緊迫(きんぱく)張り詰めて、いまにも何か起きそうな様子「緊迫した空気」「緊迫した交渉」
ひっ迫「逼迫」をかなを交えて書いたもの意味は同じ
余裕がない・手が回らないやることに対して人や時間が足りない会話・チャット(やわらかい)
人手不足・資金不足何が足りないかをはっきり示す報告書・相談
余裕がある・ゆとりがある(反対の表現)足りないものがなく、ゆとりがある「人員に余裕がある」

とくに取り違えやすいのが切迫・緊迫です。余裕がなくなるのが「逼迫」、時間や危険が迫るのが「切迫」、空気が張り詰めるのが「緊迫」と覚えると使い分けやすくなります。ただし、辞書や使う人によって重なる部分もあり、きっちり分かれるわけではありません。

間違えやすい使い方

ありがちな言い方気になる点直し方の例
「ふくはく」「ひつはく」と読む読みは「ひっぱく」ひっぱく
会議が逼迫した空気になった張り詰めた雰囲気を言うなら「緊迫」が一般的会議が緊迫した空気になった
締め切りが逼迫している「差し迫る」の意味もあり誤りとは言い切れないが、期限が近いことには「切迫」「迫っている」のほうが一般的締め切りが迫っている
何が逼迫しているかを書かない人手なのか、時間なのか、お金なのかが伝わらない人手が足りず、◯◯の対応が逼迫しています

仕事の詰まりの原因を探すときはボトルネックの意味、手が足りない工程に人を回す考え方はリソースの意味も参考にしてください。

目上・社外に使うときの注意

社内で上司に「業務が逼迫しております」と伝えるのは、状況を正しく知らせる報告として自然です。その際は何が足りないか、いつまでに何が起きそうか、どうしてほしいかまで添えると、相談として受け取ってもらいやすくなります。

一方、取引先に「弊社の業務が逼迫しておりまして」と書くと、こちらの事情を理由に相手の依頼を後回しにしているように受け取られることがあります。納期や対応の遅れを伝えるときは、「逼迫」でまとめずに具体的な理由・お詫び・代わりの日程を示すのが無難です。

場面言い方の例
上司に状況を報告する◯◯の案件が重なり、業務が逼迫しております。◯◯についてご相談させてください
会議で予算の状況を伝える予算が逼迫しつつあるため、残りの施策に優先順位を付けたいと考えております
取引先に遅れを伝える◯◯の事情により、◯月◯日の納品が難しくなりました。◯月◯日の納品でご了承いただけますでしょうか

この記事の要点

  • 「逼迫」は「ひっぱく」と読み、余裕がなくなり行き詰まりそうになること。
  • 人手・時間・予算・在庫など、足りなくなるものについて使う。
  • 空気が張り詰めるのは「緊迫」、期限や危険が迫るのは「切迫」。
  • 上司への報告では何が足りないか・どうしてほしいかまで添える。
  • 取引先には「逼迫」でまとめず、理由・お詫び・代わりの日程を具体的に。

FAQ

よくある質問

01「逼迫」は何と読みますか?

「ひっぱく」と読みます。「逼」も「迫」も、せまる・追い詰めるという意味を持つ字です。

02「逼迫」と「ひっ迫」は同じ意味ですか?

同じ意味です。「ひっ迫」は、字の難しい「逼」をかなにして書いた形です。職場で表記の決まりがあれば、それに合わせます。

03「逼迫」と「切迫」はどう違いますか?

「逼迫」は人手やお金などの余裕がなくなることに、「切迫」は期限や危険がすぐそこまで迫ることに使われることが多い言葉です。重なる部分もありますが、「業務が逼迫」「締め切りが切迫」と覚えると使い分けやすくなります。

04「業務が逼迫しています」は上司に使ってもよいですか?

使えます。状況の報告として自然な言い方です。あわせて、何が足りないのか、いつまでに何が起きそうか、どんな助けがほしいのかを伝えると相談が進みやすくなります。

05「逼迫」の言い換えにはどんな言葉がありますか?

「余裕がない」「手が回らない」「人手が足りない」「資金が足りない」などがあります。何が足りないのかをはっきり書くほうが、相手に伝わりやすくなります。

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