ビジネス用語
プライオリティとは?意味と使い方
優先順位の伝え方と例文
「プライオリティ」は、どの仕事を先にやるかという優先順位、またはその仕事が優先される度合いのことです。日本語に言い換えるなら「優先順位」「優先度」。使った一文は「今週は◯◯の準備のプライオリティを上げて、△△は来週に回します。」。仕事が重なったとき、何を先にするかを自分だけで決めず、上司や相手とすり合わせるときにも使われる言葉です。このページでは、意味と英語の元の語、優先順位を確認する・伝えるときの例文、似た言葉との違いをまとめました。必須か・あれば良いかで伝える方法はマスト・ベターの使い方にまとめています。
結論
ビジネスでいう「プライオリティ」は、複数の仕事や要望のうち、どれを先に、どれを後にするかの順番を指します。「プライオリティが高い(=先にやるべき)」「プライオリティを上げる・下げる」「プライオリティをつける」のように使います。
「プライオリティ」の意味と英語の元の語
元の英語はpriorityで、ほかより先に扱われること、優先されるものを表す言葉です。「先の・前の」を表す prior と同じ仲間の言葉とされます。空港の優先搭乗や手荷物のタグなどで「プライオリティ」の表示を目にすることもあります。
仕事の場では、すべてを同時にはできないときに、順番を決めるための言葉として使われます。「全部プライオリティが高い」という状態は、実は順番が決まっていないのと同じなので、一番目を一つに決めることが大切です。
Point
プライオリティは「何を後回しにするか」を決めることでもある。先にやるものを伝えるときは、後ろに回るものと、その期限への影響も一緒に伝えます。
使い方の例文(会議・メール・チャット)
会議で
「いま抱えている案件を並べて、プライオリティをつけ直しましょう。一番は◯◯の納品です。」
「この要望はプライオリティを下げて、次の改修で対応する形でいかがでしょうか。」
上司に優先順位を確認するメール
件名:今週の作業の優先順位についてのご相談
◯◯課長
お疲れさまです。□□です。
今週、次の三件が重なっており、すべてを期限どおりに終えるのが難しい状況です。
・◯◯の提案書:◯月◯日(◯)まで
・△△の見積作成:◯月◯日(◯)まで
・社内研修の資料:◯月◯日(◯)まで
私としては、◯◯の提案書を最優先にし、社内研修の資料を翌週に回したいと考えております。
この順番で進めてよろしいでしょうか。ご判断をいただけますと助かります。
部下・チームに優先順位を伝える
「今日は◯◯の確認を一番にお願いします。△△は明日でも間に合うので、手が空いたらで大丈夫です。迷ったら◯◯を優先してください。」
取引先に対応の順番を説明するメール(言い換えて使う)
件名:Re: ◯◯のご要望について
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご要望をいただいた◯件について、対応の順番をご相談させてください。
まず、当日の進行に関わる◯◯を優先して、◯月◯日(◯)までに対応いたします。
△△につきましては、その後◯月◯日(◯)を目途にご提案いたします。
この順番で問題ないか、ご確認いただけますでしょうか。
チャットで
「この件、プライオリティ高めでお願いできますか?今日中に先方へ返したいです。」
「了解です。いまの作業より先にやりますね。◯◯は午後に回します。」
注意
仕事が多すぎて順番を決めても回らないときはキャパオーバーの伝え方、いったん止める判断はペンディングの使い方を参考にしてください。
似た言葉との違い
| 言葉 | 表す内容 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| プライオリティ | 優先順位・優先される度合い | プライオリティが高い/つける |
| 優先順位 | 先にやる順番(日本語) | 優先順位をつける |
| 優先度 | どのくらい優先されるかの度合い | 優先度:高・中・低 |
| 重要度 | 結果への影響の大きさ | 重要度は高いが、急ぎではない |
| 緊急度 | どのくらい急ぐ必要があるか | 緊急度が高いので今日中に |
| マスト/ベター | 必須か、あれば良いか | マストの要件から先に |
優先順位を決めるときは、「重要度」と「緊急度」を分けて考えると整理しやすくなります。急ぎの仕事ばかりを先にしていると、重要だけれど急ぎではない仕事がずっと後回しになりがちです。
社外・目上の人に使ってよいか
「プライオリティ」は社内では上司にも通じることが多い言葉ですが、取引先へのメールでは「優先」「順番」と日本語にしたほうが伝わりやすく、やわらかく聞こえます。特に相手の要望を「プライオリティが低い」と書くと、軽く扱われたように受け取られることがあるので気をつけます。
| カタカナのまま | 言い換え(社外・目上向け) |
|---|---|
| プライオリティを上げて対応します | 優先して対応いたします |
| こちらはプライオリティが低いです | こちらは◯◯のあとに対応させていただきます |
| プライオリティをご指示ください | 優先順位についてご判断をいただけますでしょうか |
| プライオリティ高めでお願いします | 恐れ入りますが、優先してご対応いただけますと助かります |
気をつけたい使い方
| 言い方 | 気になる点 | 伝わりやすい言い方 |
|---|---|---|
| 全部プライオリティ高めで | 順番が決まらず、受け取った側が困る | 一番は◯◯、次に△△でお願いします |
| (自分で決めて)△△は後回しにしました | 後から上司や相手が知って驚くことがある | △△を後にしてよいか、先に確認する |
| プライオリティだけ伝えて期限を書かない | いつまでに何が終わるのか分からない | 順番と一緒に、それぞれの期限を書く |
| (社外に)この件はプライオリティが低いので | 軽く扱われたと受け取られることがある | この件は◯月◯日までに対応いたします |
この記事の要点
- 「プライオリティ」はどれを先にやるかの優先順位・優先度。
- 言い換えは「優先順位」「優先度」「優先して」。
- 伝えるときは一番目を一つに決め、後ろに回るものと期限への影響も添える。
- 上司には自分の案を添えて「この順番でよいか」を聞く。
- 社外には「優先して対応いたします」など日本語で。相手の要望を「低い」と書かない。
FAQ
よくある質問
「どの仕事を先にやるかという優先順位、またはその優先される度合い」です。日本語なら「優先順位」「優先度」です。
ほかの仕事よりも先に取り組むべき、という意味です。「優先度が高い」と同じ意味で使われます。
抱えている仕事と期限を一覧にし、自分ならどの順番で進めるかの案を添えて「この順番でよろしいでしょうか」と聞きます。判断材料がそろっていると、上司も短い時間で決められます。
「優先順位」は一番目、二番目という順番を、「優先度」は高・中・低のような度合いを表すことが多い言葉です。会話ではほぼ同じ意味で使われることもあります。
通じる相手もいますが、「優先して対応いたします」のように日本語で書いたほうが伝わりやすく、やわらかく聞こえます。相手の要望を「プライオリティが低い」と書くのは避けたほうが無難です。