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ビジネス用語

インセンティブとは?意味と使い方
言い換えと例文

「インセンティブ」は、人がある行動をとるきっかけになる報酬や動機づけのことです。日本語に言い換えるなら「報奨」「成果に応じた報酬」「動機づけ」。使った一文は「紹介制度に、紹介した社員へのインセンティブを付けましょう。」。職場では成果に応じて支払うお金を指すことが多い一方、やる気を引き出す仕組み全般を指して使われることもあります。このページでは、意味と語源、会議・メール・チャットの例文、「ボーナス」「歩合」との違い、社外で使うときの言い換えをまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「インセンティブ」は英語のincentiveから来た言葉です。incentive は一般に人を行動に駆り立てるもの・励み・誘因を表します。日本の職場では、成果や行動に応じて出す報奨金・特典や、人が望ましい行動をとりたくなる仕組みを指して使われます。

「インセンティブ」の意味と語源

英語の incentive は、ある行動をとる理由になるもの、つまり「そうしたくなるきっかけ」を表す語として使われます。お金に限らず、評価・表彰・特典・自由な時間なども、行動のきっかけになるならインセンティブと呼ばれます。

日本語の「インセンティブ」は、使われる場面によって指すものが少しずつ違います。

場面指しているもの例
営業・販売成果に応じて上乗せする報酬契約件数に応じたインセンティブ
人事・評価やる気を引き出すための報奨や制度インセンティブ制度、表彰
取引・販売代理販売実績に応じて取引先に出す報奨代理店へのインセンティブ
企画・制度設計人が望ましい行動をとりたくなる仕掛け早期申込のインセンティブ(早割など)
イベント成績優秀者を招く報奨旅行・表彰の場インセンティブ旅行(MICE の一つ)

Point

「インセンティブ」は「行動のきっかけになるごほうび」。お金のことか、表彰や特典のことか、仕組みのことかを、話の中ではっきりさせると誤解が起きにくくなります。

使い方の例文(会議・メール・チャット)

会議で(社内)

アンケートの回答が集まりにくいので、回答してくれた方に資料を差し上げる形でインセンティブを付けてはどうでしょう。

今期の営業のインセンティブは、売上だけでなく既存のお客様の継続も評価に入れたいと考えています。

チャットで(社内)

社員紹介の制度、紹介した人へのインセンティブがあるかどうか、人事に確認してもらえますか?

早めに申し込んでもらえるように、早割をインセンティブとして入れるのはどうでしょう。

メールで(社内の上司へ)

件名:社内表彰の副賞についてのご相談

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
今年度の社内表彰について、受賞者への副賞の案をまとめました。
 ・案A:記念品と表彰状
 ・案B:記念品に加え、チームでの食事会の費用を会社で負担
受賞を目指すきっかけになるよう、内容を事前に社内へ告知したいと考えております。ご意見をいただけますでしょうか。

メールで(取引先へ・言い換えた形)

件名:販売促進施策についてのご案内

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月から◯月までの期間、販売実績に応じた報奨をご用意いたしました。
対象の商品と、報奨の内容・お支払いの時期は添付の資料にまとめております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

注意

取引先には「インセンティブ」と書くより、「販売実績に応じた報奨」「特典」のように中身を書くほうが誤解が起きにくくなります。表彰を行動のきっかけにする設計は社内表彰制度の作り方、成績優秀者を招く報奨旅行はMICE の意味と種類を参考にしてください。

似た言葉との違い

言葉表す内容使いやすい場面
インセンティブ行動のきっかけになる報酬・特典・仕組み制度の設計、営業の評価、販促
ボーナス(賞与)給与とは別に支払われる一時金給与・人事の話
歩合売上や件数に応じて決まる報酬の割合営業職の給与の説明
報奨金成果や功績に対して出すお金社内規程・改まった文書
手当条件に当てはまる人に定期的に出す支給通勤・住宅など給与の内訳
モチベーションやる気・意欲そのもの気持ちや状態の話

「モチベーション」は本人の中にあるやる気、「インセンティブ」はやる気を引き出すために外から用意するもの、と分けて考えるとわかりやすくなります。「ボーナス」は会社によって業績連動の部分を含むこともあるので、どちらの意味で話しているかは社内の制度に合わせて確認してください。

社外・目上の人に使ってよいか

「インセンティブ」は人事・営業の資料でも使われる言葉で、失礼にはあたりません。ただ、お金の話なのか、特典の話なのかが相手によって受け取り方が変わるので、条件や金額が絡む話では中身を具体的に書くほうが確実です。

相手・場面おすすめの言い方
社内の会議・企画書インセンティブ/インセンティブ制度
社内の上司へのメール成果に応じた報酬/報奨(中身を書く)
取引先・販売代理店販売実績に応じた報奨/特典
お客様向けの案内特典/ご優待
カタカナ語に慣れていない相手成果に応じた上乗せ/特典

使うときに気をつけたいこと

ありがちな言い方気になる点直し方
インセンティブを出します(条件の説明なし)何をすれば、何がもらえるのかがわからない◯◯を達成した方に、◯◯をお渡しします
「インセンティブ=お金」として話を進める相手は表彰や特典を思い浮かべていることがある報奨金なのか、特典なのかを先に言う
お客様に「インセンティブを付けます」売り手の都合の言葉に聞こえることがある特典をご用意しています
景品や報奨を思いつきで決める景品のルールや税の扱いを確認する必要が出ることがある内容を決める前に担当部署に相談する

注意

お客様向けの景品や特典を出すときの確認ごとはイベントの景品と景品表示法、社内イベントの景品の扱いは社内イベントの景品と税にまとめています。

この記事の要点

  • 「インセンティブ」は行動のきっかけになる報酬・特典・仕組み。
  • 日本語なら「報奨」「成果に応じた報酬」「動機づけ」。
  • お金に限らない。表彰や特典、早割のような仕組みも含む。
  • 「モチベーション」は本人のやる気、「インセンティブ」は外から用意するもの。
  • 社外には「販売実績に応じた報奨」「特典」など中身で言い換える。

FAQ

よくある質問

01「インセンティブ」とはどういう意味ですか?

人がある行動をとるきっかけになる報酬や動機づけのことです。職場では、成果に応じて支払う報奨金や、表彰・特典などのやる気を引き出す仕組みを指して使われます。

02「インセンティブ」と「ボーナス」はどう違いますか?

「ボーナス」は給与とは別に支払われる一時金を指すことが多く、「インセンティブ」は成果や行動に応じて出す報酬や特典、仕組みまで含めて使われます。会社によって制度の呼び方が違うので、社内の規程に合わせて確認してください。

03「インセンティブ」の言い換えにはどんな言葉がありますか?

「報奨」「報奨金」「成果に応じた報酬」「特典」「動機づけ」などがあります。社外のメールでは中身がわかる「販売実績に応じた報奨」「特典」が使いやすい言い方です。

04「インセンティブ」と「モチベーション」の違いは?

「モチベーション」は本人の中にあるやる気や意欲のことで、「インセンティブ」はそのやる気を引き出すために外から用意する報酬や仕組みのことです。

05「インセンティブ旅行」とは何ですか?

成績のよかった社員や販売店などを、報奨として招待する旅行のことです。会議・展示会などとあわせて MICE の一つに数えられます。詳しくは MICE の記事を見てください。

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