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ビジネス用語

オーソライズとは?意味と言い換え
承認との違い・例文

結論から言うと、ビジネスの「オーソライズ」は案や資料を、権限のある人や会議に認めてもらい、正式なものにすることです。言い換えるなら「正式に承認を得る」「決裁をもらう」「公認する」。例文は「この方針は、来週の部長会でオーソライズしてもらう予定です。」。「オーソライズされた資料」は会社として正式に認めた資料のことです。このページでは、まず早見表で答えを示し、そのあとに語源と分野ごとの意味(IT・カード決済を含む)、似た言葉との違い、場面別の例文、社外向けの言い換え、使う前のチェックリスト、よくある誤用をまとめました。

更新: 2026-11-04読了:約11分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「オーソライズ」(読み:おーそらいず)は英語のauthorizeから来た言葉で、英語では権限を与える・正式に認める・許可するといった意味で使われます。日本の職場では、決める権限を持つ人や会議に案を認めてもらい、組織として正式なものにすることを指します。「オーソライズする」「オーソライズを取る」「オーソライズされた」などの形で使われます。

【早見表】オーソライズの意味を一言で

知りたいこと答え
ビジネスでの意味権限のある人・会議に認めてもらい、正式なものにすること
読み方・つづりおーそらいず/authorize(名詞は authorization)
いちばん近い日本語承認(社内の手続きなら「決裁」)
言い換えの例正式に承認を得る・決裁をもらう・公認する・お墨付きをもらう
使った一文予算は役員会でオーソライズ済みです。
「オーソライズされた◯◯」組織や公の立場から正式に認められた◯◯
社外で使ってよいか失礼ではないが通じにくい。「社内で正式に承認されました」と書くのが確実
IT・カード決済では「権限を与える(認可)」「カードが使えるか確かめる(オーソリ)」の意味。職場の言葉とは別物

Point

迷ったら「オーソライズ=権限のある人の正式な承認」と覚えれば足ります。同僚の賛成(合意)とは違い、誰が認めたのかが大事な言葉です。

「オーソライズ」の意味と語源

英語の authorize は、権威・権限を表す authority と同じ仲間の語で、権限のある立場から「それでよい」と認めるというイメージがあります。日本語の「オーソライズ」もこの感覚を受け継ぎ、担当者レベルの案を、組織として正式に通すことを言うときに使われます。

形ごとの意味

形意味例
オーソライズする権限のある人・会議が正式に認める役員会で予算をオーソライズする
オーソライズを取る/もらう権限のある人・会議に認めてもらう部長のオーソライズを取ってから発表する
オーソライズされる正式に認められる(受け身)新しい手順が部長会でオーソライズされた
オーソライズ済みすでに正式に認められている上限額はオーソライズ済みです
オーソライズされた◯◯正式に認められた◯◯オーソライズされた手順書

分野ごとの使われ方

同じ「オーソライズ」でも、分野によって指すものが変わります。検索して意味が食い違って見えるときは、どの分野の話かを確かめてください。

分野指すもの例
社内の手続き・会議権限のある人や会議が案を正式に認めること企画を部長会でオーソライズする
団体・公の立場組織や機関が正式に認めること(公認・認定に近い)主催団体にオーソライズされた大会
IT・システム利用者に、操作やデータを使う権限を与えること(認可)管理者が閲覧権限をオーソライズする
カード決済カードが使える状態かを、カード会社に確かめる手続き(「オーソリ」と略すことがある)決済時にオーソリが通らなかった

このページで中心に扱うのは、いちばん上の社内の手続き・会議での意味です。

似た言葉との違い(承認・決裁・認可・認証・合意)

言葉表す内容誰が使いやすい場面
オーソライズ権限のある人・会議に認めてもらい、正式にすること権限のある人・会議社内の会議・チャット
承認申し出や案を、よいと認めること上の立場の人・関係先社内外どちらにも、文書全般
決裁権限のある人が、案の採否を最終的に決めること決裁の権限を持つ人稟議・社内の手続き
認可申請を受けて、してよいと認めること役所・管理する立場制度・手続き、IT の権限
認証本人や中身が正しいと確かめること仕組み・審査する機関ログイン、規格の審査
許可してもよいと認めること上の立場・管理者社内外の手続き
公認組織や公の立場が正式に認めること団体・機関団体・大会・制度の話
合意関係者の意見が一致すること関係者どうし会議・交渉
了承事情を理解して受け入れること相手連絡・報告への返事

「合意」は関係者どうしで意見が揃うことで、上下の関係は問いません。「オーソライズ」は権限のある立場から正式に認めてもらうことに重心があり、意味は「承認」「決裁」に近い言葉です。関係者の合意を取るまでの進め方はコンセンサスの意味と合意の取り方、「決裁」と「決済」の書き分けは「決裁」と「決済」の違いにまとめています。

IT の「認証」と「認可(オーソライズ)」の違い

認証(authentication)認可(authorization)
確かめることその人が本人かどうかその人に何をしてよいか
身近なたとえ受付で社員証を見せて、本人だと確かめる社員証で入れる部屋が決まっている
システムの例ID とパスワードでログインするログイン後、閲覧だけ・編集もできる、を分ける

注意

システムの権限の話で出てくる「オーソライズ」は、権限を与える(認可)の意味です。会議で出てくる「オーソライズ」とは指すものが違うので、文脈で読み分けます。

場面別の例文(会議・議事録・チャット・メール)

会議の発言で(社内)

この案はまだ現場の案なので、部長会でオーソライズされるまでは外に出さないでください。

予算の上限は役員会でオーソライズ済みなので、その範囲で会場を選びましょう。

方向性はチームで合意できたので、次は本部長のオーソライズを取りにいきます。

この変更は、どこでオーソライズされたものか確認させてください。

議事録で

決定事項:◯◯の運営方針(第◯版)を本会議にて承認。以後、本方針を正式版とする。

保留事項:出展費用の追加分は、◯月◯日の役員会での決裁を経て確定する。

チャットで(依頼)

先方に出す前に、価格の部分だけオーソライズを取っておきます。

◯◯課長、来週の告知文の最終案です。お手すきの際にご確認いただき、問題なければ承認をお願いいたします。

チャットで(報告・共有)

手順書の最新版、課長の承認が取れました。今日からこちらを正式版として使ってください。

ロゴの使い方は、広報部の承認済みのガイドに合わせてください。古い版は使わないようお願いします。

差し戻されたとき

部長会では承認に至らず、費用の内訳を出し直すことになりました。◯日までに修正版を用意します。

メールで(社内の上司へ承認をお願いする)

件名:◯◯運営方針の承認のお願い

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
◯◯の運営方針について、関係部署との調整が済みましたので、案をお送りいたします。
◯月◯日(◯)の部長会でご承認いただけましたら、正式な方針として各部署へ共有したいと考えております。
事前にお気づきの点がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。

メールで(部内へ正式決定を共有する)

件名:【決定】◯◯の運営方針について

各位

お疲れさまです。□□です。
◯月◯日の部長会で、◯◯の運営方針が承認されました。添付の版を正式版とし、今後の準備はこちらに沿って進めてください。
以前の案は使わないようお願いいたします。

メールで(取引先へ・社内で承認されたことを伝える)

件名:◯◯のお見積について(社内承認のご報告)

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日ご相談いたしました◯◯のお見積につきまして、本日、弊社内で正式に承認されました。
つきましては、添付のとおりご提出いたします。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

メールで(取引先へ・社内の承認待ちを伝える)

ご提案いただいた内容は、現在弊社内で承認の手続きを進めております。結果が出しだい、◯日(◯)までにご連絡いたします。

メールで(取引先に、先方社内での承認をお願いする)

お手数をおかけいたしますが、本内容で貴社内のご承認をいただけましたら、ご一報いただけますと幸いです。

IT・システムの場面で

共有フォルダの編集権限を、管理者にオーソライズしてもらいました。(=権限を付けてもらった)

注意

社内で正式に認めてもらうための文書は稟議書の書き方と例文、展示会の出展を通す場合は展示会出展の稟議書にまとめています。

イベントの仕事での使い方

イベントの仕事では、企画書・予算・演出案・協賛の扱いなど、誰かに正式に認めてもらわないと先へ進めない場面が何度もあります。社内では「オーソライズ」で通じても、クライアントや協賛社とのやり取りでは「ご承認」「正式決定」と言い換えるのが確実です。どの段階で、誰の承認が必要かを最初に決めておくと、準備の手戻りを減らせます。

場面誰の承認が要るか社外での言い方
企画書・コンセプトクライアントの担当者と、その上の決裁者企画内容のご承認
予算・見積クライアントの決裁者/自社の上長お見積のご承認/正式発注
演出案・台本・進行表クライアントの担当者(出演者側の確認を含むことがある)演出内容のご承認
協賛社ロゴ・社名の掲出協賛社の担当者(広報部門のことが多い)ロゴ使用のご承認/掲出内容のご確認
会場・制作会社の発注自社の決裁者(稟議)(社内のみ。社外には「正式に発注いたします」)
決定後の変更最初に承認した人と同じ立場の人変更内容のご承認

変更の承認を取る手順

  1. 01

    変更点を一枚にまとめる

    何を・なぜ・どう変えるかと、費用やスケジュールへの影響を、承認済みの版と並べて書きます。

  2. 02

    最初に承認した人に出す

    担当者の口頭の了解だけで進めず、元の案を承認した立場の人に確認をお願いします。

  3. 03

    期限を添えて依頼する

    制作や発注の締め切りから逆算して、いつまでに回答が必要かを伝えます。

  4. 04

    承認を記録に残す

    メールで返事をもらうか、口頭なら確認のメールを送り、版番号を更新します。

  5. 05

    関係者に正式版を共有する

    制作会社・会場・社内スタッフに、新しい版だけを使うよう伝えます。

そのまま使える例文

【社内チャット・提案前】来週火曜にA社へ出す企画書、まだ部長のオーソライズ前なので、先方には「たたき台」として見せる形にします。金額のページは外しておきます。

【メール・クライアントへ】先日お送りした企画書(第3版)につきまして、貴社内でのご承認状況はいかがでしょうか。会場の仮押さえが◯月◯日までのため、それまでにご判断いただけますと幸いです。

【社内チャット・稟議】音響の追加機材は、稟議の決裁が下りてから制作会社に正式発注します。今日の時点では「見積をもらった段階」で止めておいてください。

【メール・協賛社へ】会場内のバナーとパンフレットに掲出する御社ロゴの配置案をお送りいたします。この内容で掲出してよろしいか、◯月◯日までにご承認をいただけますでしょうか。

【口頭・クライアントとの定例で】オープニングの演出を変える件、ご担当の方の了解はいただきましたが、最初に演出案をご承認いただいた部長の◯◯様にも念のためご確認いただけますか。今週中にお返事をいただければ、映像の修正に間に合います。

【メール・制作会社へ】ステージの進行表をクライアント様に正式にご承認いただきましたので、第5版をお送りします。これより前の版は破棄し、今後はこちらに沿って準備をお願いいたします。

注意

クライアントの担当者が「いいと思います」と言っても、それが先方社内の正式な承認かどうかは別です。費用や公開内容に関わるものは、承認した人と日付をメールで残しておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。

言い換え一覧と、社外・目上の人に使うとき

「オーソライズ」は失礼な言葉ではありませんが、職場や業界によっては聞き慣れず、通じないこともあります。社内でも使い慣れていない部署や上司には「承認」「決裁」と言うほうが確実に伝わり、社外への連絡ではカタカナ語を使わずに「社内で正式に承認されました」と書けば十分です。

言いたいことオーソライズを使う言い方言い換え(社外・目上にも使える)
認めてもらう予定部長会でオーソライズしてもらいます部長会でご承認いただく予定です
認めてもらったオーソライズが取れました正式に承認されました/決裁をいただきました
まだ認められていないオーソライズ前の案です社内確認中の案です/承認前の案です
正式な版オーソライズされた資料正式版の資料/社内で承認済みの資料
公に認められた団体にオーソライズされた大会団体公認の大会
相手に認めてほしい(使わない)貴社内でのご承認をお願いいたします
相手・場面おすすめの言い方
社内の会議・チャット(使い慣れている職場)オーソライズを取る/オーソライズ済み
社内の上司・ほかの部署部長会でご承認いただく/決裁をいただく
取引先・お客様社内で正式に承認されました/社内の承認を得たうえでご連絡します
カタカナ語に慣れていない相手正式に認めてもらう/お墨付きをもらう

上の立場の人に判断を仰ぐときの伝え方はエスカレーションの意味と使い方も参考にしてください。

「オーソライズ済み」と言う前のチェックリスト

  • 認めたのは、その件を決める権限を持つ人(または会議)である
  • いつ、どの場(会議名・決裁の手続き)で認められたか言える
  • 認められたのは、手元にある最新の版である
  • 条件つきの承認なら、その条件を書き添えている
  • 議事録・決裁の記録など、あとから確かめられる記録がある
  • 社外に出す場合は、出してよい範囲まで認められている

注意

一つでも欠けるなら「チーム内では合意済み」「承認の手続き中」と、実際の状態どおりに伝えます。

よくある誤用と直し方

ありがちな言い方・やり方気になる点直し方
オーソライズされました(誰がか書かない)正式な承認なのか、上司の口頭の了解なのか分からない◯月◯日の部長会で承認されました
同僚の賛成をもらっただけでオーソライズ済みと言う権限のある人が認めていないので、あとで覆ることがあるチーム内では合意済み、部長の承認はこれから
(取引先に)御社のオーソライズをお願いします通じない、または意味を取り違えられることがある貴社内でのご承認をお願いいたします
オーソライズ前の案を社外に出すあとで内容が変わると相手を混乱させる「社内確認中の案」と明記して送る
承認後に中身を直したのに、そのまま「オーソライズ済み」とする認められたのは直す前の版直した点を伝えて、もう一度確認をもらう
IT の「オーソライズ(権限を与える)」と会議の意味を混同する話がかみ合わない「権限の付与」「承認」と言い分ける

この記事の要点

  • 「オーソライズ」は権限のある人や会議に認めてもらい、正式なものにすること。
  • 言い換えは「正式に承認を得る」「決裁をもらう」「公認する」。意味は「承認」「決裁」に近い。
  • 「合意」は意見が揃うこと、「オーソライズ」は権限のある立場が認めること。
  • IT では権限を与える(認可)、カード決済の「オーソリ」はカードが使えるかの確認で、職場の意味とは別。
  • 社外や慣れない相手には「承認」「決裁」と言い換え、誰が、いつ認めたのかを添える。

FAQ

よくある質問

01ビジネスで「オーソライズ」とはどういう意味ですか?

案や資料を、権限のある人や会議に認めてもらい、正式なものにすることです。「オーソライズされた資料」は、会社として正式に認めた資料を指します。

02「オーソライズ」の言い換えにはどんな言葉がありますか?

「承認」「決裁」「正式に認めてもらう」「公認」「お墨付きをもらう」などがあります。社外のメールでは「社内で正式に承認されました」と書けば十分です。

03「オーソライズされる」とはどういう意味ですか?

権限のある人や会議に正式に認められる、という受け身の言い方です。「新しい手順が部長会でオーソライズされた」は、部長会で正式に認められたという意味です。

04「オーソライズ」と「承認」はどう違いますか?

意味はとても近い言葉です。「オーソライズ」は、権限のある立場から認めてもらい組織として正式にする、という含みを込めて使われることがあります。伝わりやすさを優先するなら「承認」を使うのが無難です。

05「オーソライズ」と「合意」はどう違いますか?

「合意」は関係者どうしの意見が揃うことで、「オーソライズ」は権限のある人や会議が正式に認めることです。チームで合意できても、オーソライズはまだ、ということがあります。

06IT やシステムでの「オーソライズ」は何を指しますか?

利用者に、操作やデータを使う権限を与えること(認可)を指します。本人かどうかを確かめる「認証」とは別の段階です。

07カード決済の「オーソリ」とは何ですか?

カードが使える状態かを、カード会社に確かめる手続きのことで、authorization を略した呼び方です。職場で使う「オーソライズ(正式な承認)」とは場面が違います。

08イベントの仕事では「オーソライズ」をどう使えばよいですか?

社内では「企画書は部長のオーソライズ前」「追加費用は稟議でオーソライズ済み」のように使えます。クライアントや協賛社には「ご承認」「正式決定」と言い換え、企画書・予算・演出案・ロゴ掲出・変更点ごとに、誰がいつ承認したかをメールで残しておくと確実です。

09目上の人に「オーソライズ」を使っても失礼になりませんか?

失礼な言葉ではありませんが、聞き慣れない人もいる言葉です。上司やほかの部署には「ご承認いただく」「決裁をいただく」と言うほうが確実に伝わります。

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