メール
昇進・異動祝いのお礼 例文
花・品物・取引先からのお祝いへ
昇進や異動のお祝いをいただいたら、受け取ったその日か翌営業日までにお礼を送ります。手段は、社内ならメールかチャット、取引先ならメール(改まった相手には手紙を添えても)。書くことは①お祝いへのお礼 ②何をいただき、どううれしかったか ③新しい立場での抱負の三つです。そのまま送れる短い例文はこちらです。
結論
件名:お祝いのお礼(□□)
◯◯さん
お疲れさまです。□□です。
このたびは昇進のお祝いに、きれいなお花をいただき、ありがとうございました。
机に飾ると、それだけで気持ちが引き締まります。
新しい役割でも、◯◯さんにご相談しながら一つずつ進めていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
件名の付け方
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 社内の個人から | お祝いのお礼(□□) |
| 部署一同から | 昇進のお祝いのお礼(□□) |
| 前の部署から異動先に届いた | 異動のお祝いをいただいたお礼(□□) |
| 取引先から | ご祝意へのお礼(株式会社△△ □□) |
| 取引先から花が届いた | お祝いのお花のお礼(株式会社△△ □□) |
件名は「お祝いのお礼」を軸にします。「昇進のご報告」のように昇進を前に出した件名は、受け取った側には自分の話を聞かせるメールに見えることがあるので、お礼のメールでは避けたほうが無難です。
送る前のチェックリスト
- 受け取ったその日か翌営業日までに送れるか
- 誰からのお祝いか確かめたか(連名・部署一同の場合は全員の名前)
- 何をいただいたかに触れたか(花・品物・メッセージ)
- どう使っているか・どう感じたかを一言書いたか
- 新しい立場の抱負は短く、自慢に聞こえないか
- 自分の異動を「栄転」と書いていないか
- 取引先からの贈答の受け取りについて、会社の決まりを確かめたか
場面別の例文
①部署一同から品物をいただいたとき
件名:昇進のお祝いのお礼(□□)
◯◯部の皆さん
お疲れさまです。□□です。
このたびは昇進のお祝いに、名入れのペンをいただき、ありがとうございました。
皆さんで選んでくださったと聞き、とてもうれしかったです。
新しい立場では迷うことも多いと思いますが、このペンで書くたびに皆さんの顔を思い出して頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
②上司から個人的にお祝いをいただいたとき
件名:お祝いのお礼(□□)
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
本日は昇進のお祝いをいただき、ありがとうございました。
お心遣いに恐縮するとともに、部長にこれまでご指導いただいたことを改めて思い返しております。
まだ至らない点ばかりですが、ご期待に応えられるよう努めてまいります。
引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
③部下・後輩からお祝いをもらったとき
◯◯さん
お祝いのメッセージとお菓子、ありがとう。
みんなで食べられるように個包装のものを選んでくれたところが◯◯さんらしいなと思いました。
立場は変わるけれど、これまでどおり何でも相談してください。
これからもよろしくお願いします。
部下や後輩には、少しくだけた言い方でも構いません。ただし「ありがとう」で結ぶだけでなく、これからも頼りにしていることを一言添えると、立場が変わることへの相手の不安が和らぎます。
④同期からお祝いをもらったとき
◯◯さん
お祝いのメッセージ、ありがとう。とてもうれしかったです。
研修のときから一緒に頑張ってきた◯◯さんに言ってもらえるのが一番励みになります。
落ち着いたら、ゆっくりご飯でも行きましょう。
⑤前の部署から異動先にお祝いが届いたとき
件名:異動のお祝いをいただいたお礼(□□)
◯◯部の皆さん
お疲れさまです。□□です。
本日、新しい部署の席にお花が届きました。
異動してまだ落ち着かない中で、皆さんのお名前が並んだカードを見て、心が温かくなりました。
◯◯部で教わったことを生かして、こちらでも頑張ります。
同じ社内ですので、引き続きよろしくお願いいたします。
⑥取引先からお祝いの品が届いたとき
件名:ご祝意へのお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは私の昇進に際し、ご丁寧なお祝いの品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
◯◯様のお心遣いに、深く感謝申し上げます。
新しい立場においても、御社のお役に立てるよう努めてまいります。
今後とも変わらぬご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。
注意
改まった相手やお祝いの品が大きいときは、メールでまずお礼を伝え、後から手紙を送る形も取れます。手紙の書き方はお礼状の書き方、一筆箋やカードで添える一言はお礼のメッセージカードを参考にしてください。
⑦取引先からお祝いのメールだけをもらったとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは温かいお祝いのお言葉をいただき、ありがとうございます。
◯◯様には、前の部署にいた頃から多くのことを教えていただきました。
今後は◯◯の担当として、引き続きご一緒できますことを心強く感じております。
今後ともよろしくお願いいたします。
⑧チャットで短く返すとき
お祝いのお花、ありがとうございます!
席がぱっと明るくなりました。新しい部署でも頑張ります。
避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| このたび栄転することになりました | 「栄転」は人の異動を祝う言葉で、自分に使うと自慢に聞こえる | このたび◯◯部へ異動することになりました |
| 課長に昇進させていただきました | 「させていただく」を使う場面ではなく回りくどい | 課長を拝命いたしました/課長になりました |
| 私のご昇進にお祝いをいただき | 自分の昇進に「ご」を付けると、自分を高める言い方になる | 昇進のお祝いをいただき |
| (取引先へ)弊社の◯◯社長もお喜びになっていました | 社外に対して身内に尊敬語を使っている | 社長の◯◯も喜んでおりました |
| こんなに高いものを、すみません | 値段に触れると相手が気まずくなる | このようなお心遣いをいただき、恐縮しております |
| 責任が重くて正直不安です | お礼の場では相手を心配させる | 至らない点も多いですが、一つずつ努めてまいります |
抱負は一文か二文にとどめます。新しい役割の説明を長く書くと、お礼より自分の話が多いメールになってしまいます。お祝いを贈る側の文面は昇進祝いのメッセージ 例文にあります。
後日のフォロー(お礼・お詫び)
お礼が遅れてしまったとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日はお祝いの品をお贈りいただき、ありがとうございました。
着任直後の慌ただしさで、お礼が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
いただいた◯◯は、執務室で大切に使わせていただいております。
ここでの「使わせていただいております」は、いただいた品を使うことへの感謝を表すもので、一文に一度だけなら自然です。同じ文の中で何度も重ねないようにしてください。
お返しについて
昇進・異動祝いへのお返しが必要かどうか、何を返すかは、職場の慣例や地域の習慣によって違います。部署一同からのお祝いには、お返しよりお礼の言葉と、みんなで分けられるお菓子で気持ちを返す職場もあります。迷うときは、周りの人や上司に「この職場ではどうしているか」を聞くのが確実です。取引先へのお返しは会社の決まりに従ってください。
新しい立場に慣れた頃の報告
◯◯さん
お疲れさまです。□□です。
先日いただいたお祝いのペン、会議のたびに使っています。
新しい部署にもようやく慣れてきました。改めて、ありがとうございました。
この記事の要点
- お礼は受け取ったその日か翌営業日までに。
- 書くのはお祝いへのお礼・品物への一言・短い抱負の三つ。
- 自分の異動を「栄転」と書かない。昇進は「拝命しました」「になりました」。
- 値段に触れず、どう使っているかを伝える。
- お返しや取引先からの贈答の扱いは職場の慣例・会社の決まりに従う。
FAQ
よくある質問
社内の相手や、ふだんメールでやり取りしている取引先なら、メールで構いません。改まった取引先や、目上の方から立派な品をいただいた場合は、まずメールでお礼を伝え、後日手紙を送ると丁寧です。
「栄転」は他の人の異動を祝うときに使う言葉なので、自分のことを「栄転しました」と書くと自慢に聞こえることがあります。自分のことは「◯◯部へ異動いたしました」「◯◯を拝命いたしました」と書くのが無難です。
職場の慣例や地域の習慣によって違います。部署一同からのお祝いなら、お礼の言葉と、みんなで分けられるお菓子などで気持ちを返す職場もあります。迷うときは周りの人や上司に聞き、取引先とのやり取りは会社の決まりに従ってください。
まとめ役の人にお礼を伝え、全員宛てにも一通送れば十分です。その中で、特にお世話になった人には個別に一言送るとより丁寧です。
数行で構いません。お礼、相手との思い出や関わりを一言、今後もよろしくお願いしますの三つがあれば十分です。新しい役割の説明を長く書く必要はありません。