セキュリティホワイトペーパー
最終更新日:2026年9月24日
本ページは、PRODUCER AGENT(以下「本サービス」)が実際に実装しているセキュリティ対策を、
できる範囲だけを誇張せずに説明するものです。未実装の項目についても、正直に「未対応」と
明記しています。
認証・アクセス制御
- APIキー認証:生のキーはハッシュ化(SHA-256)してのみ保存し、発行時にしか
平文を確認できません。
- キーのスコープ・有効期限:read/write/adminのスコープ、および任意の
有効期限を設定できます。
- テナント分離:全てのデータアクセスはAPIキーに紐づくテナントIDでの絞り込みを
アプリケーションコード側で徹底しています。データベースのRow Level Security(行レベル
セキュリティ)自体は未実装です(中途半端な実装は「全クエリが
0件を返す」という別の障害を招くリスクがあるため、意図的に見送り、テナント越境アクセスを
防ぐ自動テストで代替しています)。
- 個人プロファイルの権限:特定のプロデューサー個人に紐づく情報の閲覧許可は、
本人しか付与・失効できない設計です(テナント管理者であっても代理で操作できません)。
本人が退職しAPIキーを全て失効させた場合、その本人が付与していた許可は自動的に消えます。
認証情報・暗号化
- 外部連携のOAuthトークン:保存前に暗号化しています。連携を解除した際は、
ステータスを変更するだけでなく実際のトークン値も破棄します。
- 決済情報:本サービスのサーバーを一切経由しません。決済代行事業者
(Stripe)がホストする画面で直接入力されます。
AIエージェントの安全対策
- 不可逆な操作の二段階確認(ハードフロア):送信・購入・削除等、取り消しが
困難な操作は、AIが単独で自動実行できないようにコード側でブロックし、本人の明示的な確認を
要求します。
- プロンプトインジェクション対策:外部から取得したコンテンツ(メール本文・
Webページ等)に含まれる指示文を検知するレッドチームテストを実施しています。検知は正規表現
ベースであり、意味的な理解による判定ではないため、非典型的な表現を用いた攻撃は
見逃す可能性があります。
- データ流出検知:外部への送信内容に、他テナントのID・大量の個人情報らしき
パターンが含まれる場合はブロックします。
- 送信先の許可リスト:カレンダー招待等の対外送信は、許可リストに登録された
ドメイン以外には送信できません。
- LLM呼び出しの予算制御:テナント別・日次でLLM呼び出しのトークン予算に
上限を設け、超過時は実際のAPI呼び出しをブロックします(誤動作による無制限のコスト
発生を防ぐ)。
- Computer Use(ブラウザ自動操作)のループ対策:セッションあたりの操作数
上限、および同じ操作が連続して拒否された場合の機械的なブロックを実装しています。
監査ログ
- 誰が(人間かAIか、AIの場合はどの実行単位か)・いつ・何を行ったかを記録しています。
- 人間による承認操作については、どの個人(APIキーに紐づくユーザー)が承認したかも記録します。
- 監査ログのUPDATE/DELETEはデータベースのトリガーで禁止しています(アプリのバグや、
アプリ用データベース権限が漏洩した場合の改ざんを防ぐ)。データベースの
スーパーユーザー権限があればこのトリガー自体を無効化できるため、完全な改ざん防止ではありません。
外部ストレージへの定期エクスポートは未実装です。
可用性・監視
- 死活監視・データベース接続確認・ディスク使用率の監視を自前で実装し、5分おきに確認しています。
- Postgresデータベースの日次バックアップ(7世代保持)と復元手順を整備し、実際に復元して
データが揃うことを確認しています。
- バックアップは本番サーバー上に保持するほか、日次で別事業者のオブジェクトストレージ(日本国外)へ
複製しています。サーバー自体が失われた場合でも、複製先から復元できます。
- 現状は単一のVPS上で稼働しており、マネージドデータベース・複数リージョンへの
冗長化は未対応です。
データの保持と削除
- アカウント削除の申請から30日間の猶予期間を設け、猶予期間中はいつでも取り消せます。
- 猶予期間経過後は、関連する全テーブルのデータを1つのトランザクションで完全に削除します。
開発プロセス
- テストスイート(本番相当のロジックに対する自動テスト)をCIで実行し、デプロイ前に必ず
green(全件成功)であることを確認します。
- 本番デプロイは本番用の環境変数・データベースを使い、テスト用の認証情報を紛れ込ませない
運用としています。CIとステージング環境の完全な分離(同一クラウド
アカウント内で独立したステージング環境を持つ運用)は未整備です。
未対応・既知の限界(正直な開示)
- Row Level Securityは未実装(上記参照)。
- Secrets(APIキー等の機密情報)は環境変数に直書きしており、SOPS/Vault等の集約管理は
未導入です。
- 第三者機関によるセキュリティ監査・ペネトレーションテストは実施していません。
- プロンプトインジェクション検知は正規表現ベースであり、意味的な理解による判定ではありません。
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llegie34.fhi09@gmail.com までご連絡ください。